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えい、ひかえーい。 この小ささが、目に入らぬか。 言わずと知れたパンケーキ40㎜とPENTAXのME(ミーではありません、エムイー)でござる。 まあ、日本国的に言うとホットケーキ、僕の好みで言うとお好み焼きだけれども。 とにかく、このレンズは回転寿司のネタみたく、とおっても薄いのだ。 ならば何故、ひかえねばならないかというと、それはレンズと安い寿司ネタとの受け入れられ方の違いにある。(まあ、もともと、これらを比較したのが間違っていたのだが…) よろしいですか。その場で食べるものではなく、携帯するものは小さくて軽いのが理に適っているのです。 PENTAX MEの発売が、OLYMPUS OM1に(何と!)4年遅れの1976年。 コンパクト、というのが消費者のキーワードになり始めたのが、ちょうどこの頃なのでしょう。 これも一つの時代の転機ですね。 ではまた、カメラとロックと共に見る年表。1976年 2月 ロッキード事件 4月23日 ロン・ウッドを正式メンバーに迎えたストーンズ『ブラック&ブルー』を発表 7月 オールマン・ブラザーズ解散 ディープ・パープルが分裂、カヴァーデル脱退 8月 エアロスミス『ロックス』全米ナンバーワン。 スティッフ・レコードが設立。エルビス・コステロ等がデヴュー 9月14日 ボブ・ディランの『激しい雨』がアメリカでテレビ放映 毛沢東死亡 10月 セックス・ピストルズ、EMIと契約。『アナーキー・イン・ザ・UK』発表 11月25日 ザ・バンドの解散コンサート『ラスト・ワルツ』行われる。 12月 イーグルス『ホテル・カリフォルニア』発表 ボブ・マーリィ、撃たれる 時代は既に、大掛かりな過去を捨て、コンパクトでファンキーな、または過去を破壊するパンキーな道へと向かいつつありました。 MEの特徴とsmc−m 40㎜の描写については、次回また。
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Camera
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シャッター速度優先EE、マニュアル操作可能の距離計連動カメラ。シャッターダイアルは軍艦部にあり、Bから15/30/60/125/250/500となっている。これまた必要最小限。もちろん、ちゃちな電池なんてなくても写真が撮れる。Yeah! 僕のRC君は見ての通り、完全ではない。ロゴの上の穴の開いている部分は以前、セルフタイマーレバーが付いていた。ごめんね。僕がなくしたのだ。 僕はよくeBAYで買い物をしてしまう。いけないとはわかっていても、ついリストを見てしまう。これもまあその成り行きでわが家にやってきたのだが、RC君は僕の家に着いた時、可哀想にファインダーがずれてしまっていた。たぶん郵送の時に乱暴な扱いをされて(こっちの郵便局の奴らはいい加減だから)、中の枠が外れたのだろう。で、ある日の夜、僕は大好きな酒を控えて、思い切って軍艦部を開けてみることにした。 いやいや、もう、大変どころかヘンタイですよ。すっげえ小さいネジとかほっそい針金とかがあって、一度外すと、どこにそれがあったのやら、元の場所にはまらないやら、カーペットに落としてなくすやら、あれあれ…となってきて。まあ、ファインダーのフレームは接着剤で固定し、実働可能にはしましたが、その時の虚脱感がなんとなく尾を引いて、比較的大きかったレバーもその後どこかにいってしまったのです。 けれど、(けれど?)それ以来は潔く、完全マニュアル専用。水銀代用のややこしい電池もなし。古いセコニックの単体露出計を首から下げて(それも面倒なときは当て勘で)シャッターを切っています。巻き上げ感良好。シャッターも(レンズシャッター)ショックなく、音も小さくNice! こんなに小さくて、絞り羽もアヒルのくちばしみたいなのに、シャープでよく写る。特筆すべきは、シャドー部において、グレーの階調がとても豊かで美しい。BANG! 古いカメラほど、白黒フィルムには合っているのです。 レンズはE.ZUIKO/42㎜2.8(Eですから4群5枚。マニア向けの焦点距離)。ただこの頃のズイコー・モノコートレンズは逆光に弱い。ちょっと前の阪神タイガースみたいに弱い。ハイ。どうしようもなく、まるで弱い。発売は1970年。やはりこの年は大きな転換期ですね。RC君は古き良き時代のカメラ。60年代の総決算と言うか、もうこれではやっていけなくなった時代の、カタギのカメラ。そう、時代は変わらなくてはならなかったのです。RC君、ありがとう。PEACE☮ ちなみに1970年の年表。 1月 サイモン&ガーファンクル『明日に架ける橋』大ヒット。日の丸衛星『おやすみ』打ち上げ成功
2月 『イージー・ライダー』日本で公開。 3月 CSN&Y『デジャ・ヴ』発表。大阪で万国博開催。赤軍『よど号』事件。NY株式市場大暴落。 5月 ビートルズ『レット・イット・ビー』発表、解散。 9月 ジミ・ヘンドリックス死亡。 10月 ジャニス・ジョプリン死亡。 11月 三島由紀夫割腹自殺 12月 ジョン・レノン『ジョンの魂』発表。 |
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オリンパスの特徴を凝縮したようなカメラ。距離計連動。絞り優先で絞りをマニュアルで設定できて、コンパクト。こういうのが所有欲をそそる。 ただ、写りはオリンパスの他の瑞光に負けているかな。割に線が太く、良くも悪くも絵画的な描写になる。 1979年発売 1979年は前年に大ヒットした映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のせいで、ディスコブームの年。 また、YMOに代表されるテクノ・ポップ、またはユーロ・ビートらが出始め、割にごちゃごちゃした印象を受ける。大仰で、まだダサイ、ハイテク創成期の混沌とでも呼ぼうか。 クラッシュ『ロンドン・コーリング』発表 ピンク・フロイド『ザ・ウォール』発表 U2がアイルランドでデビューする。 ソニーが初代ウォークマンを発売 NECのPCー8001発売 電電公社(現NTT)が自動車電話サービスを開始 ウォークマン、パソコン、携帯電話… こうして現在に繋がっていくわけです。
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