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小澤靴店

本日はアポをとった上で台東区鳥越にある靴屋さん、「小澤靴店」さんを訪ねてきました。
 
イメージ 1
 
外観。下町の中にひっそりと佇んでいます。
 
例によって早く着きすぎた私をご主人が中へと招きいれてくださいました。
 
中へ入ると椅子を勧められ、早速小澤靴店さんの靴の製法について写真を交えながらご主人が丁寧に説明して
 
くださいました。(その間にも息子さんがお茶を淹れてくれるといったナイスな連係プレイ)
 
その後は息子さんを交えての最近の靴の傾向や、製法の話。小澤靴店さんで扱っている革の話題などで話し込
 
み、私が今回作っていただく靴のデザインを考えている間、ご主人が「じゃあ足を測っちゃおうか。」と私の足を測
 
定してくださいました。(その間息子さんは私の靴を見て足の癖を調べていらっしゃいました)
 
足を測り終え、色々な足の癖を教えていただきました。(私の足甲は薄く、女性と同じくらいらしいです)
 
ちなみに私、今日は午後からお店に伺ったのですが、ご主人曰く「午後が足を測定するのには一番いい。」らし
 
いです。
 
たしか、人間が行動して足が膨張しているからだったと思いますが、すいませんぼんやりとしか思い出せませ
 
ん。なので既成靴を買いに行って合わせる場合も午後が良いそうです。
 
 
悩んだ末結局デザインは短靴のウイングチップに決定。革は黒のワインハイマーのボックスカーフ。
 
木型は削らず、既存の木型に修正をしていくやり方。(甲の薄さなどで木型を削る場合は木型買取で別途料金)
 
完成まで約3ヶ月、今から完成が楽しみ過ぎます。
 
 
その後は色々な道具の話や、過去に掲載された雑誌の特集などを見せていただきました。
 
そして恒例、ブログ用の写真をお願いして撮らせていただきました。
 
イメージ 2
 
こちら、記念に残してあった、カールフロイデンベルクの紋章。(カッコイイ)
 
こちらは銀ですが、さらに昔には金の紋章もあったそう。
 
イメージ 3
 
作業で使う、松脂を塗った麻糸と猪の怒り毛。(普通の体毛ではなく威嚇の時に現れる毛)
 
怒り毛は本州の猪は小さすぎる、毛根がついていないとダメ、馬の鬣のように一頭から少量しか取れない、使い
 
捨て、など重要であり希少な道具。
 
イメージ 4
 
戦前に作られたドイツ製のミシン。
 
アンティーク感全開ですが、小澤靴店さんでは未だ現役。
 
乗馬靴の一番長いところを縫う時に使用しているそうです。
 
流石、乗馬靴で有名な小澤靴店さん。
 
イメージ 5
 
そして尋常ではない数の木型。
 
実はこれで全体の三分の一。残りは地下室にあるそう。
 
 
いやー、本当に楽しいひと時でした。
 
松本靴工房さんといい、小澤靴店さんといい、何であんなに店内にいるとワクワクするのでしょうね。
 
童心に帰ったように心のそこから楽しい気持ちが湧き上がります。
 
ご主人や息子さんのあの人柄の良さと、仕事に対する紳士さ。
 
そして最後にご主人がつぶやいた「手抜きは一切しないし、出来ない。」
 
こんな心強い言葉は他にはありません。
 
本当に日本にこんな素晴らしい靴工房さんがあって誇らしい限りです。
 
 
 
 
 
 

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