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街や海のスナップ撮影 どこまでやったら捕まるの?
2011/9/10 10:00
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電車内で女性の寝顔を撮って逮捕。こんな事件が千葉で起きた。
4日夜、JR常磐線北千住―松戸駅間を走行中の電車で、46歳の会社員が隣の席で眠っていた女子専門学校生(24)の顔など上半身を携帯電話のカメラでパチリ。この学生が撮られたことに気づいて会社員を取り押さえ、松戸署に逮捕された。罪名は県迷惑防止条例違反(盗撮)。会社員は「かわいいので撮ってしまった」と供述しているという。カメラを持っているところに美女が通りかかったら、ついシャッターを切りたくなるもの。この事件ではパンチラを撮ったわけでもないのにお縄になった。何でこうなるのか。
弁護士の山口宏氏によると、迷惑防止条例は公共の場などで相手に著しく羞恥や不安を覚えさせるような行為を禁止。最近はこの条文が拡大解釈されるかのように、取り締まりが厳しくなっているという。
カメラをぶら下げて街でスナップ写真を撮るのが趣味の人には深刻な問題だ。
どんな撮影が警察に目をつけられるのか。山口氏が言う。
「女性に“撮っていいですか?”と聞いて許可を得ていない場合はすべて危険がつきまといます。とくに危ないのが夏の海水浴場。何十人を一緒に撮るなら許されるでしょうが、4、5人の女性が水着で歩いている写真でも摘発の対象になりかねない。同じく要注意なのが公園の幼女。小さな女の子がかわいいからといって、保護者に断りなく撮ると警察を呼ばれることもあります」
街角で美女とすれ違い、軽いスナップショットのつもりで撮っても、相手が文句を言ってきたらアウト。警官を呼ばれたらどうなるか分からない。
たばこもダメ、街中撮影もダメ。なんとも世知辛い世の中になってきた。
(日刊ゲンダイ2011年9月7日掲載)
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