ポケモンプレイング+α

最近は提督&ハンター業に勤しんでおります

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人間が好きな悪魔

人間というのは非常に興味深い。
何がと言われると返答に困るが、見ていて飽きない存在だ。

私はそんな人間が好きだ。
そんな私を、仲間達はおかしな奴だと笑っていた。

自分でも何故こうも人間に惹かれるのかが不思議だった。



そんなある日のことだ。

私は厄災などを感知することができる。
これによって、私の仲間たちは危機を事前に防いできた訳だが。

仲間達は人間など放っておいて逃げろと言った。
だが私はそんな仲間の制止を振り切り、人間の住む場所へ駆けて行った。



『人間達よ!近い内にここに大きな災いが訪れる!今の内に逃げるんだ!』

私は精一杯叫んだ。
だが人間達に私の言葉は通じなかった。

「なんだアイツ?」
「結構きれいな奴だな」
「いや待て、あの鎌みたいなもの見てみろ」
「本当だ、危険な奴じゃないのか?」

人間は私の見た目を恐れてしまったようだ。

『違う、私はただお前達を助けたくて』

「なんか凄く吠えてるぞ」
「やっぱり危ない奴にちがいない、おいみんな!」
「おう!」

人間達は武器を持ち私に襲いかかってきた。
私は必死に逃げた。



その数日後、そこにいた人間達は地震により全滅した。

私の仲間達はとっくに住処を変えていた。
だが私はその場所を知らない。

結局、私は人間を1人も救えなかった。



その後、私は各地を転々として、人間達を守ろうと必死になった。

だが人間に思いが伝わることはなく、私が守ろうとした者達は尽く滅んでいった。

いつしか、私は人間達に災いを呼ぶ悪魔と忌み嫌われるようになった。



「うわ!アイツはまさか噂の!」
「やべぇ!さっさと追い払え!」

だが、私の姿を見た人間達はその場から離れるようになった。

これでいい。
その場を離れれば生き延びることができるだろう。

私はそれが嬉しかった。



そんなある日、私はとある少女と出会った。

しまった。
特に災害もない時に人に見られてしまった。
これでは意味なく人間達は移動をして、もしかすると移動した先で災害に襲われるかもしれない。

そう考えたが、その少女はどこか様子が違った。
私に怯えることもなく、いや、むしろ、

「あなた、もしかして噂の災いさん?」

などと聞いてきた。
私は返答に困ったが、軽く頷いて見せた。

「ふふ、もしかして私が災いの元とでも言いにきたのかしら?」

そんなことはないだろう。
私は首を横に振った。

「・・・そう。」

何故か少女は残念そうだった。

「ね、ちょっとだけ私の話を聞いてくれないかしら?」

と、少女はとんとんと自分の横を叩いた。
座れという意味だろうか。

不思議な少女だと思ったが、興味が湧いたので私は大人しく横に座ることにした。



「私ね、近くの村から選ばれたの。」

「最近村に病気とかが流行っててね。これはきっと神様のお怒りだってみんなが言ってね。」

「村から一人生贄を捧げることになったの、それが私。」



・・・なに?
生贄だと?
何故人間はそんな無意味なことを。



「でもね、私怖くなって村を逃げ出してきたの。」
「今頃大騒ぎでしょうね。」

そういった話をしていた。
私はどうして良いか分からずしばらく考え込んでいた。

そんな時、

「見つけたぞ!」
「こんな山奥まで逃げやがって!」

「あ」

どうやら村の人間達らしい。

「って、おい、その傍にいるやつは!」
「うわ!ありゃ噂の災いを呼ぶ者じゃないか!」
「そいつと一緒ってことは、やっぱりあの娘も元凶だ!」
「そうだそうだ!」

違う!
私はどう思われてもいい、だがこの子は違う!
この子はお前達の仲間だろう!
何故そんなことをする!

村の人間達は私達に襲いかかろうとした。

「やめて!」

その瞬間、少女が私を庇うように前に出た。

「この子は偶然会っただけ!生贄なら私一人で十分でしょう!」
「し、しかし」
「無駄に命を奪ったら、それこそ神様が怒ると思うわ!」
「ぬ、ぬぅ」

村の者たちは仕方ないといった感じだが納得したようだ。
そして少女と何か話しあった後、結論が出たのか少女は再び私の元へ走ってきた。

「ありがとう。最後に話を聞いてもらえて嬉しかった。」

「これ、私の持ってるお気に入りのお守りなの、2つで1つなんだけど、片方あなたに上げるね。」

そういって少女は、何か石のような物がついた首飾りを私にかけた。
とても暖かい感じがした。

「それじゃあね、災いさん。元気でね。」

少女はそういって、村人達と帰って行った。



それから何時間経っただろうか。
私はずっとその場で唖然としていた。

何故あの少女は笑って帰れる。
帰れば死ぬことが決定しているのに。

人間というのは・・・愚かだ。



その時、私の能力が急に反応した。
今までのことに気を取られていて反応が遅れてしまったのか。

しかもその方角、あの少女が去って行った方角。

私はすぐに走り出した。
全力で、今まで生きてきた中で最大の力で。



その村は周りを山や森で囲まれていた。
その内の木に落雷し炎上、強風もあり一気に燃え広がり、小規模ながら地震も発生。
村を壊滅させるには十分すぎるものだった。

だが、私には悲痛な叫びが聞こえる。
弱いがまだ生きている者がいる。

私は急いでその場所へ向かった。

燃える村の中で声が聞こえる。
これは・・・あの少女の声だ。

燃える扉を突き破り、私はついにあの少女・・・そして大勢の幼い子供達を見つけた。

「あ、災いさん。」

見たところ所々火傷を負っているが大怪我はしていないようだ。
しかし、周りの子供達は一体。

「お願い!この子達だけでも助けてあげて!」

少女はそう訴えた。
この少女は、この状況で他者を助けろなどと。
狂っているのではないかと思った。

「お願い!もうあなたしかこの子達を助けられないの!」

・・・すまない。

幼子といえど、私が一度に運べるのは恐らく3人が限界だろう。
そしてここが崩れるまでの時間を考えると・・・その3人が限界か。

「助けてー!」
「おかあさーん!」
「うわああああああああん」

幼子達の叫びが聞こえる。

どうにかならないか。
どうにか助けられないか。

この少女を、この子達を全員助けられる力があれば。



そう思った時、私の首飾りと少女の持つお守りが光り始めた。

「な、なに!?」

凄い光だ。
だがとても暖かく、とてつもない力を感じる。

これなら。

そう思った時、私達のいた建物の天井が崩れてきた。

「い、いやあああああああああ」

私は無我夢中で自らの技をはなった。

空気をも切り裂くのではないかと思ったその衝撃波は、天井を粉々に砕き瓦礫を全て吹き飛ばした。

よし、これで一先ずは安心だ。
後はこの火の海をどう超えるか。
流石に子供を乗せてこの火の海を越えるのは・・・む。

私は自らの背に違和感を感じた。
そこにはなんと翼が生えていた。

私に翼?いや、今は考えている暇はない。

私は背を低くし、頭で背の方を向き「乗れ」となんとか伝えようとした。
なんとか少女は察してくれたらしく、まず幼子を3人私の背に乗せた。

「しっかり捕まってね、きっと大丈夫だから。」
「分かった、お姉ちゃん。」

私は子供達が乗ったのを確認して大きく飛び立った。

「うわ!凄い風!」
「う、うわあああああああ竜巻だああああああ!!!」
「いやあああああああああああ!!!」

私の前に凄まじい竜巻が発生していた。
だが、今の私には確信があった。

『このような竜巻、切り裂いてくれる!』

私は風の鎌を作り出し、思い切り竜巻を引き裂いた。
いとも簡単に竜巻は消え去った。

「す、すっげー!」
「かっこいい!」

子供達は感動したようだ。
全く、まだ助かった訳ではないのに、子供というのは無邪気なものだ。

私は火の海を越えて、他の村人が避難している場所に降り立った。

「おかあさあああああああん!」
「まぁ!良かった、本当に良かった!」
「うちの子は!?うちの子はいないのか!?」

安堵している暇はない、すぐさま私は来た道を引き返し再び子供達を運んだ。

ここの子供達以外にもまだ村にいる人間がいるとのことだったので、私は何度も何度も村と避難場所を往復した。

そして、最後の一人を助け終えた後、私はその場で倒れてしまった。
薄れていく意識の中、あの少女が駆け寄ってくるのが見えた。



目が覚めると、私はどこかの家にいた。
体には毛布がかかっており、包帯も巻かれていた。

ゆっくり周りを見回してみると、あの少女がこちらに駆け寄ってきた。
そして、

「良かった!気がついたのね!」

むぎゅうと私に抱きついてきた。
おい、顔を塞ぐな、ぐ、苦しい。

むがむがと暴れてみせると少女はパっと体を離した。

「あ、ご、ごめんなさい。痛かった?」

いや、苦しかった。
言葉が通じないと言うのは厄介な物だと改めて思った。



聞けばあの後、私は5日間眠ったままだったらしい。

他にも色々と話を聞いた。

あの子供達がいた場所は、昼間一時的に親が子供を預けて勉強などをする場所らしいということ。
少女はその中で一番の年長者だということ。
村人達は今回の一件で生贄を取りやめたということ。
残念ながら・・・救えなかった命もあったということ。



「でも、あなたのおかげで助かった人は大勢いるわ。本当にありがとう!」

・・・ありがとう。
まさかその言葉を、私が言われる日がこようとはな。

「おう!白いの目が覚めたか!」
「我らが救世主さん!」

村人達が私が目を覚ましたと聞きつけてやってきた。
そして誰もが私にありがとうと礼を言い、襲おうとして悪かったと頭を下げていった。


・・・私は、私がやったことは間違いではないと思った。



「本当にありがとう!あの時のあなたは天使と見間違えたわ。」
「しかし今あの羽がないなぁ、一体何だったんだ?」
「この白いのの超能力的なものなんじゃないか?」

そう言えば、あの時の羽は消えていた。
そしてあの時感じた例えようがない力も、私の中かから消えていた。

「そう言えば、あの時このお守りが光った気がするのよね。」
「あ〜ん、見間違えじゃないのか?」
「そうかなぁ。」

・・・お守り。
私の首にはしっかりと少女から貰ったお守りがかけられていた。

これだけは変わらずに、暖かい力が感じ取れる気がした。



私は怪我が治る数日間、その村人達に手厚い看病を受けた。
そして怪我が治ると、私は村を出ていこうとした。

「行っちまうのかい白いの。」
「寂しくなるなぁ。」
「みんな我がまま言わないの。きっとこの子は他の土地のみんなも守ろうとしてるんだから。」

そうだ。

私は人に伝えねばならない。
今回のように理解してもらえることは稀だろうが、それでも私はこれからも伝え続ける。

「そうだ、このお守り。あなたにあげる。」

む?しかしそれは、

「私はあなたと一緒にいけない、けどきっとこのお守りがあなたを守ってくれると思う。だから、あなたにもう1つの方も持っていってほしい。」

・・・・・。

「お願い。」

私はこくりと頷いた。

「人を助けるのも大事だけど、自分の体も大事にしてね。」

ふふ、この子に言われても説得力がないな。



私はくるりと向きを変え、ゆっくりと歩き出した。
そして徐々に加速をつけて走り出した。

「元気でねー!本当にありがとう!」
「達者でなー!」
「ありがとう天使さーん!」
「さようならー!ありがとーう!」

背に村人達の声を受けながら私は次の場所へ向かった。

救える命があるのならば、私はこの先も喜んで悪になろう。
そう心に誓って。






いつしか「災いを呼ぶ悪魔」という噂は消え、新たに「災いから助けてくれる天使」という噂が広がっていった。

今もその天使は、各地で目撃されているらしい。
救える命を探して、自らに悪の仮面を着せて。





【人間が好きな悪魔】 終わり







あとがきという名目の大義名分

はい、つーことで殴り書きのお話でした。
作中にポケモン名は出してませんが、皆さん今回の題材にしたポケモンは分かっていただけましたでしょうか?

まぁ一応言っておくと、今回の主役は「アブソル」です。

書き終わった後にアブソルファンに石投げられるんじゃないかと冷や冷やしているところですが。



アブソルはルビサファ時代に登場。

見た目のかっこよさに当時から惚れ込んだ人も多いはず。
しかし図鑑説明によると、災いを感知できてしまうが故に、災いの元凶と思われていた悲しいポケモンです。

しかし、覚える技は結構多彩。
同じ4足歩行のポケモン達と比べるとその多彩っぷりはよく分かると思います。

火、水、電気に氷、これだけでも災害から守るには十分役立ちますね。



また、以降のシリーズで夢特性が解禁されると、それがまさかの正義の心。
悪タイプながら同じ悪タイプの技を受けるとパワーアップするというなんとも不思議な特性持ちに。

これはダークヒーロー的な立ち位置を公式が認めたことなのでは。



更にXYではメガシンカ。
元の姿はクールでかっこいいといった感じでしたが、メガシンカにより背には羽が生えるという姿に。

あの姿を見た自分の第一印象がかっこいいより美しいということがあり、そこから悪魔が天使になったという考えが浮かびました。

また、羽が生えると言うことはそれすなわち行動範囲が大幅に増えることになります。
これは今まで行けなかった場所にも、災いと伝えることができるようになったという解釈もできないでしょうか。

更に、特性はマジックミラーに変化。
この特性はほとんどの補助技を跳ね返すと言う便利特性。

ここを独自の解釈で、災いなど目に見えない物を跳ね返す、追い払うためであると。
はい、誠に勝手ですが良いじゃない。



すなわち、メガアブソルは災いを伝えたり、災いから守るのに特化した姿になったのではないのかなぁと。

そういったことが浮かんで、今回このお話を書きました。
下書き無しの殴り書き故に色々おかしな部分もあるでしょうが流してください。



メガシンカ、というものを嫌っている人もいると思います。
が、ああいった新たな姿になったのにはなにかしら理由があるんじゃないかなぁと。

嫌ってばかりいないで、もし良ければこれを機にメガポケモン達のことも考えてあげてくれると嬉しいです。
それぞれの解釈をしていくと、きっとそのポケモンのことが好きになっていくと思います。



さて、ではこんなお話を最後まで読んでくださった方々ありがとうございました。

メガポケモン達に幸あれ。

時間

まぁ折角あるしってことで。



蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-

というアニメを視聴していました。

自分がプレイしている艦隊これくしょんというゲームとコラボするとのことで、事前知識も欲しかったですしね。
楽しいと感じることをやったり見たりする方がプラスになりますし、良い機会かなと。



で、





1〜11話(現時点放映されてる話)をぶっ通しで視聴してしまいました。

あかんで、これ面白いな。

艦これを楽しめてる人は十分に楽しめる作品ですね。
原型が同じ戦艦などなのに、作品によって容姿や性格が全然違うってのも面白いな。



とりあえず次回も楽しみです。

というか、そろそろ最終話なんだろうな。
今期はアニメ見る暇もなかったからなぁ。



もうすぐポケモンのバンクも解禁。

さてどうなることか。



では。

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