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彼氏は芸能人(22)1-2 ・・・理美の思い・・・ 私の名前は桜井理美(りみ)彼の名は鐘井誠 近い将来に大スターになっていく彼との恋愛を綴った。 これまでのあらすじ! 桜井理美と鐘井誠は恋人同士、高校卒業と同時に理美は大学へ、誠はスターへの道を歩む。 1 年ぶりに里帰りした誠は、映画の主人公として、また映画の主題歌を歌う、俳優兼、歌手としてデビュー前であったが、映画の予告ですでに売れっ子スター以上の人気であった。 理美を心から愛する誠は、理美の気持ちに応えるように、理美の父昇、母里美の前で土下座し、理美との婚約をお願いし、了解を得るのだった。 真直ぐな誠の行動は、ファンの心をより一層捉えて離さない。北海道での仕事の打ち合わせのはずが、地元のマスコミとのリハーサル的なデビュー記者会見を迎え、更には大勢のファンとの握手会へと変るのだった。 北海道では女優の天音裕美と初対面する。天音は誠を映画の恋人同士に見立てた想像から誠への恋心を持っていた。だが、理美との婚約を知り、嫉妬から演技で誠にアタックするのだった。しかし、天音は誠に見透かされ本当の気持ちを打ち明けるのだった。一方桜井家、鐘井家はマスコミ、友人、知人あらゆるところから電話やメールが入りパニックに陥っていた。 華彩マネージャーは理美の容姿に遊び心も加わり、理美の本来の姿を社長へ見せようと画策し、衣装、髪型、靴まで全てを揃えさせ、社長室へと乗り込むのだった。 初めから読みたい方は⇒こちら ・・・社長が壊れた・・・ 華彩マネージャーは秘書たちにこれまでの経緯を説明しつつ、しかし、遊び心とはいえ、これほどまでに美しくなった理美に嫉妬すら感じていた。・・・私も理美ちゃんくらい綺麗だったら・・・オョョ~~ どうしたんです、華彩さん!・・・秘書たちは華彩のおちゃらけた顔にびっくりするのだった・・・ あら、なんでもないわよーーーあはは。。。 その頃理美は社長のおちゃらけに笑いがとまらなかった。・・・ 理美ちゃんや、 はぃ、如月社長 君の美しさは最初に出会った時でわかっているつもりだったが、これほどまでに変わってしまうと天皇皇后様とお会いした時と同じような緊張を覚えてしまうな。 えぇーお会いになられたんですか? うむ、まだまだ発展途上だった頃の話だがね、芸能における祭典が催された時の事だ。 是非ご出席をということでご案内を差し上げたのだが、なんと!ご出席の通知が宮内庁から直通で連絡があってね。そりゃ素晴らしい連絡に社内も大喜びで万全を期した計画が練り直されたことがったのだよ。警備どころか、警察も動員、SPまで一箇所に集まってその計画がなされたんだね。 へぇ〜、なんかすごい事になっちゃったんですね。 うむ、それで祭典が始まる前に皇后両陛下を案内する役目として代表の私が案内したんだが、そりゃ貴賓あふれた素晴らしいオーラのようなものを感じたものだよ。さすが一国の天皇であると私は尊敬の念を忘れたことはない。また、このような素晴らしい経験をもったのもその時が初めてのことだ。 如月社長さんも緊張とかなされたりするのですか? もちろんだよ。わはは。私も人の子だ。経験を積み重ねて今があると言ってよいだろう。 そうなんだ、本当はとても怖い人なのかなって心配していました。 あ、そりゃないぞ、理美ちゃんや。わはは まぁ、会社を経営する上では厳しくもあるのは当然のことだが、私は社員を家族と思っている。 中には独立するものもおるが、それは巣立つ息子や娘のようなものでガンバレとエールを送っているよ。その事については重役や役職者に徹底しているつもりだ。あはは わぁ〜すごぃですね。きちんと目標を立てて人を動かす采配とかいろんな能力が必要になると思うのですが、それはやはり経験が積み重なってのものになるのですか? おや、君はおもしろい事を聞くね理美ちゃん。 えっ、すいません、お気に触りましたか? いやいや、そうじゃないよ、私の前にきてそのように素直に聞かれる人がいなかっただけの話だ。しかも、職種的には特殊でもあるから皆一様に緊張して言葉ではなく文章の読み上げで取材や聞き取りをするようだな。ところが、君は緊張よりも楽しんで見える。 如月社長、私はまだ19になったばかりでそのへんの気の使い方などはわからないです。すみません。 あはは、謝ることじゃないんだ。君のおしとやかな性格と言葉使いに喜んでの話だよ。 よく来てくれたと、まずは礼を言っておこう。その上で、先ほど話した私の方が理美ちゃんの変身ぶりに緊張しているように感じることを不思議に思っているのだよ。いやはや、本当に美しい! 理美はうつむきながら頬がさらに紅くなるのを感じていた。 如月社長、もう褒めないでください。私恥しいだけですから・・・ わははーーーーそうかそうか・・・わはははは 私が言っても仕方ないかもしれないが、理美ちゃんや はぃ、 そこの等身大が映る鏡がある。そこへ立って自分を見てごらん。 え、今ですか、 おお、遠慮せず見てごらん はぃ。 ・・・理美はスタスタと歩き鏡の前に立って自分を見た。 えっ、こ、これ私ですか・・・ ・・・理美は化粧をされ衣装に着替え社長室へ来るまで鏡を見せてもらえなかった。その答えが今明らかになっていくのだった・・・ 如月社長・・・ わはは、自分でも驚いているようだね 私、私・・・ そうだよ、それが君だ 輝くオーラを持つ原石だけがその姿をあらわにしたとき、それはそれは天国の天使のように美しい存在として輝くのだ。そんな君を見抜いてマネージャーが悪戯をしかけたと言う事だろうな。わははははは・・・・ これは誠が見たらひっくり返ってしまうだろう。しかし、誠くんの目も確かだな。 その時、秘書室からの連絡が入った。 社長、そろそろお時間が・・・ いや、すまんが今日はキャンセルを入れてくれ、急用が入ったと言ってな。 はぃ、承知しました。 それとな、 はぃ、 今日はこのまま時間を自由にしてくれんか。大切なお客様だ。そのまま最後の日程に向かう。 はぃ、わかりました。そのようにいたします。 え、如月社長、お仕事では?? まぁ、まぁいいんだ、理美ちゃん。仕事といってもあと数時間しか残っていない。 年を取っても、誠くんの婚約者をエスコートできぬほど老いぼれてはいないつもりだ。 今日は君たちへのプレゼントがあってな。 えっプレゼントですか?私にプレゼントなんてとんでもありません。 受ける理由がありませんから・・・ わはは、そう言うとは思っていたよ。それで言うなら、飛躍的に伸びた業績に対する誠くんへのお礼ということにしようじゃないか。な、理美ちゃんや。 それは・・・ わはは、気にすることはない。 誠くんも仕事が終わり次第呼び寄せよう。 え、誠も一緒に! おおそうだよ、もちろんじゃないか。嬉しいかね はぃ、とても嬉しいです。如月社長ありがとうございます。 わはは、理美ちゃん、君に喜ばれると私も幸せを感じるな。わはははは ・・・社長の大きな声は華彩マネージャーや秘書たちにも聞こえるのだった。・・・ 本当だ・・・社長、おかしいかも・・・ そうよね、これまで社長が一人の人とこれだけ大笑いして長話なんて初めての事だわ。 これは、天地異変の前触れかも・・・ こら、 頭をたたいて、・・・それは言いすぎでしょ!・・・ あは、すいません まぁ、社長も予定を考えての事だから、みなさんそのように手配しておいてちょうだいね。私次の予定通りに行動しますから。お願いよ 了解しました。・・・全員が一斉に声を出すのだった。・・・ 如月社長、理美ちゃん、そろそろ出かけましょうか? おお、さすが華彩くん。ありがとう。 あは、如月社長、ほほが・・・ ん?・・・頬がなんだね?何かついてるのかな? いえ、ゆるみすぎです。。。 あ、そか、そうか!!!わははははははははは・・・ 理美はその笑い声に一緒になって笑うのだった・・・ 華彩マネージャーは・・・天下泰平ね・・・今日は仕事になりそうにないわね。・・・あは その頃、鐘井家、桜井家では、ようやく電話がおさまってきたようであり、両家とも食事をしているところであった。 理美の母里美は昇に、 お父さん、もしかすると理美まで芸能界に入っちゃうんじゃない? ぅ〜ん、有り得ないことでもないな。 なによそれ、 え、それって? 娘が芸能界に入ってもいいの? いいの?っていっても、決めるのは本人だろ。 親として反対しても、本人が決めることじゃないのか? え、そ、そりゃそうかもしれないけど・・・。 だろ、今更心配というより、無理のないように支えることしかできないだろ。 でも、あなた寂しくなるのよ、いいの? それは・・・ ほら、理美がいないと人生が終わったみたいな顔する人がよく言うわね あは、そこまで言うなよ 俺は父親としてはそうかもしれないが、二人の娘なんだからいいじゃないか。 そして、俺が唯一側から離れたくないのは、里美、お前だからな・・・ ・・・そう言って、あんぐりとごはんを口にする昇であった・・・ それを聞いた里美は、さらりと言ってのけた昇をみながら お父さん、ありがとう。。。 もうひとりつくりましょうか・?・・・? ・・・と言ったとか・?言わなかったとか???・・・ 彼氏は芸能人(22)2-2へ続きます。
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こんな夢のような事ってあるのかな( ̄▽ ̄)ナイス!
2012/10/3(水) 午後 4:28 [ hop bee ]