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彼氏は芸能人(18)1-2 ・・・・・・ 私の名前は桜井理美(りみ)彼の名は鐘井誠 近い将来に大スターになっていく彼との恋愛を綴った。 これまでのあらすじ! 初めから読みたい方は⇒こちら 桜井理美と鐘井誠は恋人同士である。高校卒業と同時に理美は大学へ、誠はスターへの道を歩む。 1 年ぶりに里帰りした誠は、映画の主人公として、また映画の主題歌を歌う、俳優兼、歌手としてデビュー前であったが、映画の予告ですでに売れっ子スター以上の人気であった。 理美を心から愛する誠は、理美の気持ちに応えるように、理美の父昇、母里美の前で土下座し、理美との婚約をお願いし、了解を得るのだった。 真直ぐな誠の行動は、ファンの心をより一層捉えて離さない。北海道での仕事の打ち合わせのはずが、地元のマスコミとのリハーサル的なデビュー記者会見を迎え、更には大勢のファンとの握手会へと変わり、その中で堂々と話す誠がいた。 ・・・北海道大好きです♪・・・ 何やら、本社ビルの前に階段の段組みがそろっていた。テレビカメラも、カメラマンも数名いる。 しかし、マスコミ風ではあるが、取材の記者とかではないようだった。 社長上泉信彦は誠が車から降りるのを待っていた。華彩マネージャーは誠に合図を送りながら上泉社長へと歩いていく。 お久しぶりです。上泉社長 華彩マネージャーオーディション依頼だねぇ〜相変わらず美しい。 えっ!オーディション?・・・誠は思った・・・ いえいえ、嬉しいお褒めの言葉に感謝いたしますわ。 誠くんか。 はぃ、今日はお招きありがとうございます。よろしくお願いいたします。 お隣の女性は、今日の朝刊の婚約者かね。 えっ、朝刊!!すいません。まだ見ていませんが、昨日婚約しました、桜井理美です。 理美と申します。よろしくお願いします。 おお、写真よりもずっと美しい。いやはや、これほどとはな・・・わはは まぁ、時間もありませんのでオフィスへどうぞ。 華彩マネージャーは思った。(あいた、ここの社長も理美を見ただけでおちゃらけそうだ!) マネージャー、オーディションってさっき言ってましたけど・・・ あら、特別審査員の一人よ!知らなかった? えぇーーーーーーー!!! まぁ、その説明は後でね。 応接室に通された誠と理美、マネージャーはあらためて社長と握手を交わす。 誠くん! はぃ、上泉社長 映画は先に見させていただいたよ。素晴らしい出来栄えだった。この何十年映画で涙したことなどないのだがな・・・年をとってしまったかなと思ったくらいだ。 ・・・(上泉信彦)通商では鬼の上泉と言われ、真っ向勝負を好む。商売の裏表ない正当性でこの業界を引っ張ってきた中心人物である・・・ あの・・・上泉社長 なんだね? オーディションの特別審査員だったそうで!? これ、誠くん! あ、あ、その・・・ まぁまぁ、あれだけの人数がいたらわからんだろうよ、マネージャー。わはは 誠はふと思い出した。 あ、舞台から見て、たしか右端の来賓席のような場所からひときわ大きな声で高笑いをしていた人だ。 机をたたいて笑っていた方では? おぉ〜、あんな大場面の舞台から緊張もせず、会場を見まわす余裕もあったのか?その通りだよ。よく覚えていたな。うーん、マネージャーこりゃ我々の予想をはるかに上回ったツワモノかもしれんな。 はぃ、上泉社長、如月社長もそのように申しておりました。 そうか、如月もそう言ったか。わはは、さすが同期だけのことはある。あいつの先見の明で失敗を見たことがない。ついでに、ここへ遊びにくればいいものを・・・忙しいだろうな・・・ ・・・と昔を思い出すようにほくそ笑む上泉社長であった。その顔を見ると初めて会う気がしなかった誠だった・・・ しかし、ここでびっくりしたのは、誠くん、君の婚約者の理美ちゃんだな。 えっ!・・・頬がピンクになる理美だった・・・ 美しい、光る原石とはこの事をいうのかもしれん。 上泉社長!! あ、すまんすまん、思わず見とれておったわ!ワハハ 華彩マネージャーは思った。。。この調子じゃ、トップはみんな壊れていくわね・・・ コンコン、ドアが開き 社長、天音裕美さんが到着しました。 おお、そうかそうか、みな自己紹介が必要だな。ぅんぅん。 ・・・天音裕美は5年前に女優としてデビュー、大河ドラマ、サスペンスなど多くの主演作に主役で出演、その人気は若者からお年寄りまで幅広い人気をもつ。得意はピアノで時に作曲なども手掛ける。・・・ 応接室に通された天音裕美は、軽いジャージ姿であったが見る者があこがれるような気品が漂っていた。 お久しぶりです上泉社長 うんうん、よく承諾してくれた。久しぶりに見るが、相変わらず綺麗だのう君は! お世辞は結構ですから・・・ ワハハ。。。二人とも笑っている。 ささ、紹介しよう、天音くん、今新人ナンバー1の鐘井誠くんだ。隣は婚約者の理美ちゃんじゃったな。 はぃ、鐘井誠です。よろしくお願いします。桜井理美です。はじめまして・・・ 天音裕美です。テレビで映画の予告見ました。久しぶりに感動して泣いちゃった。誠さんの声も透き通るようで素敵でした。会えて嬉しいです。そして仕事が一緒にできるなんてラッキーです。 あ、あは、そのように言われると恥ずかしいです。天音さんこそ、素敵ではつらつとした演技に驚きでした。マネージャーに何度もあなたの主演するドラマや映画を見せられましたよ。すごく勉強になりました。 おや、二人ともすでに知り合いかね? いえいえ、互いに画像では知っているみたいなものです社長。マネージャーは答えた。 そして、あなたが誠くんと婚約された理美さんね。すごく綺麗だわ。ぅーん悔しい。 はぃっ!? これからでも、遅くはないと思うけど、私、あなたがいなければ、誠くん奪っていたわよ。 えぇっ!! あはは!!冗談よ!冗談! 華彩マネージャーは、「(遅くはない!)あぶない、この子本気だわ・・・」と感じるのだった。 さて、自己紹介も終わっただろう。 仕事の話だが、コマーシャルについては、君ら二人が我が社の社員全員と一緒になってアピールするところから始まる!残りは東京での簡単なロケで終了だろう。あとは監督やらに任せてあるからよろしく頼みます。 時間もない、さっそく向かってくれますかな。 はぃ、ハィ! 天音裕美、鐘井誠の二人は係員の案内で本社ビル前に設置された5段に分かれた設置物の先頭に向かう。玄関前から上泉社長、華彩マネージャーと一緒に見学する理美であった。 ・・・天音裕美はなぜあんなこと言ったのだろう、よくわからないままロケのにぎわいに、その事をあまり考えないようにしようと思う理美だった・・・ さすがに天音裕美である、社員の注目を集め陽気な笑いを誘うのであった。そして、誠の登場に、さすがに女子社員の声はすさまじかった。キャーキャー こ、声が聞こえねぇぞ・・・そう思いつつも笑顔で手を振る誠だった。 そして、セットの上段に位置する男性社員たちは、なぜか皆社長の方向を見ている。 いや、理美を見ているのだった。(すっげー可愛いよな!あんな子がいるんだ。生きててよかった!などなど・・・鐘井誠の婚約者だってよ!、えぇーそりゃないぜ、だけど綺麗だなぁ〜) ほら!上段の職員のみなさん、ちゃんと前を向いてください。 裕美と誠が交互に会社をアピールし、全社員と一緒に笑顔でスマイル!といったところであろうか。編集でいくらでも視聴者に好感のもてるようにできるとの説明を受ける理美だった。 誠は本番に入る前の社員との話しの中で、わずか5分の間にその才能をいかんなく発揮した。
「こいつ、マジですごぃな!ああ、男から見てもすげぇと思うぜ」これじゃ女子はイチコロだ。でも、絶対応援したくなるぜ!」若い男性社員までもが誠の男らしさと魅力に感じざるを得ないのであった。 |
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