避難場所

…のつもりで始めたこちらのblogのほうが、前のblogを凌駕しメインになりつつある…

全体表示

[ リスト ]

いや〜、まさか渡辺先生の小説について書くにあたって
「ネタばれ」と断りを入れることになろうとはね〜。
でも、最終回のラストの1行のお楽しみを、未読の方にバラすのは
やっぱ抵抗あるんですよね〜。
ミステリー色はほとんどないんですけどね…。

この小説は産経新聞に連載され、4月末日頃に完結したばかりです。
小説の大半は、主人公(中年の開業医)の妻が書いた日記、という、なかなか凝った設定です。
が、あくまで「夫が盗み読んだ妻の日記」という但し書きが必要になりますがね。
日記を盗み読むなんて、とんでもない夫ですね〜。
でももっととんでもないのが夫の設定でして、
開業医だから、かなり稼ぎがいいんだけど、それをいいことに
従業員の若い女性を愛人にし、マンションまで与えてる。
しかもそのことに、全く良心の呵責らしきものを感じてないようなんです。
しかもしかも、妻の方が旧知の大学教授とデートした部分を
日記で読んだときには「男は浮気してもいいけど女は家でおとなしくしてるべきだ!」
などと、とてつもなく身勝手な感想を持つ。
あまりにも極端なので「これはコメディとして読むべきなのか?」とさえ思いましたよ。
(でも筒井康隆の小説みたく、非現実的な設定が多数出てくるわけではないので、
やっぱコメディではないんだろうなぁ…)

まあ、少し真面目にこの小説を論ずるとすれば
(ていうか、渡辺先生の狙いはこちらなんだろうけど)
新しい夫婦のかたち、というか、そうゆうものについて考えていく小説、
ということだったんだと思います。
でも、夫婦生活を長く続けていく秘訣が
・仮面夫婦肯定
・浮気肯定
というのでは、う〜ん、どうなのかなぁ…。




(このあたりから、ネタばれっぽくなります。)



さて、この小説を図書館で少しづつ読み進めていくうち
「なんかおかしいなあ」と思う点が2つほど出てきました。
(1)日記というには、あまりにも力が入りすぎてる。
まるで自分以外の人にも読ませることを前提にしているようだ…
(2)夫のクリニックにスパイを飼ったり(笑)、愛人のマンションを突き止めて
乗り込んでいくような妻が、いくら夫が黙っているとはいえ、日記を盗み読まれていることに
全然気づいてないというのは不自然ではないか?

特に(2)については「もしや、もしや…」とず〜〜っと思いつつ読んでいたので
最終回のラスト1行を読んだ時には
「あ〜やっぱりね!」と大声を出しそうになりましたよ。
(図書館だったので、なんとか堪えましたが…)

閉じる コメント(4)

顔アイコン

「あじさい日記」の感想を読ませて頂きました。わたしより、深く分析的に、そして現実とも比較して読まれていと感心しました。わたしは単純に、「女性はもっと心が解放されていいのだよ」と応援している小説だと捉えました。女性よ輝け、男性も負けずに輝け。と言っているようにただそれだけを感じながら読みました。 削除

2007/5/5(土) 午後 6:24 [ 金木犀咲太 ] 返信する

顔アイコン

はじめまして。 この連載には、ムネヤケがしました。不倫も浮気も、仮面夫婦も小説内で好きに展開すればいいけれど、あまりにも結末がおそまつ過ぎて・・・。 しかもお互いに不倫してる夫婦なんて、新しくもなんともないと思う。

2007/5/9(水) 午後 0:17 [ - ] 返信する

トラバありがとうございました。ひょっとして、図書館で新聞のバックナンバー集めてまとめ読みなさいましたか?

2007/5/10(木) 午前 0:27 [ - ] 返信する

顔アイコン

遅くなりましたが、コメントありがとうございました。たくさん本を読まれているのですね。図書館もよく行かれているのかな。 削除

2007/5/14(月) 午後 8:01 [ ねぇ〜る ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事