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嘘も貫き通せば真実になる、とすれば、その通りなのかも知れません。世の中には、そのような事実はいくらでもあります。たとえば、数十年前の運動の習慣のようなものであり、運動中の水分補給はしないということが通常であったのは事実です。また、うさぎ跳びの運動などを筋力強化としては、平気で行われていたのも、誰もそれは間違っているとは思いませんでした。
今になれば、とんでもないことであるわけですが、しかし、管理者の対応しているリハビリ(としていいのかしら?)の領域においても、やはり、明らかに間違っている常識が存在しているわけです。その最たるものが、前回の記事でも発信していますが、緊張の亢進という説明についてです。
筋緊張というのは、筋肉の緊張のことを示す概念ですが、緊張が異常を認めるものとしては、先天性のもの、後天性のものとして大きく区分できます。そして、中枢性の筋緊張ということでも、しばしば分類がありますが、脳、脊髄などで病変、受傷などの原因でいろいろな緊張状態が存在していることは、医療関係者であれば、教育がなされていることでもあります。
しかし、実際に、いろいろな区分をすることができる以上、本来は、もっと緊張状態ということは、科学的、数値として客観的に評価、分析が行われることができるはずです。しかし、リハビリに限らず、たとえば、介護保険上、リハビリの情報として、厚労省、国が提示しているような、いろいろの書式、様式、帳票の中であっても、特に筋緊張という項目については、これもまた、おざなりにされているのが実情なんですね。つまり、筋緊張などの状態ということは、誰もきちんと解釈さえできていないものとして考えるべきであり、評価そのものの方法論も確立していないと思うのが、正しいようにさえ感じております。
そして、そのことにより、リハビリなどでは常識になっていることですが、脳卒中により片麻痺の回復などのことになりますが、筋緊張の状態が大きく影響しているとされていることが、特に報じられるようなことがないまま、この業界は過ごしているという事実があります。
筋肉の緊張状態については、小児にみられるよう緊張の異常(先天性の疾患などなど)を認めるような状態と、成人で片麻痺を認めるような状態、そして、片麻痺のような症状はなくても、パーキンソン氏病のように特徴的な緊張状態を認めるもの、また、脊髄損傷などでの手足などに認められる緊張異常など、すべてを同じ尺度としてとらえることができません。同じ土俵の上で考えることはできないということになると思います。
しかし、リハビリだけでのこととしては申し上げませんが、筋緊張の異常ということでは、明確な区分もなく、その評価方法、結果の程度の示し方など、標準化された情報がなく、あるのはただ、教科書にあるような簡便なチェック方法程度しかありません。
そして、そうであっても、筋の緊張状態は亢進していくことが、片麻痺に限らずですが、教科書には説明があって、誰もそのことを疑おうとはしないままになっています。つまり、緊張状態ということ、筋緊張ということでは、片麻痺が認められている場合について(とは限らないとしておきますけど)、緊張が亢進していくものであるということには、そのこと自体、単に教科書に載っているという一般常識になっているだけのことであると思うわけです。生理学的な説明などはいくらでもあると思いますが、あまりにも緊張が亢進していくようなプロセスについての説明はお粗末なものでしかないと、個人的には思っております。
とにかく、医学的な教科書として数十年以上も普及しているものが、間違っている事象を説明し続けてきているとは、誰も思わないのは仕方ないことなのかも知れませんが、皆さんが眉唾に思われようとも、管理者にしてみれば、そもそも、片麻痺の方にいろいろな教科書の説明とは異なる結果を認めている以上は、管理者が絶対正しいとするわけではありませんが、教科書の情報そのものには、明らかにどこかにおかしなことがあるまま、過ごされているとしかできないわけです。
そして、このことが、誰も何も疑いを持つことでもなく、その情報をもとにしたリハビリ的な対応というものですが、ずっと何十年も身体に不自由、後遺症を持った人たちに行われ続け、今も連綿として受け継がれているということを、皆さんだけでも意識してほしいと思うわけです。
この記事は、この程度にしておきます。
では。
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