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<日本遺族会>靖国神社のA級戦犯分祀で勉強会
5月8日21時20分配信 毎日新聞
日本遺族会(会長・古賀誠自民党元幹事長)は8日、靖国神社に祭られているA級戦犯分祀(ぶんし)の是非などに関する勉強会の初会合を東京都千代田区の九段会館で開いた。靖国問題について理解を深める必要性について一致、次回から分祀の議論に入る。昭和天皇がA級戦犯合祀に不快感を示した新資料が相次いで公開され、遺族会内にも分祀論が広がっていることを踏まえ、時間をかけて合意形成を図るとみられる。
「天皇にお参りいただくことへの期待感、悲痛な叫びが(遺族会の)根底にある。それが勉強会の中で積み上げられるかどうか。遺族会は逃げてばかりおれない」
途中退席した古賀氏は記者団に、勉強会に懸ける決意を語った。天皇の参拝は75年11月以来、途絶えている。
初会合では、創建から戦前までの神社の歴史が取り上げられた。今後はA級戦犯合祀の経緯など戦後の歴史を議題とし、分祀に関する議論を本格化させるとみられる。
ただ一方では、分祀検討への慎重論も根強く残り、分祀に熱心な古賀氏との温度差もある。終了後記者会見した森田次夫副会長は「(結論を)まとめることは今のところ考えていない」と強調。古賀氏も記者団に「時間をかける必要もある」と語った。会内には「結論は1、2年かけて出せばいい」(役員)との声もある。【野口武則】
最終更新:5月8日21時20分
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