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螢 映池 写真集ブログ: 謹賀新年 2012年が良い一年となりますように

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Absence page 4

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できることなら 良い報せだけをもたらす、メッセンジャーになりたい。
なれるものなら、シボレー・カマロの車体を照らす、満月になりたい。

できることなら、あなたが委ねる、ペダル・ブレーキになりたい。
なれるものなら、あなたを決して傷つけない『言葉』になりたい。

もしも、願いが叶うなら、
あなたがボリュームを上げる時の、ラジオから流れる歌になりたい。

“Wish List” by Pearl Jam

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miniature vancouver page4

バンクーバーは夏が短い。
長く暗い、じめじめした冬が(治らない水虫みたく)しつこくあって、春、夏、秋が、やっと来たかと思うと、とんとんとんと駆け足で、とりわけ夏に限っては、全力疾走で過ぎていく。

確か、8年前の夏は3日しかなかった。

だから夏がくるともうそれは、スーパーの時間限定特売品を買いに行く主婦のように、いささか異常な興奮を持って、人々は水辺に急ぐ。

さて、『miniature vancouver』今回の舞台は、そんな水辺の一つ、Port Moody市である。

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(ほらね、ボートです。クリックにて拡大)

ポート・ムーディ市の歴史は前回のニュー・ウェストミンスター市と深い繋がりがある。
前回にも書いたように、ニュー・ウェストミンスター市は最初の州都であり、ダウンタウンであった。そこの防衛にあたり、Moody大佐なる人が任命され、北の入り江に向けて大きな道路を敷き、南からの攻撃に備えた。有事の際にはバラード入り江に軍艦を停泊させ、武器や軍隊をニュー・ウェストミンスターに輸送するのがその目的である。その道の名残りが現在のNorth Road(そのままですな)であります。古来から都市とは軍事的な計画性を持ってつくられているのです。

北にある防衛拠点。ならば、伏見か。(驚きましたか?)

歴史的に現在の京都市伏見区は京の都と大阪を船で結ぶ拠点でありました。言うまでもなく、戊辰戦争の発端になった鳥羽・伏見の戦いで、新選組が陣取ったのが伏見の奉行所。白刃振りかざし突撃を繰り返すも、薩長の近代的な火器の前では歯が立たず、幕軍は再起を図るために将軍、徳川慶喜のいた大阪城(上町台地、現在の大阪ビジネスパーク)まで引かざるを得ませんでした。

それに関連して思い起こされるのが、明治になって兵部大輔になった大村益次郎がとった計画。
彼は軍事上の重要施設を首都の東京には置かず、大阪に置きました。いずれ西郷隆盛の起こす西南戦争を予見し、兵器や物資を瀬戸内海経由で大阪湾から九州へ直送するために。
大村益次郎が大阪に置こうとした軍事施設は、陸海軍練兵場、兵学寮、兵器工場、それに火薬庫。
結局、練兵場は伏見に、火薬庫は宇治になり、西郷は予見通りに反乱を起こすのです。

と……ここまで言えば、もう納得ですね。Port Moody市は、ずばり伏見です。

それに、Port MoodyのMoody(むっつり、不機嫌、ふさぎ込んだ)と『伏見』の字から受ける印象が似ているではありませんか。

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(ほらね、ボートです。一年間の使用期間が、正月の門松くらいなのに、何故、ボートが欲しいのか? これは、現代の人間の異常な心理なのでしょうか。ハワイに住んでいる人が、ミンクの毛皮のコート持ってるかなあ…知っている人がいれば、教えて下さい)

Nikon F801 AiAF Nikkor 50mm 1.8(Cameraの書庫参照)にて撮影。
Ilford Delta100使用。Kodak D76 1:1で現像。

次回に続く。

PENTAX ME smc-m 40mm 2.8

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えい、ひかえーい。
この小ささが、目に入らぬか。
言わずと知れたパンケーキ40㎜とPENTAXのME(ミーではありません、エムイー)でござる。
まあ、日本国的に言うとホットケーキ、僕の好みで言うとお好み焼きだけれども。
とにかく、このレンズは回転寿司のネタみたく、とおっても薄いのだ。

ならば何故、ひかえねばならないかというと、それはレンズと安い寿司ネタとの受け入れられ方の違いにある。(まあ、もともと、これらを比較したのが間違っていたのだが…)
よろしいですか。その場で食べるものではなく、携帯するものは小さくて軽いのが理に適っているのです。

PENTAX MEの発売が、OLYMPUS OM1に(何と!)4年遅れの1976年。
コンパクト、というのが消費者のキーワードになり始めたのが、ちょうどこの頃なのでしょう。

これも一つの時代の転機ですね。

ではまた、カメラとロックと共に見る年表。1976年

2月      ロッキード事件
4月23日   ロン・ウッドを正式メンバーに迎えたストーンズ『ブラック&ブルー』を発表
7月      オールマン・ブラザーズ解散
        ディープ・パープルが分裂、カヴァーデル脱退
8月      エアロスミス『ロックス』全米ナンバーワン。
        スティッフ・レコードが設立。エルビス・コステロ等がデヴュー
9月14日   ボブ・ディランの『激しい雨』がアメリカでテレビ放映
        毛沢東死亡
10月     セックス・ピストルズ、EMIと契約。『アナーキー・イン・ザ・UK』発表
11月25日  ザ・バンドの解散コンサート『ラスト・ワルツ』行われる。
12月     イーグルス『ホテル・カリフォルニア』発表
        ボブ・マーリィ、撃たれる

時代は既に、大掛かりな過去を捨て、コンパクトでファンキーな、または過去を破壊するパンキーな道へと向かいつつありました。

MEの特徴とsmc−m 40㎜の描写については、次回また。

Absence page 3

床屋 

どこかにとびきり
腕のいい床屋はいないものか
こちらの思いをてきぱきと
整えてくれる
床屋はどこかにいないものか

剃刀を研ぐ音を聞きながら
微睡んだり
耳を巡る鋏の冷たさや
口を覆う蒸しタオルの熱さに
時間も忘れて寛げる
腕のいい床屋はいないものか

朝剃ったひげが
ざらざらと不満げに
伸びはじめている夜
僕はそんな床屋を夢見る

軽いウェーブをあてたり
すっきり裾を刈り込んだり
内側と外側を重さや形に応じて
揃えてくれる指先を
僕は僕の鏡の中に探すのだ

椅子から立ち上がる時
やさしく背中を払われて
送り出してもらえたら
たとえ床屋の顔が
そこに映っていなくても

僕達はみんな
腕のいい床屋を捜している

       
(1998年12月)

miniature vancouver page 3

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諸君、『バンクーバー』ニュー・ウェストミンスター市の続き、アップタウン編である。
先の『天王寺』を昔のダウンタウンとして、そこから急な坂道を北に上った所にアップタウン、いわゆる現在のビジネス街、および繁華街、それについでに居住区域(ニュー・ウェストミンスター市での)がある。
本来、アップタウンとは居住区域、いわゆる〈山の手〉のみを示すものだが、位置的に息切れするくらい高いからか、とにかく全てひっくるめて、市が認可する、問答無用のアップタウンが存在する。
6ストリートと6アヴェニューの交わった所、ロイヤル・シティー・センターが恥ずかしながらその中心。
This is it. じゃ、じゃーん。これがそうです。

*ニュー・ウェストミンスターにはたくさん、至る所に、ややこしいくらいロイヤルという名前のつくものがあります。歴史を紐解けば、イギリスのビクトリア女王がここをBC州の最初の州都として命名したかららしいのですが(もちろん、今は違います)、王室御用達的な名前が多くって、またかよ、と、困るときがあります。どこの国でも、やっぱり王室ってのは有り難いものなのでしょうね。由緒あるってのが、そんなにいいのかどうか、僕には理解しかねますけれど*

で、兎に角、前回の『天王寺』編の続きとして、僕は考えに考えました。
先ずは、キーワード『アップタウン』これから僕が連想するのは『神戸、芦屋』とビリー・ジョエル。
1983年8月発表の『AN INNOCENT MAN』B面の1曲め『アップタウンガール』。A面、B面、まさにこれがレコードの真髄。そこには起承転結があり、そこから物語が生まれる。
当時、僕達は貸しレコード屋に行って、TDKとかマクセルの46分テープに録音して、ソニーのウォークマンでカチャカチャと聞いていたのだ。
熟考の末、神戸はちと遠すぎるかな、で、却下。

再び『アップタウン』、帝塚山。いわゆるお金持ち。高級住宅街。でもこれは天王寺の南だからダメ。

それなら、姉妹都市でいこうということで、大阪府守口市。天王寺の北。でも、ちょっとちがうな…

気を取り直して『アップタウン』
上町台地。大阪ビジネスパーク。天王寺の北。位置的に高い所。大阪城とツインタワー。そうね、誰がどう見てもアップタウンです。もういいでしょう、ここで。ということになりました。大阪砲兵工廠跡、敢えて、無理矢理に例えて、ニュー・ウェストミンスター市のアップタウン=大阪ビジネスパークです。

KODAK T-MAX 400 D76 1:1現像。
PENTAX ME SMC PENTAX M40㎜ 2.8(Camera書庫参照)で撮影

やっぱり写真だけのアップにすれば良かったかな、とすでに思い始めている今日この頃…
どうなることやら…とりあえず、続きます。


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