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彼氏は芸能人(27)1-2 私の名前は桜井理美(りみ)彼の名は鐘井誠 近い将来に大スターになっていく彼との恋愛を綴った。 これまでのあらすじ! 桜井理美と鐘井誠は恋人同士、高校卒業と同時に理美は大学へ、誠はスターへの道を歩む。 思わぬ婚約パーティーになった二人は支え合う喜びとみんなへの感謝を心からお礼をした。誠と理美の心はこれまで以上に互いの愛を確認しあうのであった。 ・・・ショッピングや食事と、遊びに出かけることにした誠と理美ではあったが、どこへ行くとかの計画もないままの行動であった。・・・ ガラガラーーー「効果音」(笑) へぃ!いらっしゃーぃ! いらっしゃいませぇ〜〜! わっ! 誠くんに、理美ちゃん!! えっ!何ーーー!!! 店主、店員含め、お客さんまでが一斉に驚いた! 食堂の玄関前で、みんなの驚きに立ち止まった二人だった。 おお、タクシーのまさやんが言った有名人って、誠くんに理美ちゃんだったのかい! 嘘だろーーーーーーーーーーーーーーーーー!! あは、理美も誠も硬直した! ささ、おケイ!案内して奥の席つくってやんな! うん、まかして! 理美さん!こっち、こっち! 友達感覚なお店である! 変に気をつかうこともしないですみそうだ!誠は思った・・・ 奥の座席とはいっても、大衆食堂だけに玄関からも丸見えである。・・・ よっしゃ、せっかくだから腕によりをかけて作らせてもらうぜ!おふたりさん何がいいかな! 誠は、メニューにある「こうちゃん定食」をください!即答した。 理美もそれでいいか? うん、誠と一緒でいい! おっしゃ、いいところに目をつけたぜ!お客さん!まかせときな! ・・・すると、他のお客さんから、「こうちゃん、今日はやけに威勢がいいじゃん!」と声がかかる! あたぼうよーーおめえらと違ってこんなに可愛いアベックが来てくれたんだぜ!しかも芸能人だ!威勢もよくならぁな!わはは ・・・店の客も一緒になって大笑いだ!・・・ 誠も理美もなんて楽しいとこだろうと思うのだった。 ・・・さらに出てきた料理に驚いた!とんかつ、白身魚のから揚げ、刺身、だし卵、味噌汁、サラダ・・・とボリューム満点だが、量の配分が見事!綺麗にまとまった料理だ。 誠はとんかつから、理美は味噌汁から、 二人は、おぃしぃー!の一声! これうまい!、 わはは、嬉しいねぇーーーその声だけがオイラの楽しみなんだよ!ありがてぇこった! こうちゃんさん、ありがとう!おいしいです。 おぅ、ゆっくり食べてってくんなよ! はぃ、 ・・・二人は「おぃしぃ、おぃしい」と機嫌よく食べるのだった・・・ 一通り、食べ終わった後、水を飲んでいる誠と理美・・・ 従業員のおケイが二人にお願いするのだった。 すいません、この色紙にサイン書いてもらえますか? 誠は、普通のサインですが、いいですか?二人で書きますから!・・・と聞くと! わ、理美ちゃんのももらえるの?嬉しい、是非お願いします!・・・と返事がかえってきた。 ・・・二人とも落ち着いて、ゆっくりと名前を書いていった・・・ わぁ〜綺麗な字!お願いして良かった!ありがとうございます。・・・喜びでぴょんぴょん飛び跳ねるおケイであった・・・ ・・・このサインがもとで、のちのち商売繁盛の材料売り切れごめんの有名店へと様変わりするなど誰も思わないのである・・・ ・・・元々味に自慢のあるこうちゃん大衆食堂は味だけで地元の人気は抜群であった。タクシーまさやんの仲間もよく食べにくる場所である。それが、昼職時には先着50名までになってしまうとは考えもしないだろう。時間も関係なく、わざわざすいている時間まで食事をせずにくるお客さんでいっぱいになるのだ・・・ ああ〜おいしかった。腹いっぱいになりました。ありがとうございます。 ・・・誠は理美と支払いをすませようと立ち上がる・・・ まちねぇー今から外に出たんじゃ、タクシーひろう前に近所中混乱するんじゃねぇかな?あはは まさやん呼ぶから迎えにきてもらいなよ。 えっ、そうですか?すいません、お願いしてもいいですか? ああ、ちょっと待ってな! ・・・携帯からまさやんに電話をすると、もしかするとと思って近くで待機していたようで、1分以内に店の前につけると言ってきた。・・・ あはは、誠さん、理美ちゃん、外にすぐつくってさ! 今なら大丈夫だ!安心して帰れるから! 料金を払い、ドアを開けると、まさやんの待つタクシーが到着していた。・・・が・・・ Σ(゚∀゚ノ)ノキャーーΣ(゚∀゚ノ)ノキャーΣ(゚∀゚ノ)ノキャー 女子高生や近所の人までごった返しでまわりに集まっているではないか! あちゃぁ〜〜!遅かったか!こうちゃんは叫んだ! わりぃーな、みんな、急ぎで戻るんだとよ!忙しい二人だ、道を開けてくんないか!たのまー 近所の人たちは群がる女子高生の前に立ち、両手をひろげて通り道を開けてくれるのだった。・・・ わりぃー、ありがとうよ! ささ、タクシーに乗んなよ!気をつけて帰るんだぜ! こうちゃんさん、ありがとうございます。・・・理美はお辞儀をして礼を言うのだった。 そんな、いいってことよ!時間があったらまた来てくれや。歓迎するぜぃ! 誠も理美も笑顔でお辞儀をし、まわりで手を振るファンのみんなに大きく手を振りながらタクシーに乗り込んだ。 その時、華彩マネージャーからの電話が鳴った。 誠くん、今どこにいるの! え、ここってどこでしょ? えぇー!マンションから出てるのね! はぃ、食事を終えて、今タクシーに乗ったところです。 そう、わかったわ、迎えをよこすから、運転手さんに代わってもらえる? はぃ、わかりました。 華彩マネージャーは運転手まさやんに、場所を指定して向かうよう頼むのだった。・・・まさやんから携帯を返された誠は、華彩マネージャーに・・・ こら、誠! はぃ!わ、怒ってる?もしかして・・・ 当たり前でしょ!出かけたいなら出かけたいと一言連絡してちょうだい!何がおこるかわからないでしょ! この際だから言っておきますけど、あなた一人の問題じゃないのよ。もっと自覚して頂戴。 ましてや、理美ちゃんが一緒なのに、あなただけでも大変なことになるのよ。理美ちゃんを守りきれるの! マンションの中なら安心だけど、外へ出ると、もう有名人なんだからみんなパニックになるじゃない! そ、そうか、すいません。変装もしたんですけど・・・ 甘い、甘い!変装なんてすぐバレるから!帽子にサングラスなんて本人だってばらしてるようなものじゃない! えっ、なんでわかるの!? 情報が入ってきたのよ!ショッピングセンターの支配人からもお礼の電話があったわよ!品川から二人でよく無事に駅まで何事もなく行けたものだわ! あは、全部バレてます? こら!笑い事じゃない! す、すいません・・・ タクシーは最寄り駅から二つ越した駅へと向かっていた。 まさやんさんでいいですか? おぉ!いいともよ! 二つの駅を超えるってどうして? なんかね、あんたのマネージャーかい?その人が最寄りだともうバレてるんで二つ飛び越したとこへ来てくれって言われたんだよ。そこにジャスティーバーっていうBARが向いの角にあるからって! そうなんだ!汗 理美も誠も冷や汗をかいてしまう・・・ 遠目に見える駅周辺は人だかりでいっぱいだった。女子高生から婦人の皆さん、男の子たちも大勢いる! わっ!これは危なかったかも! あはは、有名人は大変だな!わはは その笑い声に釣られ、誠も理美も一緒になって笑うのだった。・・・ さぁ、ついたぞ、! 店の前に着いた。華彩マネージャーはすでに店の前にたっていた。 華彩マネージャーはまさやんに料金はこちらで払いますからと言って払うのだった。
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