続・御殿場ボロヨン画報

ボロヨン画報 part3に移行・新刊『キュリアスアーカイブス』ぜひ1冊どうぞ。

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一部始終を並べますと本当に長くなりそうなので、かいつまんで書いてみましょうか。 でも長くなると思います。
 
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 かねてよりお声掛けいただいていた、房総を走るローカル私鉄、いすみ鉄道のイベント。 東京湾アクアラインなる人類の英知を結集して建設されたという、便利だけどやりすぎ感のある道路を通って馳せ参じました。 3000円の通行料金は只今ディスカウント価格で800円。 ならばよかろうとG63Bエンジンをブンブン回し、川崎から海ほたるPAまでの海底トンネルをすっ飛ばします。 黒っぽい塗色で車高が低くてギラギラしたテールランプをくっつけた、どれが何の車種だか分からないミニバンと言う名のビッグワゴンを片っ端からぶち抜き、どうだぁ小型貨物の走りを見たかぁと悦に入ります。
 
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 ところが海ほたるから先、木更津までの洋上ルートでは、オッソロシイ横風で箱型ショートホイールベースのデリカは70km/h巡航が限界。 安定したミニバン軍団に邪魔者扱いされました。
 
 
 道中の銭湯でサッパリしつつ、房総の田舎道を延々と走り、23:00に道の駅たけゆらの里 (大多喜町) に到着、車中泊です。 先客はダイナとトヨエースのキャブコンが各1台、ハイエースロングが2台、豪華なコースターのバスコンが1台。 近年クルマ旅が流行りと見えて、快適そうなキャンピングカーを多く見かけます。 しかしウチの貨物車も負けてはいません。 一切合財のガラクタを下ろし、昼寝用マットレスと、いつも寝ている布団、いつも使っている枕を積んで来ました。 つまり普段の寝床がそのまま移動してきている訳ですから、寝心地の悪かろうはずがないのです。
 
・・・ということでなぜか超寝不足の翌朝。 まず車両基地のある大多喜駅でフリー切符を買い求めます。 
 
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  『いすみ1965・・・』 と書いてありますが、意味するところは是非いすみ鉄道の社長ブログを読んでください。 なんにしろ、経営者としてもマニアとしても突き抜けてしまわれた方のようです。 元JRキハ52導入のいきさつにいたっては、それがために会社を運営しているのではと思うほどですが、ゆえに件のボンネットバスオーナー氏 (キュリアス読者さんならご存知の30系部品屋さん) もオート三輪オーナー氏も協力を申し出たのだと思います。
 
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 次にイベント場所である国吉駅へ。 ここで撮影会をするのですが、時間も早いので駅前のベンチで物思ひにふけります。 ところで駅前のタクシー会社の事務所は撮影の小道具に含まれていないはずですが、充分に昭和しちゃっています。 中には誰もおらず、黒電話の 「ベルの音」 がず〜っと鳴り響いていました。 しばらくして戻ってきたタクシーは平成車でしたが、これがシャルマンかギャランシグマだったら拍手喝采でした。
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どうです? 屋上の広告看板、30年やそこらでこの風合いは出せません。
 
 
 そろそろかと思う頃合、遠くから聞こえる20年ぶりのあの音・・・ 本当に鳥肌が立ちました。 私を働く自動車好きにさせ、バス好きにさせ、最終的には古四駆へと導いた原点、UD2サイクルサウンドが平成も20年を過ぎた今、駅前に響き渡ります。 管楽器のように透き通った、破れ鐘のような爆音。 相反する二つの要素を持つのがユニフロー・スカベンジング・ディーゼルの特色です。 米デトロイト・ディーゼル社の同型も似た音を発しますが、UDの方がパンチが効いています。
 このバス、なにしろあちこちの町起こし系のイベントで引っ張りダコ。 高速有鉛誌の発売中の号にも掲載されていますが、ボンネットバスとしてだけではなく、UDエンジン搭載車として崇め奉りたい奇跡の一台だと思います。  今回、細部を観察し、運転を間近で眺め、お話を聞けたことで、20年来の謎が解けて推測にも裏づけが取れました。
 ちなみにUDエンジンは3/4/5/6気筒のタイプが一般のバスには積まれましたが、現車はもっとも小さな3気筒。 スムーズさに欠ける音を発するものと思い込んでいましたが、昔々に聞き慣れた4気筒と酷似したものでした。 ということで、私の鳥肌の規模も大きくなります。
 
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 さてこちらはキハ52の発車シーン。 DMH17型 (しかも山岳路線用で2基搭載) 古典的予燃焼室エンジンはヘッドにクラックが入って苦労されたようですが、見事に復活を遂げました。 気動車は走行中よりアイドリングの音がしびれると勝手に思っています。
 
 
 
もちろん乗車しました。 寒冷地大糸線の出身なので、いかついデフロスターが目立ちます。
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昭和41年式のT1500、39年式のU690、40年式のキハ52。 ヨンクだとCJ3B−J11あたりが似合うような気がします。 
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まだまだ書きたいことはあるのですが、いつ出るか分からないキュリアスVol.5のためにとっておきますか・・・

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う〜ん、チビレル(←シビレルを通り越してチビリそうな位・笑)1日ですねぇ、ディーゼルフェチにはタマラ〜ン!!
U690は某誌の表紙ですね、このエンジン音がまた懐かしい〜。大きなUDバッジもイカシますね。
このキハ52は大糸線出身でしたか。 長野は小海線も飯山線でも昔はキハ52走ってました。発進時屋根から軽く出る黒煙がまた懐かしい。車内板張りや陶器の便器を思い出しました。

2011/5/6(金) 午前 7:14 [ みかつ ]

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過ぎゆくボンネットバスのケツを必死で追いかける、カメラ片手の少年ポンコツ屋さんの姿が目に浮かびます。
一時は中止と言われていたこのイベントは実施されたのですね。
いすみ鉄道は、毎夏友人の御宿の実家へ遊びに行く際、ヨンマルで併走します。
哀愁たっぷりのローカル鉄道、いつまでも残っていて欲しいです。

2011/5/6(金) 午前 11:18 [ KUMA ]

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いすみ鉄道から小湊鉄道に乗り継ぎ、ちょっと下って久留里線に乗れば、旧国時代の気動車を満喫できますね。
非冷房車の夏、窓全開にすると風が気持いいんですよね〜。エンジン音もダイレクトに聞けるし。

2011/5/6(金) 午後 0:55 [ 黒鯛屋 ]

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このバスは先日立ち読みした「高速有鉛」の最新号にオーナーさんとともに掲載されていたような・・・

2011/5/6(金) 午後 8:54 [ PB3 ]

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おー国鉄カラーのキハ52!!。北海道を旅していた学生時代を思い出します・・・って、すいません、バスネタでなくこっちに反応してしまって・・・・・。

2011/5/6(金) 午後 8:58 [ ZEN@H55F ]

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私の田舎、飛騨路の高山線鈍行もこれでした。ドアは手で開けます。窓を開けると腕に油煙が付くのも懐かしいです。

2011/5/6(金) 午後 11:16 [ bj44v190e ]

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みかつさん、全くディーゼルクレイジーな一日でした。UDやDMHの前ではSD33やBも形無しですよホントに。ところで動画では分かりづらいのですが、アイドリングではディーゼルノックの聞こえないUDとカラコロ響くDMH、走り出すと軽油の燃焼が手にとるように分かるUDと、無機質にザーザーと鳴るDMH、そのあたりが対照的でした。

KUMAさん、お察しの通りカメラ片手に走り回りました。良い運動ですが、昔ベータムービー担いで走ったのに比べれば屁みたいなものでした。一時は瀕死だったこのローカル鉄道も強力な新社長とツボを心得た支援者の手で再生されることでしょう。いすみ鉄道ブログにもありましたが、行動力のある好き者が考えたイベントはイベント屋や業界団体では難しいものです。こうした本物感や本気度を大切にしたいものです。

2011/5/7(土) 午後 5:06 [ ポンコツ屋 ]

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黒鯛屋さん、北関東は濃厚ですね。私は気動車といえばキハ20/52やキハ47あたりもなじみがありませんが、相模線と八高線のキハ35だけは印象に残っています。外吊りのドアと乗り込むときのステップ、いかつい補強の付いた顔面に雨垂れ跡のある朱色、まろやかな排気ガス。でも知らぬ間に電化されていましたね。

PB3さん、高速有鉛掲載車そのものです。オーナー氏の話では、あちらの編集長氏も相当なバスマニアとのことでした。ということで表紙になってしまったみたいです。

2011/5/7(土) 午後 5:15 [ ポンコツ屋 ]

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ZENさん、国鉄カラーはいすみ鉄道に譲渡されてからの忠実な復元です。感心するのは車内の路線表示や運賃表が、大糸線時代のまま残されていることと、往年の風情を損なうような観光列車化がされていないことです。マイクロベースのボンネット風バスや色だけ古めかしいレトロ列車とは考え方が違います。まさに本物。U690もオーナー氏の「レストアしたら駄目、ボロでも元のままがいい」の信念を表しています。塗装も備北バスのまんまです。

bj44v190eさん、これも手動ドアでした。まだきれいで油煙は付きませんでしたが、付いても許せます。全国各地にあった20形気動車ももはや絶滅です。こうして残ったのは、そして現役で営業運用しようと言うのは奇跡です。

2011/5/7(土) 午後 5:24 [ ポンコツ屋 ]

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ここはタクシーもフローリアン辺りが来てくれると似合いそうな漢字で。
で、ちょっと本題とは離れますが、
http://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU0324698948/index.html?TRCD=200002
ダイナ4駆のルートバン。多分特注車で見た感じ高床にみえます。

2011/5/7(土) 午後 10:34 [ さえちゃん ]

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さえちゃん様、フローリアンの存在を忘れておりました。ところでルートバンついに出ましたね。やはり実在したのですね。旧型末期のころ、神奈川区内某ディーラーの本社地下Pで見た、メーカーから届いたばかりの特装車の記憶は間違っていませんでした。この頃の特装車で、リアWタイヤだけど2WDで15B搭載のものもオークションに出品されていましたが、2WDだったらシングルタイヤの標準車のほうがよさそうですね。しかし4WDで15B・・・まずい物を見てしまいました。この半値くらいで業者オークションに出てくれば即決です。

2011/5/8(日) 午後 0:12 [ ポンコツ屋 ]

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いすみ鉄道とは、またいい旅でしたね。
キハ52ってまだ現役だったんですね。知りませんでした。
国鉄時代に結構、多数配置されていたかとも思いますが、民鉄にもあったんですね。国鉄からの譲渡ですか?
ボンネットバスも懐かしいですね。
都内だと、西東京バスの「夕焼けこやけ号」だけになってしまいましたが、こういう機械遺産は後世まで保存してもらいたいですね。

2011/5/9(月) 午前 2:32 [ あっくん ]

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aki**n0719さん、キハ52はJR最後の3両が引退し、その中の1両を譲り受けた物だそうです。つまりもうJRにはいないのですね。夕焼け小焼け号ももはや屋根下の置物(静態保存)のようです。車検を受けて実働、しかも頻繁に人を乗せて走れる車体も少なくなってきました。次はリアエンジン車とか古トラックとか、古典油圧ショベルとかクレーンとか、それに塵芥車とバキュームカーも残さねばならない機種がありますね。

2011/5/9(月) 午前 8:17 [ ポンコツ屋 ]

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