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先日記事にしたSFTSですが、現在獣医師の中でもどう対応したものか悩みの種です。 |
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先日、当院にてSFTSの症例が出ました。 |
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I.総論 〜社会とバリア〜 |
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僕が中学生の実習生とか、若い子がやって来るとよくしてあげる話があります。 |

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「もう少し早く連れて来てもらっていれば」 という言葉を言うか言わないかは、獣医師によって違うでしょうし、シチュエーションによっても違うと思います。 僕は基本的にはなるべく使わないですが、 「病態がこんがらがって悪くなって、ややこしくなって来た場合」 に限っては、もうちょっと早ければ早く治ったんだろうけど、時間が経っているので状態が悪くなって病態が複雑になっている、と正直に伝えています。 「言わない」理由としては、「飼い主さんが自分を責めてしまう」ということがあります。 もうちょっと早く連れて来てもらえれば何とかできたのに、早く連れてこなかったのが悪い、というニュアンスになると、飼い主さんは「自分のせいで動物が死んでしまった」と考えてしまう可能性があるからです。 そういう理由から、「もうちょっと早ければねぇ」と言わない、という獣医師もいます。 飼い主さんを気遣っての行為ではありますが、一方でその時のリスクとして一番心配なのは、飼い主さんが「獣医師のせいで動物が死んだ」と獣医師に恨みの気持ちを持つようになってしまう可能性がある、ということです。 分かりやすいところで言うと、子宮蓄膿症で時間が経って、腎不全や肝不全まで起こした状態になってから連れて来てもらっても、その時の死亡率は、子宮蓄膿症になったばかりの初期の状態に比べて、はるかに高いものになってしまいます。 そういう時は、きちんと「時間が早い状態で治療をすれば予後が概ね良い病気なのだけれども、時間が経って状態が悪化してからだと、死亡率が高くなってしまう」と言うことを伝える必要があります。 実際、初期だと救命率が高いけれども、病気が進んで重篤になると途端に死亡率が高くなってしまう病気というのはゴロゴロあります。 極力、「もう少し早ければねぇ」という言葉は使わないようにしていますが、恨まれたり、訴訟になったりすることのある職業ですので、時には使わざるを得ない(きちんと言っておかないとまずい)状況はあるのだと思います。 きちんと状況を説明しつつ、必要以上に相手を責めない、ということは大切だと思いますが、一方でそう言いたくなってしまう状況というのは、実は結構あったりします。 「1か月前から調子が悪かったけど、様子を見てました」 ということのないよう、早め早めに診せてほしいものだと、獣医師としては願います。 ※転載、リンクはご自由にどうぞ
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