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http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1847580,00.htmlより
欧州中央銀行(ECB)は、通貨”EURO”の綴りが多様化しないよう統制を計っている。そこに歯向うラトビア。自国の綴り”EIRO”での表記を強く主張している。
ラトビア政府は、EURO表記を自国の表記EIROに変更すると決定した。ECBと他のEU諸国はラトビアの主張に反対し、ラトビアはEU加盟国として2008年に、EURO表記をしなければならないと強く圧した。
しかしラトビア政府は頑なに主張を崩さず、必要あらばこの件を欧州裁判所に持ち込むとの主張。
ラトビア教育大臣曰く「このEIRO表記は、EUと自国の文化の両方の文化遺産を守る意味で大切だ。これは金融政策面でなく、ラトビアの言語文化面での問題であり、我々は自国言語を守らなければならないのだ。EUのモットーとは、多種文化を維持しつつ共存することであり、言語は特にその代表的な例ではないか。EUの幹部らは何て傲慢なんだ!言語は国のアイデンティティーの代表であり、これに弊害を加えるとは、深刻な結果をもたらすぞ」、とご立腹。
91年まで旧ソ連に支配され、学校などをはじめ大多数にロシア語強制され、危うく自国言語を失いかけたラトビアの人たちは、こういう言語問題に特に敏感だ。近年ではラトビア語復活のための運動も起こっており、人口の3分の2がラトビア語を話す。
ラトビア語は、インド=ヨーロッパ語系に属す。
「ラトビア語の綴りには伝統があり、”EU”という表記など存在しない。」と、大臣。
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噛み付いてますねーラトビア。せっかくEUに入れた次は、言語表記の主張をはじめました。
だいたい、ラトビアって日本人には余り馴染みがありませんが、正確にはどこなんでしょうか?↓
http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:LocationLatviaInEurope.png
この際ラトビアについて少し調べてみましたが、人口200万人強の小国、昔から他国に土地を占領されまくり(ドイツ、リトアニア・ポーランド、スウェーデン、ロシア)、苦い歴史を辿ってきました。
1995年に念願叶って独立し、2004年にはEUにまで加盟できて、目下躍進中のラトビア。もう二度と自国文化を踏みにじられることのないよう、言語を通じて主張したいってわけですね。ごもっともっす。
ただし、やはりEU諸国と共に外交やビジネスを行っていく点で、自国のシステムでEIROと表記したくても、結局統一でEUROシステムにしないと自分たちが大弊害を蒙るのは必然でしょうし、結局は便宜上EUROを使う企業が増えてくるんじゃないでしょうか?(役所はEIROでしょうが。)結局表記主張をしているということは、EUにその費用&作業を負担させたいってことでしょうが、本当に欧州裁判所にこの問題が持ち込まれたらどうなるのか、行方を見てみたいところです。
トルコが加盟したら、これどころの主張・騒ぎではないと予想されますが。
ちなみに、神戸の皆さん、ラトビアの首都・リガ市と神戸市は、姉妹都市らしいですよ。
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