・・の車窓から・・・

昨日都心は33度あったらしいのですが、ベトナムで鍛えられたからなのか、未だに暑いと思うことがありません・・・

2009 ベトナム

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ニャチャン到着

いよいよニャチャン駅に到着です。


時間は朝の5時半だと言うのに、もうカブ渋滞が始まってます。 夜は夜で、1時になっても
2時になっても街は賑わっているし、ベトナムの人って本当にパワフルですね。

ここで・・ ニャチャン駅の構造はちょっと面白いので、少しご説明しておきましょう。

イメージ 1

私の拙いイラストで恐縮ですが・・・ ニャチャン駅は本線からかなり離れた所に駅があり、停車
する列車は、引込み線のようなもので一旦駅へと向かいます。 停車した後今度は、本線へと戻って
来ることになりますが、その時、バックしたり、機関車を後ろに付け替えたり、と言うことはせずに、
市街地を1周ぐる〜っと廻ってきて、それで方向転換をして戻っていくと言う形をとります。

ヨーロッパのトラムでは、このタイプの方向転換を行う所も結構ありますが、長〜い列車が市街地を
使ってぐる〜っと廻ってくる、と言うのは珍しいかと思います。 なんとなく遊園地のSLが走って
いるような感じで、ちょっとコミカルですね。

ちなみに、動画開始37秒後、私が「あぁ、これがニャチャン駅か」と言ったあたりで、金網が見えて
くるかと思います。 その金網の向こうに線路が1本走っているのですが、これが、ぐる〜っと市街地
を1周してきてまた合流する、その線路なのです。

ベトナムには、こういう構造の駅が多いので、したがって、停車駅が増えれば増えるほど、所要時間
は飛躍的に伸びていきます(駅が本線からだいぶ離れた所にあることが多いので) そう言う訳で、
サイゴン→ハノイ通しの列車は29時間〜41時間と所要時間に大幅な開きがあるのだと思います。


空が暗いのは朝5時で明け切れてない・・ のではなく、どうやら曇天のせいですね。 ベトナム屈指
のビーチリゾート、ニャチャンですが、この空模様ではビーチに突撃! と言う訳にもいきませんね。 まぁ、今日1日どうするかは、駅に着いたら考えることにしましょう (友人には内緒でコッソリ
次の案は練ってあったのですが・・・)


イメージ 2
↑ 
写真は「サイゴン→ニャチャン」の乗車券です。 英語と数字表記なので、分かりやすいですね。
チケットの升目の左下の欄に、利用者の区分が書いてあるのですが「Foreigner」と言うのが面白い
ですね。 以前は、鉄道料金に、外国人料金(観光客料金)があり、今ではなくなったと聞いたの
ですが、その名残なんでしょうかね。 ちなみに、料金は、293,000ベトナムドンと言うことで、
約1,500円ですね。 これで、寝台料金等全部込み込みなので、安いですね。

ベトナム統一鉄道では、基本的に、乗車券は降りる際に改札口で回収・・・ ってことになるのです
が、「記念に欲しいなぁ」みたいな顔をしていると、係員さんが「そのまま行っていいぞ」と
ジェスチャーで示してくれたので、ありがたく頂戴しておきました。

ベトナムみたいな言葉の通じにくい国を旅していると、段々と自分が役者になっていく、そんな
気がしました。 最初はおっかなびっくりやっていた身振り手振りも、慣れてくると徐々に様になって
きて、最後は顔の表情まで交えて、表現力豊かにあれこれ示してた・・・ ように思います。

言葉が通じない国での、こういうやり取りって言うのも面白いもんですね。 通じるか通じないかの
ギャンブル感、通じた時の喜び、言葉を使わないだけにより一層鮮明なものになりますね。
時間は朝5時を回り、身支度も整った頃、自分達のコンパートメントをノックする音がしました。
もう夜も明けているので、それほど警戒せずに開けてみると、通路に車掌さんが立っていました。

ドアを開けると、私のことを指差して、いきなり「ニャチャン、ニャチャン?」と聞いてきたので、
私も釣られて「イエス、ニャチャン、ニャチャン!」と単語だけを並べてしまいました。 すると、
車掌さんは「OK」と言って通り過ぎてしまったので、おそらく、ニャチャンで降りる私達を起こしに
来てくれたのでしょう。 ありがたいことです。

身支度を終え、通路で景色を見ていると、再び車掌さんがやってきました。 今度は自分達の使った
シーツ・布団を畳みにきたようですが、その手つきの早いこと早いこと、名人芸か軍隊の訓練でも
見てるような感じで、アッと言う間にベットメイキングをして行っちゃいました。 ひょっとしたら、
自分達のいたベットにニャチャンから新しいお客さんが乗ってくるのかもしれませんね。何と言っても
残りまだ23時間もあるのですから。

動画は、まもなくニャチャン駅に到着するところです。 電車が減速しかけた頃、車掌さんはドアを
開け、ドアや降り口周辺を拭き、号車番号を表したプレートを掲げ・・ と大車輪の活躍です。
ドアの所で作業をしている車掌さんを見ると、ふと、中国の電車の車掌さんもこんな感じだったなぁ、
と思い出しました。


ベトナム統一鉄道に乗って思ったのは、車掌さんを含め、クルーの数が多いなぁと言うことでした。
自分の受けた感じでは、1車両につき2人くらいの割り当てがあるようで、その分、切符の拝見・
車内販売・案内等、色々行き届いたサービスを受けることができました。 もっとも、ヒマなときは
空いている席やベットに座って、遊んでいるようでしたが・・・


写真は、ニャチャン駅のプラットホームです。 プラットホーム上には、ずら〜っと商店が並んで
います。 時間は5時半ですが、早くもお店を開けているところもありました。 ただ、5時半だけ
あって、乗客の多数は寝ぼけ眼で、反応もいまいち・・・ のようでしたが。

イメージ 1
明朝は、午前5時前に目が覚めました。

旅行に出ている&寝台電車に乗っていると言う興奮、それと、5時半に下車するため5時過ぎには
起きていないといけないと言うちょっとした脅迫感みたいなものから、携帯の目覚ましが鳴る前に
自然と目が覚めていました。

ちなみに、目が覚めてすぐに見た景色はこんな感じでした。

パッと一目見て「あれ?」と思いました。 「明日起きたらこんな景色になっているだろう」と、
寝る前に想像していた風景とは違ったからです。

これから向かうニャチャンは、事前に調べたところによると「ベトナムきってのビーチリゾート」
みたいな触れ込みで紹介されていました。 ですので、この辺りからビーチリゾートっぽい雰囲気が
漂っているのだろう、と期待に胸を膨らませていたのです。

動画では、やや民家の集まった、ちょっとした集落っぽい所を通ってますが、この他、平原の中を
走ったり、密林の中を走ったり・・・ と、ただ、いずれにしても、ビーチリゾートっぽい雰囲気は
皆無で、相変わらず混沌とした、どちらかと言うと昨日のベトナムの延長線って感じの所を走って
いました。


ビーチっぽい雰囲気が漂って来ないのは、ひょっとしたら電車が遅れているせいかも? とか勝手な
想像をしたりもしたのですが、それは確かめようもありません。 一応、定刻5時38分着なので、
それを信じて、歯を磨き顔を洗い、出発の支度をすることとしました。

写真は、寝台車両、自分のコンパートメントです。
イメージ 1
サイゴン駅を出発し、車内の雰囲気も少しずつ落ち着き始め、自分達の寝る準備もあらかた済み、
あとはトイレに行くだけ・・ となったのですが、そのトイレを見て思わず笑っちゃいました。

そのトイレの写真が↓なのですが
イメージ 1

トイレは、ぼっとん式・・・ なのはいいのですが、穴が前方にあるだけで水が流れないんですよ。
まぁ、自分は小便だったので最初何とも思っていなかったのですが、ふと「男性の小便以外はどうする
んだろう?」と思いました。 で、よくよく見ると、奥の方にシャワーみたいなものがついているでは
ありませんか! どうやらこれを使って流せということでしょう。 自分の大をシャワーで流すって
言うのは、日本人にはちょっと抵抗あるなぁ、と思いました。 あと、自分の大は重量級だから流れる
のかなぁ?? と言う不安も (^^;  

あと思ったのが、どんだけ電車が揺れようとも、この「足場」から足を滑らせるようなことは、絶対
あってはいけない、とも思いました。

自分のコンパートメントに戻り、友達に「トイレ面白いから見てきてみ」と勧めると、友達も興味津々
トイレを見に行ったのですが、戻ってきて、泣き真似をしながら一言「絶句した」とだけ言って
ました。 自分、その一言を聞いて笑い転げそうになりました。



やがて、そろそろ寝ようかなぁと思って、布団に入ると、友達が小声で「ベット変わってもらって
いい?」と言い出しました。 「??」と思いながらも「別にいいよ」と快諾してあげると、どうやら
向かいのベットに「ゴッキー」がいたみたいです。

ベットを変わってあげ「まぁゴッキーくらいならいいか」と思って放っておいたのですが、「ただ、
あれが本当にゴッキーだと言う確証はないよなぁ。 こんな所だからムカデがいても全然おかしく
ないよなぁ」と思い始め、ちょっと不安になってきました。(自分、大のムカデ嫌いなんで)
で、探してみると、いましたいました、小さなゴッキーが。 「こんなんで大騒ぎするなよ」とか
思いながらも、せっかくなので、ティッシュで包んでゴッキーを外に持っていくことにしました。

あぁ、やれやれと思いながらベットに入り、この一連の出来事を振り返ってみると 「いやはや、
珍事の連続。 さすがベトナム統一鉄道、次から次へと色んなものを用意してくれるよ」 と
思わず笑っちゃいました。

そうこうしているうちに、電車はすっかりベトナムの郊外を抜けたみたいで、明かりはほとんど
見えなくなり、時々渡る鉄橋の、異様に長く続く音だけが「ここはベトナムなんだなぁ」と感じさせ
ました。 ベットの中で、熱くて長かった1日を振り返っていたつもりでしたが、気づいた時には、
すっかり夢の中に引き摺り込まれていたようです。

では、おやすみなさい。


イメージ 2
寝ているところを盗撮されてしまいました。
メガネは掛けっぱなし、読書灯は点きっぱなし・・ で、よっぽど疲れていたんだと思います。
それでも、荷物(特に貴重品)はしっかりと管理していた・・・ つもりです。

サイゴン駅出発

23時ちょうど、列車はニャチャンに向けて静かに発車しました。

電車内は、ホーチミンシティーの喧騒をそのまま引き摺ってきたかのような大賑わいですが、
客のいなくなった駅のホームは静まり返り、そして駅を出てからの車窓も思いの外静かなものでした。

サイゴン駅を出発してからの景色は、ホーチミンシティーのうだる様な熱気、そして寝台電車内の
賑わいとは全く正反対の静けさで、そのコントラストにちょっと妙な感じを覚えました。 まぁ、23
時を過ぎていれば、普通その静けさの方が正常なのでしょうが。

大抵、初めて行った国で、電車が動き出す時には、ワクワク感で胸一杯になるのですが、今回は、その
ワクワク感は半分で、残りは、妙な感じが占めていました。 疲れていたと言うのもあるのでしょうが。

静かに流れ行く車窓を見ていると・・・ なんだか自分がお祭り騒ぎに巻き込まれているうちに、
いつの間にか知らない世界に行っているような、いや行っているに違いない、そんな気がして
きました。 でもそれは、日本人の感覚に適った、自分達には居心地のいい、そんな所であるような
気もしました(ひょっとしたら願望だけだったのかもしれませんが)




寝台列車っていいですね。 普段なら考えるヒマもないような色々な(くだらない?)ことが頭の中を
よぎって。

まぁ、そうは言っても、いつまでも外の景色を見ながら感傷に浸っていてもしょうがありません。 
なにせ時間は23時を廻っており、いつ室内の電気を消すことになるかも分からなかったからです。

とりあえず、何枚か記念撮影をして、それから寝る準備にとりかかったのですが・・・ さすがは
ベトナム統一鉄道、そんなにすんなりと私達を寝かしてくれるハズもありませんでした。 事件(?)
はこの後起こりました。





イメージ 1

とりあえず、寝台車両のベットに座っているところを1枚。 今日が旅行1日目だと言うのにかなり
疲れています。 肉体的にも疲れてますが、それより気疲れの方が大きかったと思います。 ちなみ
に、Tシャツの胸のところが少し汚れていますが、これは、汗が乾いて塩になってしまったのです。

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