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彼氏は芸能人(16)1-2 ・・・マネージャーの驚き・・・ 私の名前は桜井理美(りみ)彼の名は鐘井誠 近い将来に大スターになっていく彼との恋愛を綴った。 これまでのあらすじ! 初めから読みたい方は⇒こちら 桜井理美と鐘井誠は恋人同士である。高校卒業と同時に理美は大学へ、誠はスターへの道を歩む。 1 年ぶりに里帰りした誠は、映画の主人公として、また映画の主題歌を歌う、俳優兼、歌手としてデビュー前であったが、映画の予告ですでに売れっ子スター以上の人気であった。 理美を心から愛する誠は、理美の気持ちに応えるように、理美の父昇、母里美の前で土下座し、理美との婚約をお願いし、了解を得るのだった。 真直ぐな誠の行動は、スター性もさることながら、ファンの心をより一層捉えて離さない。 地元のマスコミとのリハーサル的なデビュー記者会見を迎えるのである。 マネージャー ん?なに誠くん 社長ってこんなに柔らかかかったですか? そうねぇ〜有り得ないわね。 理美ちゃんがあまりに可愛いから浮かれてるんじゃない? あは!! 誠くん! はぃ、社長 これから忙しくなるとは思うが、その若さと情熱をなくすことなく頑張ってほしい。 はぃ、ありがとうございます。一生懸命頑張ります。 ところで・・・ はぃ、なんでしょうか、如月社長 うむ、理美ちゃんとの結婚式には、是非とも私を呼んでくれるのかな? あは! まだ、先の日取りも決めておりませんが、その日には是非ご出席をお願いしたいです。 心をこめてお願いいたします。如月社長 うむ、もちろんその時には必ず出席するよ。ブゥワッハッハ! マネージャー・・・ こんな社長みるの初めてだわ!どうなっているのかしら? マネージャーは思うのだった。如月社長は35年前にクリスタルエージェンシーを立ち上げ、持ち前の企画と実行力で一流企業へと育て上げた。日本全国にその名を轟かせたのである。 社長の厳しくも包容力のある姿に全社員が憧れと信頼を持っている。 めったに笑う姿など見たこともない。 その社長が、初めて会う、誠のフィアンセ理美に、まるで大切な孫を見るかのように、おちゃらけているのだ。 あり得ない!!本当にあり得ないわ!だけど・・・今私の目の前の社長は現実だし・・・ 冷や汗がたれ、苦笑いのマネージャーであった。 誠くんといい、理美ちゃんといい、この子たちはどんな星の下に生まれたの? マネージャーは誠との出会いから思い返すのだった。 オーディションは一次審査で全国各地域からの参加希望者をその地域で面接し、魅力があると思われる者だけが選ばれた。 実質、東京でのオーディションに選ばれるにはそれ相当の才能なりがなければ無理な話である。その面接会場に緊張もなく、審査員をうならせる、ひときわ輝くように存在する人間を見たのは初めてであった。 誠を初めて見た時の感想は、基本はなっていない。しかし、純粋であり、まるで人の心に問いかけるように突き動かす様は、熟練したプロのものとは違いまるで新しい春風!回りを巻き込んで行く。しかも暗黙の了解とされる彼女の存在を否定するどころか、「彼女のために立派な社会人になりたい」と堂々と言ってのけた誠の心が全ての審査員をうならせ、社長の耳にまで届く結果となったのだ。更には誠の歌声に驚くばかりであった。 なんて不思議な魅力の持ち主だと思った。しかし、東京での2次審査で更に驚いた。誠のアドリブの演技は、台本よりもさらに上をいったのだ。 台詞を覚え、その通りに演技をする若者や、うまいと思わせる若者もたくさんいた。 ところが、台詞も覚えておらず、しかし、内容的には台本よりも確かにおもしろく、人の心を魅了する内容がその中にはあったのである。台詞の指摘に誠の返答が、自分の彼女を守るためなら、と自然に出た言葉であったことに興味がわいた。 審査員の皆さんは、それ相当の経験を持つ、プロ中のプロだけにお願いしてあった。 そのみなさんでさえも、カルチャーショックのように光り輝く誠に驚いてしまったのだ。 いろいろな芸人、俳優、歌手を見てきた自分の目を疑った!こんな若者がいるなんて!と・・・ オーディションで優勝するのは一人、 如月社長は、残りの候補三人に、社の有能なマネージャーをつけ、優勝に向けてのアドバイスなどをするように命令。誰が誰につくかとなった時、いの一番に誠のマネージャーをさせてほしいとお願いした。 そして、今の誠になるまで、できうる限りの協力をしてきた。これまで経験した自分の術を誠の為ならばやってあげたい。仕事以上にそう思ったのも初めてであった。 そして、誠の言う、彼女理美。若いアイドルにしても、女優にしても一流になる素質充分な気質を持ち備えている。理美の言葉、理美の容姿、即合格ーーー!!と言ってあげたい。 心のつながりなのだろうか・・・。これほど純粋な二人に感動すらしていた。 更に、誠に対し、如月社長が一目置いた。そして、今理美に対する社長のおちゃらけぶりだ。 我が社はこの二人の影響で大きく飛躍する!・・・と確信するのだった。 そのためにも、誠を育てなければ・・・マネージャーは己の直感に素直に喜ぶのであった。 如月社長は、理美に質問しては感心し、誠の事を聞いては喜んでいる。 その社長の笑いが、まるで子どものようにも見えた。 社長、そろそろ記者会見の準備を・・・時間が・・・ おお、そうだったな。。。 さて、誠くん、理美ちゃんも一緒に同席するといい。 えぇ、私もですか? 大丈夫、理美ちゃんへの質問などはこちらで抑えておこう。 今のマスコミは混乱している。何を書くかわからんからな。ワハハ 誠くん はぃ、社長 君らしく、これまで同様で構わん。思い切り答えてやりなさい。 アハ、 華彩マネージャー、それでいいだろう。 だ、大丈夫でしょうか? 私が許す、思いきりいきなさい! わかりました。・・・社長がこんなに笑顔になるなんて・・・まいっちゃった。汗 いざ、記者会見場へ ホテルの支配人が廊下で待っていた。また10数名の警備も一緒であった。 w、ものものしいな。。。誠も理美もびっくりしていた。 会場はすでに100社以上のマスコミ関係者で埋まっている。 わぁーすっごぃな。 誠大丈夫? ああ、理美、理美が側にいることで、俺なんも怖くない。緊張もないよ。 へぇ〜そうなんだ。私足が震えそうだよ。 理美、大丈夫だ。俺がいる。どんな時でも俺が理美を守るから。 うん、 この子たちの心ってどうなってるのかしら?ちょっと焼けるわね・・・ 華彩マネージャーは思った。(笑) (16)2-2へ続きます。
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