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【You can count on me】 ケネス・ロナーガン監督 ローラ・リニー、 マーク・ラファロ出演

地味だけど、いい映画をみました。
数年前のサンダンス映画祭で話題になり、kazさんのブログでもほめられていた
映画なのですが。
しみじみとした作りで、しみじみとした感動を得られます。

スペクタルものではないこういう映画が、私は好きです。
ラストシーンには、何度みても鬼の目(私の目のことじゃ)からあたたかい涙がこぼれるのでした。。。

(あらすじ)
子供のころに両親を事故でなくした、サミーとテリーの姉弟。
姉のサミーは長じてシングルマザーとなり8歳の息子ルディを懸命に育てながら
田舎町の銀行につとめている。
かたや弟のテリーは故郷を離れ、定職にもつかずアメリカ各地を転々とする有様。
テリーが久しぶりに帰郷し、会うことになった姉弟だったが。。。

(感想)
ずばり姉弟愛の物語です。
それと同時に、人と人との、信頼関係というものを描いた作品だと思いました。

いやな上司、やさしい恋人、無責任な過去のオトコ、相談相手の牧師
などの他者を絡めながら
この姉弟の関係はえがかれています。

両親を事故で突然亡くし孤児になった二人が
どのような幼年時代をすごして大人になったのか、
映画ではくわしく描かれていません。

でも、二人が苦労したということ、
そしてその苦労を姉弟でわかちあってきたのだということ。
大人になった今でも、固く結ばれていた二人の絆は、境遇が変わってしまってもそうたやすく
壊されるものではないということ、
そういうことを感じました。

ローラ・リニーふんする姉のサミーは
堅実でしっかりものです。
あるいは
堅実でしっかりものであろうと努力している人間というべきか。

過去に「二度と会いたくない」ような男性との間に
子供をもうけてしまうのですが、
シングルマザーとして今はその子を懸命に育てています。

そして大人になってもふらふら行き先の定まらない弟を
心配しているのですが、うまく伝わらなくて、口をひらけば激しい批判になってしまいます。

マーク・ラファロふんする弟は
よくできた姉からの小言に面食らいながら
故郷の田舎町にうんざりしながら
ときおり考えなしの行動をとって失敗しながら、
それでもなんとか暮らしている男性。

彼は姉のような硬い信仰心もなく、
今を生き延びることで精一杯のような有様なのですが、
その実、彼は自分にとっての【根(ルーツ)】、何が自分にとって大切なのか、ということを
ちゃんとわかっているのです。

「あてにしていいのよ」
このタイトルを見たとき、私はてっきり、
だらしない弟をみまもるけなげな姉の話、と
はやとちりしていたのですが、
あにはからんや。

弟は時として姉を支える存在だったのですね。
二人は、血をわけたきょうだいとして、
互いが互いに支えあっている関係だったのです。

しっかり者に見えた姉は実はかなりもろいところのある人物でした。
過去にひどい男性と関係してしまったこともあり、
そこから学んだかと思いきや、
再び、あてにならない男と関係を持ってしまいます。
彼女のことを愛してプロポーズしてくれる男性がいるにもかかわらず。。。

どんな人間も完璧ではない、ということを
この映画から感じ取りました。

完璧でないがゆえに、欠陥をもつがゆえに
互いに求め合い、支えあい、頼りにしあうのだということ。

ローラ・リニーは私の好きな女優さん(ラブ・アクチュアリーでも弟思いの姉を演じてた)
なのですが、この作品でも
とてもナチュラルな演技で、
現実にどこにでもいそうな姉を演じています。

すごくリアリティのある話でした。

マーク・ラファロ(これまた私の好み)は、
できの悪い弟、というにはあまりにハンサムで
思いやりのある人間を演じています。
彼のしでかした衝動的な行為にもかかわらず、
彼のような弟がいたらいいな、と
思ってしまいました。

ひどい上司を演じるマシュー・ブロデリックも
なかなかいい味だしています。
かつての美少年はとっちゃん坊やになってしまったのですね。

サミーの恋人(名前わかんない)は暖かくて思いやりもあり、
結婚相手には最適じゃない?と感じました。
困ったことがおきたときに
サミーが相談し信頼を置くのは彼なのです。
それなのにサミーは浮気をしてしまいます。。。

子供役のロリー・カルキンくんは、あの「ホームアローン」のカルキン君の兄弟。
叔父と心を通い合わせていく様子を上手に演じていました。
恐竜のパジャマがよく似合っていたなあ。。。

人間はいくつになっても
どんなに経験をつんでも
また同じような失敗をしたり、
後悔してざんげしたくなったり、いろんなことがありますが、

それでも、そばに(あるいは遠く離れていても)
愛する人、いざというときに頼りになる人、信頼できる人がいさえすれば
それだけで人生は十分美しくすばらしいのだということ。

そういうことを私は
このシンプルな映画から受け取りました。

You can trust me.

ラストシーンを思い出せば
いまでも暖かい涙がこぼれてくるのでした。。。

閉じる コメント(6)

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そうですよね〜、これいつの間にかDVD化になってたんですよね〜。(・ω・)bグッ タイトルの意味合いも意表を突いてるところでしたね。言うように「リアルさ」を感じた作品でした。 ひとことで言って「良い映画」ですよね。(・ω・)bグッ TBさせてもらいます!

2007/5/8(火) 午前 1:19 Kaz.Log

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アメリカって国は、ニューヨークとかの大都市だけじゃなくて、こういうたくさんの田舎の町でなりたっているんだよなあということも感じました。有名な俳優さんが演じているのに、田舎町の、どこにでもいそうなひとたちの話におもえました。リアリティーですよね。田舎の風景もきれいでした。

2007/5/8(火) 午前 9:41 poeko

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この監督のは、”アナライズ・ミー”を見ましたが、なかなか良かったです。でもこの作品は未見だし、知りませんでした。サンダンスっていい作品が選ばれますよね。アメリカというとハリウッドものばかりを連想してしまいますが、このような秀作も多いですね。

2007/5/8(火) 午後 2:01 car*ou*he*ak

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カルさん。アナライズミーみてませんでしたが、見なくちゃと思いました。サンダンス映画祭、よくしらないのですが、【この町で天使はバスを降りた」もいい作品でしたし。ハリウッドものではないいい作品もアメリカにはたくさんあるのでしょうね。

2007/5/8(火) 午後 9:01 poeko

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やっとビデオが手に入ったと思ったらDVDが発売されました(^^;。…が、多くの人に見ていただきたい作品なのでDVD化は嬉しいですね^^。で、内容についてですが、私もしっかりしていそうで脆いところのある姉と、一見頼りないけど実は頼りになる弟。『You can trust me』というタイトルが素敵と思いました。TBさせてくださいね。

2007/5/9(水) 午前 0:57 kim

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kimさん。日本では映画スルーされたようですがDVDになって見られてよかったです。マークラファロがよすぎ。これがもっと身勝手でいけすかないやつが演じていたら弟への好感度も違ったでしょうね。

2007/5/9(水) 午後 2:18 poeko

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