続・御殿場ボロヨン画報

キュリアスVol.14は11月19日発売。

全体表示

[ リスト ]

10日くらい前の試走です。ジムニー部門の走行会に混ぜてもらって、ようやく新型(というか現行)ジムニーの記事を終えました。


イメージ 1
オフロードコースへの往路、廃車体に群がる盗賊団を表敬訪問。いやいや正規の部品回収作業でありました。

イメージ 2
浮いたタイヤの回転が止まったままジワジワ前進するブレーキLSDなる電子制御カットブレーキ(しかも前後)をキャンセルできないのはモドカシイ設定ではありますが、何も考えずアクセルを踏めば走破するという能力は大したものです。
何名かで交代で乗って、外からも観察すると、前進時よりも後退時にスパッと作動するようでした。意図的な設定なら、それはクロカンの流儀として熟考されていると思います。

これは他の車種にも従来からある機構で、今まで食わず嫌いで「くだらない装備」と思っていました。
たとえば、誰でもが安全確実に悪路を走破して任務を達成する働く四駆として考えたら、これもアリだと思います。
反面、これを使って「オフローディングだ」と言われても興醒めというか何か違うのは確かなので、やはりインパネの片隅にキャンセルスイッチの一つでも奢って頂きたい。
こういったハイテクを全車標準装備にするなら、いらない、使いたくないという意見を切り捨てては駄目でしょう。ABSと違ってキャンセルしても交通事故には直結しないんですから。

移動中の乗り味は、ジムニーもずいぶん遠くに来てしまった・・・そう感じさせるものでした。
とりわけフレームの高剛性化ばかりが話題にされていますが、このカッチリ感というか硬い感じは、本当にそれだけが理由なのかな?下回りを覗けば、気付くことはあります。

新しいエンジンは、このAT仕様では大して良くなったとは思えません。常に目一杯の感じは従来通り。でもMT仕様ではトルクフルに感じるらしい。

人車一体感というのもJB23Wの時代にはだいぶ薄れてしまいましたが、重量以外の要素でさらに人車一体感を失いました。どこか遠隔操作しているような、しかし操作に対する反応は正しいという、これまた不思議な感覚です。乗って楽しいのではなく、乗って楽ということです。
「原点回帰」を標榜したこのモデル、たしかに見た目や構造は原点回帰っぽい流れですが、乗り味についてはより大型な四駆に近くなっています。狭義のジムニーらしさに執着せず、国産唯一のマトモな四輪駆動車として、あらゆる方面に向けた商品になるのでしょう。

ジムニーで原点回帰したいと本気で願うなら、SJ10や30とは言いませんが、まだ上物が手に入るJA11あたりをとことん整備するしかないようです。
そして値段もジムニーの域を超えていて・・・10年後もまだ中古車は高いだろうな。買っても良いと思える価格になる頃、自動車を取り巻く情勢はどうなっているんだろうか。


イメージ 3
よじれを排除したフレームは、ヨタヨタのフレームより地形の変化やキワドイ状況を運転席に伝えてくれない感じもします。理屈では逆なんじゃとも思いますが、剛性のゴの字もないジープやヨンマルは、傾いてもあまり怖くない。ジムニーではSJ10あたりがそうです。


イメージ 18
直前視界の悪化は非常に気になりました。
機能的な大きな弱点はここだけとも言えますが、ここが重大事項でもある。


JB64Wについては、すでに各方面で紹介され尽くした感があります。細かい話は抜きにして雑感的に書いてみました。賛否両論あるかもしれません。
商業誌のフリした同人誌ということで、こちらも原点回帰。大げさな寸評を書くのはやめました。

そんなキュリアスVol.14は来月のお台場で先行発売です。amazonなどに先行して手売りからスタートというのも同人誌っぽいでしょう?



売り物件を数題。

イメージ 4

イメージ 5
非常にきれいな車体。車内も清潔です。
これでも査定はほとんどつかないのがパジェロミニの悲しさでしょうか。スムーズな吹けと開放的な室内、私は嫌いじゃありません。ただしタフではない。

イメージ 7
出口だけ太いステンマフラー。なぜ社外品はみんなこうなのでしょう。走り屋風の演出か。
私ならグラインダーで切って、細めのパイプで延長しますよ。

イメージ 6
なにやらいろいろ付いているのはおいといて、DOHCの前期型ですね。タイベル交換時期近し。


イメージ 8
エンジンブローのJA22Wも、根っこが生える前に。車検はたっぷり。でもリビルドエンジンが高いのです。

イメージ 9
内装は、あまりきれいではない印象。きれいにすれば良いのですが、なかなか。
セルフサービスでお願いします。

この手の入庫が多くなっていますが、近日中に10数年ぶりの出戻り案件、凄味の効いた大物古四駆が控えております。


イメージ 10
そしてこれ。信州からのご紹介案件です。
所有者死去につき書類なし。代金無料ですがサルベージ等すべて自己完結して下さい。



合間を縫って信州へ。
イメージ 11
今回も直噴ディーゼルの手動変速は19km/Lくらいの少食ぶり。こういうエンジンのコンパクト四駆があればなぁ。

イメージ 12
11月末でその役目を終えるトロリーバスに乗ってきました。たぶんキュリアスの記事にはしない、純粋な趣味の遠征です。

イメージ 13
バスと言ってもその実態は「無軌条電車」ですから、車内アナウンスも「この電車は10時30発黒部ダム行きです」となります。
でも無軌条なだけに終点ではこんな様子。本来なら「線路に立ち入らないで下さい!!」となるところ。

イメージ 16
観光客の皆様がダムに向けて改札を出て行けば、ようやく撮影タイム。
このまま同じ便で扇沢に戻ります。黒部ダム駅まで来て、黒部ダムを見ないで帰るのは馬鹿げて思われるかもしれませんが、乗り物系マニアにとっては普通のこと。その土地ごとの名物やグルメなども興味なし。一分一秒を惜しんで、乗って撮って蕎麦を食って移動するのみ。


イメージ 14
扇沢の車庫には、すでに来季デビューの電気バス(超急速充電のバッテリー駆動)が待機。
1台は試運転用なのか、長野の白ナンバー10-01が付いています。関電トンネルの輸送が鉄道業からバス事業へ変わるのだと実感。


イメージ 17
今は鉄道扱いですから、灯火類も自動車のものではありません。たとえばブレーキを踏むと橙色のランプが光ります。これはウインカーではないのです。






イメージ 15
その後、上田まで移動。途中で見たもの。





この記事に

閉じる コメント(19)

ESPオフでも擬似LSDは効くのですね。

ATは、5速を載せたかった?らしいですが、スペースが足りずロックアップが付いただけ。ボンゴの5速ATでも載せようとしたのでしょうか。

r06aは、NAのMTに乗れば、上り坂をシフトダウン無しで登れたりします。荷物満載でも、談合坂を90キロ以上で走れますし。

2018/10/3(水) 午後 7:46 [ アプローズ伯爵 ] 返信する

顔アイコン

トロリーバスも次の世代にバトンタッチ予定でしたっけ?
ただただアクセルを踏んでるだけでオフをこなせるのはお仕事で不整地を走る人向けでしょうけど変態走行人はつまらないかも?

2018/10/3(水) 午後 10:13 プラド王子 返信する

顔アイコン

草ヒロ告知ありがとうございます。
パジェロ・ミニ、ジムニーより故障しないという人も聞きます。自動車整備士の間では評判は悪く無い様ですが、要はオーナーの乗り方が多分に影響しますね。憧れの5バルブ+ターボ…。うーん、タイミング悪し。
C-14いよいよもう少しですね、楽しみにしております。

2018/10/3(水) 午後 11:36 [ みかつ ] 返信する

顔アイコン

おはようございます。

新ジムニーの画像観て気付いたのですが、バンパーにテールランプがあるのは今の時代仕方ないと思うのですが、もう少し小さくならないですかね…

ヘッドライトやフロントウインカーが昔ながらの丸型になってるのなら、テールランプもSJ10のように丸型を並べるようにしたらいいのに、と思う。

まあ、ここらへんはアフターパーツメーカー頼みか、自作ですかね。

2018/10/4(木) 午前 9:11 [ tog**adeg*o ] 返信する

顔アイコン

「原点回帰」といいつつ進化なのかおせっかいなのか曖昧なところはイマドキ車なんだなと思います。必要な装備と“あったら便利なもの”の境界線は個人差があるでしょうから、メーカーオプションならベストなんですがね。

そう、1.5〜2Lの軽油発動機で動く小型のフレーム付き四駆がずっとないんですよね。

トロリーバスは表記こそバスですが鉄道ですからバス転換=廃線という意味を考えると「葬式鉄」なのでしょうか。
100型や200型が懐かしいです。 削除

2018/10/4(木) 午後 7:37 [ コ・ふそう ] 返信する

顔アイコン

> アプローズ伯爵さん 擬似LSDをキャンセルできないのは困りますが(実用車としては困りませんが)簡単に社外で対応されるでしょうね。ABSのアクチュエーターって偉いなぁと素直に感心する反面、片方を締めてトルクフローを抑える仕組みというのはデフやシャフトが無理を知るのだろうなぁと。フライバイワイヤー制御の効能で、無茶な吹かし方はできないようでしたが。念を入れてデフも強化されているようです。
ATは5速案があったのですか。多段ATのありがたみを信じない私にはロックアップで十分です。間違ってAMTにならなかっただけでも。やはりトルコンという機構の読んで字のごとくトルクをコンバートする能力は絶大です。
このエンジンでMT車に乗ってから記事を書くのが真っ当なやり方でしょうが、試乗車がありませんでした。

2018/10/5(金) 午前 8:42 [ ポンコツ屋 ] 返信する

顔アイコン

> プラド王子さん トロリーバスとして世代交代するのではなく、トロリーバスをやめてバスになるところが今回の大きな「さよなら」だったりします。
従来通り、同じ区間を同じように旅客輸送するのですが、その形態は鉄道からバスになります。
同じ場所で営業してるけど、ラーメン屋が焼肉屋になるくらいの変革でしょうか。

アクセル踏んで悪路走破は究極のフルオート・クロスカントリーです。業務用としては「テクニック」に依存しないことが正解でしょうが、そうでない客層はつまらないでしょうね。

2018/10/5(金) 午前 8:46 [ ポンコツ屋 ] 返信する

顔アイコン

> みかつさん なんやかんやで三菱の信頼性です。悪路走破のための強度を備えていないことがジムニーとの思想の差でしょう。生活四駆としてはどちらがいいか?答えは出ません。
ところでこの物件、やたらと手入れは良いんですが、変な弄られ方をしていて、ブースト圧も上げてある様子。こういうのは初期化したいですね。

2018/10/5(金) 午前 8:49 [ ポンコツ屋 ] 返信する

顔アイコン

> tog**adeg*oさん このテール、割ったらなんぼでしょうかね。昔みたいに安価に交換できれば原点回帰でしょうが、きっとそうではない。デザインも『?』だったりします。赤・橙・白と単純に仕切るのではダメだったんでしょうか。そしてなぜ、方向指示器はクリアレンズに色付き電球なんでしょうね今の車は。

2018/10/5(金) 午前 8:52 [ ポンコツ屋 ] 返信する

顔アイコン

> コ・ふそうさん 原点回帰というのはあくまでデザイン上のお題目ですね。「原点回帰風」と言ったほうが正しいでしょうか。
シャーシ全般は従来の熟成型として弱点が消されています。パワートレーンも我々好み。「原点回帰」ではなく「保守本流」とでもしてくれたら納得ですが。これに1.7Lくらいの軽油エンジンが積まれたら中古が出る頃に買ってしまいそうです。

関電トンネル=まさに廃線・バス転換ですね。100形200形の呼称も鉄道です。次はxxx-LV290-xxx改という感じになるのでしょうか。社番は1001とか1004というふうに付与されるようですが、これが形式だとしたら1000形になるのでしょうか。あ、バスだったら形式ではなく型式ですかね。

2018/10/5(金) 午前 9:00 [ ポンコツ屋 ] 返信する

顔アイコン

こんにちは

トロリーバスを見に行かれたのですね。
私も昨日、行ってきました。扇沢から室堂まで往復しました。
トロリーバス自体は立山トンネルトロリーバスで見られますが、歴史ある関電トンネルトロリーバスが見られなくなるのは残念です。乗りもの目的だったので、散策せず、でしたが、ロープーウェイからの紅葉は見事でした。
帰りは信濃大町で駅そばを食べて三才山トンネル経由で帰りました。

2018/10/6(土) 午後 4:03 [ takekyu ] 返信する

顔アイコン

ジムニーすごい人気なんですね〜まだあまり見かけません。
仕事車のADバンがVY11からVY12に代わりました、あまりの進歩ぶりにただただ驚いてます、単なるFF1.5LですがCVTが静かで速い、長距離ならリッター17kmくらい走ります、電動格納ミラーまで付いてます。

2018/10/6(土) 午後 5:36 もりた 返信する

ポンコツ屋さま
原点回帰風車、結局プロにも「?」なのではないでしょうか。擬似LSD。プロとしては、それがある事で先に進めなかったり、出てこられないという状況はあってはならないはずで、いざという時システム故障なんて事も考えられないわけではないでしょう。
僕ら素人にとっても、アクセル踏んでるだけのオフロードじゃ、そのうち飽きると思います。それに危ない。だいたい考えて走るのが楽しいと思うのは僕だけ?
結局、コアな人たちから、初心者かヘタクソか?という視線を向けられつつ、飽きるか、壊すか。
ヒルディセントなんたらのスイッチはあるのだから、なんたらLSDのスイッチも有って然るべきと思うのです。機能自体が悪いのではなく、ONとOFFの選択肢がないことに納得いかず。
でも、結局は、オフロード走った事ない人たちが、すげースゲーと囃し立てるのが面白くないだけかもしれませんけどね…。

2018/10/7(日) 午後 1:33 [ y61***** ] 返信する

顔アイコン

> takekyuさん こんにちは。皆さん今年は黒部にお出かけですね。ちなみに私は15年ぶり。そのときはバスに興味のない時期でしたが、かつて乗った100形200形の全滅に驚きました。三才山トンネル経由ですか。私もそう考えましたが麻績の田舎道で青木に出て移動しました。

2018/10/8(月) 午後 0:41 [ ポンコツ屋 ] 返信する

顔アイコン

> もりたさん すごいバックオーダーの割になかなか車が届かないようです。Y12のADは私がライトバンに興味を持つきっかけになった車種です。東北電力の黄色い社用車をしげしげ眺め、こんな実用的な新車があるのか!?と。ハイブリッド等の設定がないのが、また良いです。

2018/10/8(月) 午後 0:44 [ ポンコツ屋 ] 返信する

顔アイコン

> y61白象さん こういった電子仕掛けで真っ先に思い浮かぶのが、壊れたらどうしようということです。自動ブレーキの誤作動で事故を誘発させた事例も表沙汰にならないだけで沢山あるようで。時勢が推す流れですから、官民たかって揉み消しとも受け取れます。

ブレーキLSDの話。結論から言えば私は価値を感じないわけですが、それを必要とする業界もある・・・のかなぁと。でも第一には、やはり商品性とか新技術でアピールとか、そういうことなのでしょう。
なにより世間を惑わすのは、従来のジムニーで容易に走れる地形で試しながら「新型はスゴイ」とする寸評です。これこそ面白くないですね。

2018/10/8(月) 午後 0:51 [ ポンコツ屋 ] 返信する

顔アイコン

通常使用で故障が少ないのなら、パジェロミニも悪くないと思いました・・・
「悪路走破のための強度を備えていないことがジムニーとの思想の差」との事ですが、極悪路走行した場合パジェロミニはジムニーと比べてどこが壊れるのでしょうか?

2018/10/30(火) 午後 1:09 [ nai**nkid*isu*i ] 返信する

顔アイコン

> nai**nkid*isu*iさん 通常使用の信頼性はジムニー同等か、良いくらいかもしれません。
で、悪路の話、強度の話。その辺は既刊キュリアス13など読んでいただきたく。

2018/11/1(木) 午前 8:34 [ ポンコツ屋 ] 返信する

顔アイコン

アドバイスありがとうございます。
さっそく入手したいと思います。

2018/11/4(日) 午後 7:06 [ nai**nkid*isu*i ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事