ワイルドライフマネージメントを語る時間ですよ

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上:討論前後での賛成と反対の変化。違いがみられたのは★つきの棒グラフ(支持するという人)。


The influence of persuasive arguments on public attitudes toward a proposed wolf restoration in the southern Rockies.
Wildlife Society Bulletin 33(1):154-163. 2005.
Robert Meadow, Richard P. Reading, Mike Phillips, Mark Mehringer, and Brian J. Miller.


野生復帰に関して、おそらくグレイウルフ(Canis lupus)よりもアメリカ合衆国で意見が割れる種類はいない。グレイウルフの野生復帰の支持者と反対者のどちらも、相手を説得するためにシンボリックラングゥェッジを使用する。ロッキー山脈南部へグレイウルフを野生復帰させることについての人々の立場を調べるために、アリゾナ、コロラド、ニューメキシコに住む1300の登録投票者に電話インタビューを行った。3つのすべての州の住民がグレイウルフの野生復帰に対して高い支持を示した。回答者のうち64%が賛成で、33%が反対であった。支持者は牧場主(44%が賛成、53%が反対)を除いて、人口統計上またはサンプルされた他のグループのほとんどすべてにみられた。説得力のある討論の結果は、回答者の態度にはほとんど影響がなかった。全体的なウルフの野生復帰に対する支持は高いままで、討論の後にわずかに増加した。しかし、多くの回答者(63.3%)は支持や反対の態度を変えることはなかった。
人々が持った態度は、ウルフの野生復帰を成功させるためにはとても重要である。ほとんどの人は野生復帰を支持したけれども、反対者の問題もいまだ強く残っている。このことがワイルドライフマネージャーに重要な課題をもたらす。もしマネージメントエージェンシー(政府機関)がロッキー山脈南部へグレイウルフの野生復帰推進を決定すれば、強い反対者を和らげるために努力することが優先事項として挙げられる。代わりに、もしエージェンシーがグレイウルフの野生復帰をしないことに決めれば、そのことに満足しない支持者に知らせる時にかなりの論争に直面することになるだろう。
The Role of Lethal Control in Managing the Effects of Apparent Competition on Endangered Prey Species.
Wildlife Society Bulletin 34(4):1220-1224. 2006.
LUKE GIBSON


見掛けの競合は、ある被食者が共通の捕食者を支えることで他種の減少を間接的に引き起こすという過程である。1990年代中期に見掛けの競合がシエラネバダビッグホーンシープ(Ovis canadensis californiana)とチャネルアイランドフォックス(Urocyon littoralis)の個体数の減少を引き起こしたことについて論じてみる。シエラネバダでは、マウンテンライオン(Puma concolor)がビッグホーンシープを冬の生息地から追いやったと信じられ、間接的に個体数の減少に貢献している。チャネルアイランドでは、ゴールデンイーグル(Aquila chrysaetos)による捕食が3種類のキツネ類の個体数を95%以上減らしたと考えられている。どちらの例に関しても、固有の捕食者が減少の主原因となっている。それに加えて、このような捕食者はとても数の多い代替被食者によって主に支えられている。そのような場合、捕食者と代替被食者の両方のリーサルコントロールを含むようなマネージメントが、絶滅が危惧されるビッグホーンシープやフォックスの個体群を維持するために必要となるかもしれない。




絶滅危惧種の保護のために主原因である捕食圧を減らす必要がある場合、捕食者の数を効率よく減らすために、それを主に支えている被食者も同時に減らそうという方法。

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