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ぼくはズバット。 ゆめは外のせかいに出て、大空をとんでまわることなんだ。 空って大きくて、なんでも包み込んでくれそうじゃないか。 きっと暖かくて気持ちいいんだろうな。 でも外のせかいにはにんげんというのがもんすたーぼーるという物でぼくたちをつかまえようとするらしい。 にんげんはこわい。 そうやって教えられてきた。 だけどある日のこと。 いつものようにどうくつの中をさんぽしていた。 そしたら、いつもと違う気配を感じた。 これは、もしかしてにんげんかな? 「あっ!」 あ、なんかこっちのこと気付いたみたい。 「きゃああああああああああ可愛いいいいいいいいいいいい!!!」 !? 「よーし絶対ゲットする!お願いハーブちゃん!」 にんげんはポケモンを出してきたみたい。 「ベーイ!」 なんだか良いにおいと言うか、少しスパイシーなにおいのする。 でも、この感じは草タイプかな? いくらぼくでも、草タイプにやられるわけが、 「ハーブちゃんのしかかり!」 「ベーイ!」 ズシン! ぼくはあっけなくつかまってしまったようだ。 「わ〜やっぱりあなた可愛い!」 むぎゅうと強くだきしめられた。 なんかやわらかくて良い気持ち。 「こんな可愛いけど立派なキバを持ってるのね、でもそこもキュートで可愛い!」 そんなに可愛いと言われるとはずかしいな。 「よし!あなたの名前はキバよ!どう?」 キバ。 ぼくはキバ。 「ふふ、気に入ってくれたかしら?」 なんでだろう。 さっき出会ったばかりで、あんなにいたい思いもしたはずなのに。 このにんげんの声は心地良い音だ。 「これからあなたは私達の仲間よ!よろしくねキバ!」 これが、もんすたーぼーるとかいうまりょくなのかな? どうやらこのにんげんはぽけもんとれーなーというもので、名前はくりすというらしい。 そして、ぼくをおしつぶしたのはべいりーふのはーぶ。 他にも、もここのれもん、おたちのちゃたというポケモンがいっしょだった。 全員女の子らしくてちょっと気恥ずかしいな。 「次のジムは虫タイプらしいの。だから早速だけどあなたの力を貸して貰えるかしらキバ?」 じむとはなんだろ? 首をかしげていると。 『もしかして外のことは知らないかしら?』 はーぶが話しかけてきた。 『仕方ないじゃない。だってこんな田舎洞窟に住んでちゃ分からないわよ。』 とれもんが言った。 少しカチンときたが、田舎というのは事実だし下手なことを言うと後がこわいのでやめておこう。 『こらレモン!そんなこと言うもんじゃないですよ!』 はーぶが怒った。 なんだかお母さんみたい。 『ふあああ、まぁゆっくり知って行けば良いんじゃないですか?』 ちゃたはのんびりとしているなぁ。 『あ〜らごめんなさい。だってそんなに小さいから。』 れもんはなんか苦手だ。 小さいのはかんけいないだろう。 「ふふ、もうあんなに仲良くなっちゃって。」 くりすはこんなやり取りをみてにこにこしている。 にんげんがポケモンの言っていることが分からないと言うのは本当みたいだ。 ぼくは自慢じゃないが、バトルはあまりとくいじゃない。 ぼくはどうくつの中でも負けっぱなしだった。 いつか外に出て大空をとんでみたいと思ってはいたが、そんなんじゃいつまでたっても無理だろうと言われていた。 そんなぼくがどうくつを出ることになるとは思ってもなかった。 「ふ〜洞窟を抜けたぁ!」 外に出たみたい。 でも僕は目というものがないので光というものを感じなかった。 『あなた目が見えないのかしら?つくづく可哀そうね。』 放っておいてほしいな。 その後はぽけもんせんたーというところで休んで、じむ戦とやらに行った。 虫タイプか、確かにタイプではぼくが勝っているけど。 なんて心配してたら、 『おーほっほっほ!虫ごときが私に勝とうなんて1万光年早いんですのよ!』 れもんがなんかぼうそうしていた。 性格はアレだけど、強いなぁれもん。 「やるね。でも最後のこいつはどうかな?」 『ストラアアアアアアアイク!』 今までの相手とは確実にちがうのを感じた。 れもんもそれを感じとったみたい。 「ここまできたんだから!頑張ってレモン!」 『当り前よ!喰らいなさい!』 電撃が飛んでいく。 だけど、 『遅い!』 そいつは凄まじい速さで避けた。 「ストライク!つるぎのまい!」 いやなよかんがする。 「シザークロス!」 『終わりだお譲ちゃん!』 一瞬だった。 一撃でれもんがやられてしまった。 『はっはっは!お前に足りないもの!それはz』 それ以上いけない。 その後、はーぶもちゃたもやられちゃった。 「さぁどうする?残りはそのズバットだけみたいだけど。」 「くう、キバお願い!」 でもぼくは。 「お願い!あなたがバトルが苦手なのはなんとなく分かってる、でも、あなたしかいないの!」 ・・・・・。 気付けば無意識にバトル場に体が向いていた。 『あぁ〜ん?お前が最後か?』 怖い。 逃げたい。 『弱い者いじめは好きじゃねぇが、悪いが狩らせてもらうぜ。』 そういうと一瞬でぼくにちかづいてきた。 と思ったら、ぼくはそいつに切りさかれていた。 「キバッ!」 くりすの声が聞こえる。 「キバ!頑張って!お願い!」 別にがんばらなくても良いじゃないか。 さっき出会ったばかり、そこまでするりゆうはどこにもない。 このままたおれれば終わるんだ。 けど。 『あん?』 何でぼくはまだ飛んでるんだろう。 『ほう、小さいのにガッツはあるみたいだな。』 こいつは強い。 『だが次で終わりにしてやるよ。行くぜ!』 だけど、 キイイイイイイイイイイイイィィィィィン 『グギャ!?や、やめろおおおおおおおお!』 どんなに速かろうと、ぼくの音波は関係ない。 「キバ!」 「な!?超音波か!ストライク落ち着いて!」 くりすの声を聞くと力がわいてくる。 「キバ!頑張って!つばさでうつ!」 その言葉を聞いて、ぼくはあるだけの力を振り絞り自分の小さな翼を広げてあいつにつっこんでいった! 「試合終了!勝者。ワカバタウンのクリス!」 「やったあああああキバ!ありがとう!」 ふらふらと飛んでいくとまた強く抱きしめてくれた。 『凄いじゃないキバ!』 『うわぁ〜やるねぇキバ〜。』 『ふ、ふん。ちょ、ちょっとはやるじゃない。』 女の子たちにそんなに言われるとやっぱり恥ずかしい。 『グゥ、参ったぜ。弱いなんて言って悪かったな。』 あ、あの怖いポケモン。 『お前まだバトルセンスはまだまだだけどよ、今よりもっと強くなるだろうぜ。俺様が言うんだから間違いねぇ。』 なんか嬉しいな。 じむの後。 ぼくは体が急に熱くなった。 はーぶによると進化の兆し?とかいうものらしい。 ちょくごにぼくは大きくなったのを感じた。 そして、 「わぁ!キバ進化したのね!おめでとう!」 ぼくは、僕はゴルバットになったみたいだ。 そして、クリスの顔を初めて見ることができた。 でも、同時に多くなった僕自身も見た。 ・・・・・可愛くは、ないな。 「どうしたのキバ?嬉しくないの?」 こんなでかくて大きい口じゃ、クリスが怖がるんじゃ。 「もしかして、姿が変わっちゃったこと気にしてるの?」 ドキッ。 「大丈夫だよ!どんなになってもキバはキバなんだから!」 あ。 人間は怖いばっかりじゃない。 少なくとも、クリスは例えるなら大空のような人間だろう。 僕は偶然とはいえ、クリスと出会えてとても良かったと思っている。 今のこの気持ち、それは決してモンスターボールの魔力なんかじゃない。 僕はゴルバット。 夢はクリスとこの大空を飛びまわることさ。 あとがき 懐き進化というのが登場したのは第2世代からです。 また、当時のゴルバットは空を飛ぶを覚えませんでした。 しかしクロバットになると習得可能です。 つまり、最大限に懐いた状態だと、トレーナーと共に空を飛ぶことができた訳ですね。 この設定はなかなか良いものだったと思います。 そしてトレーナーとポケモンの関係。 現実で考えると、野生ポケモンはいきなり捕まえられて戦わせられる訳です。 別にトレーナーの指示に従う必要はないと思うんですよね。 逃げようと思えば逃げれると思うんです。 そこでモンスターボールには一種の魔力的な何かがあるのではと考えてみました。 結果的にあやふやにしていますけどね。 今回はスバットの一人視点でやってみるとうことに挑戦してみました。 スバットは幼いイメージということで、難しい感じは使ってません。 そのため、結果的にかなりぐだりましたね。 上手いこと表現できなかったなと思います。 やっぱ難しいです。 とはいえ、キバは結構気に入ってます。 ズバットはあんな小さいけどトレーナーのためなら頑張るポケモンだと勝手に思ってます。 主にアニメのタケシのズバットの影響が強いですね。 では、ここまで読んでいただいた皆様ありがとうございました。
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ポケモン界の小さなお話
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ダイさん>前回よりも表現の伝わり方が全然違いますね。
疑問ですが「クリス」はひらがなの時もありましたが。
傑作☆
2011/10/9(日) 午後 9:40 [ tatuya ]
スバット時は平仮名、ゴルバット後は片仮名表記にしてあります。
かなり見なおしたつもりですが、ズバット時に片仮名表記がありましたら目をつぶってくださいな。(ぁ
2011/10/9(日) 午後 9:49
なんか微笑ましくていいですね〜♪
自分、こういうの大好きデス★傑作@
2011/10/15(土) 午前 7:53
ありがとうございます。
こういうのを考えるのも楽しかったですわ。(笑
2011/10/15(土) 午後 9:33