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7月はじめの
・雨は一旦止んで、 翌日は晴れて暑くなる。 そしてまた昨日は 雨の1日だった。 フェンスに這わせた ゴーヤの蔓の 雨の雫が豆ランプみたい〜 雨上がりに紫陽花の花を見ながら歩く。 今年は特に名所を訪ねることもなく、紫陽花の季節はもう終わりかな〜 色とりどりの西洋紫陽花に混じって、ひっそりと咲く七段花。 幕末にシーボルトによりヨーロッパに紹介されたこの紫陽花は、一旦姿を消したかと思われていた。 楚々と咲く古来の風情に引き寄せられる。 7月1日の夜、祇園祭の吉符入りした京都の町を歩く。 雨上がりの人影も疎らな通りを歩いていると、鉾の会所の開け放たれた二階から、祗園囃子が鳴り響く。 暫しその音色に耳を傾けて空を見上げれば、張り詰めた雨雲の切れ間から一瞬、月が顔を覗かせた。 ほんの一瞬だった。7月1日、この日の閏秒、余分な1秒をこれにあてて保存しよう〜などと他愛もないことを考える。 京都では、この日から祇園祭の準備が着々と進められていく。 そしてこちらは昨夜の月。 今宵は十五夜、空模様はまた下り坂。
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