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とにかく「前進」(by和巳)

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 DV(ドメスティックバイオレンス)は、2001年に、いわゆるDV防止法が制定されたこともあって、ご存知の方も多いと思うが、「デートDV」となると、「なんとなく聞いたことはある」程度か、「知らない」という方も多いと思う。
 「デートDV」とは、「恋人など、親密な間柄の中で起こる身体的・言語的・性的・経済的暴力」の事を指し、調査では16〜29歳の約50%が経験しているという。
 日本では、先ほど示したDV防止法の正式名称が「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」というように、制定以降2回の改正を経て、保護の対象に子どもや親族も含むようになってきたが、諸外国ではこの法律に含まれることの多い「デートDV」は含まれておらず、早急に改善が望まれるところだ。
 ただ、デートDVで特に注目すべきなのは、DV同様肉体的暴力のみならず、「精神的・言語的・性的・経済的暴力を含む」ことの中で、「性暴力による中絶」の問題である。
 調査でも「性行為を無理強いされた」9・2%「避妊に同意・協力しない」12・3%との結果が出ているように、男性の一方的で身勝手な性に対する意識と行動によって、望まない妊娠と中絶を強いられる若い女性は少なくなく、とりわけ10代女性の中絶の多くが、この「デートDVの被害によるものと推測される」という。
 私は、以前地元の関係者の方に直接伺う機会があったので知っていたのだが、一般的には、まだ10代の中絶とデートDVを関連付けて考える方は少ないと思う。
 熊本の病院に、「こうのとりのゆりかご」いわゆる「赤ちゃんポスト」が設置され、同時に望まない妊娠など、妊娠や出産、子の養育に関する悩み相談の拡充に努めたところ、その中に「中学生の娘の妊娠に気づいたのが臨月近くで中絶も出来ず、困っていた親からの相談もあった」というように、こうしたケースの中にも必ず10代の「当事者」はいて、しかも問題解決への道のりが困難である。
 「10代で性行為なんてとんでもない」「性から遠ざければよい」で済む問題ではない。
 DV・デートDVに関わらず、「DVは人権侵害」であることを周知徹底すると同時に、諸外国並みにDV防止法に「デートDV」を加え、被害者の救済と加害者への対策を早急に進める必要がある。
 ちなみに、1年間の「中絶件数」は、国によると30〜40万件というが、民間団体によると100万件を超えるともいわれている・・・。
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