どうぶつ病院診療日記

動物病院の診察風景や、獣医師が日頃思っていることなど

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今月は、ブリーダーについての記事を書かせていただいていましたが、
タイムリーな事に、今月の初めから、

「Japan Serious Breeder Association」(日本育種家協会)

という団体が発足していたそうです。


僕自身は、特に設立を手伝ったという事でもなく、発足後に存在を知ったのですが、
HPの中の文章の一部で、僕の記事を参考にしていただけたようで、
少しだけですがお役に立てる事ができて、うれしい思いです。

シリアスブリーダーの協会というのは、
今までありそうでなかったものです。

まじめなブリーダーさんが協力しあって、
情報を出し合い、アドバイスをしあって、
健全なブリードを心がけて行くというのは、
パピーミルとバックヤードブリードの抑制ということにおいて、
大きな力となってくれると思います。

今は犬を飼いたい人は、まずペットショップに見に行き、
知らず知らずパピーミルからの犬を購入し、
パピーミルの存続に対して貢献してしまっている、というのが現状だと思います。

一番の理想としては、犬を飼いたい人は、
まず動物愛護センターやシリアスブリーダー協会に問い合わせをし、
欲しい犬種のシリアスブリーダーを紹介してもらって、
そこに赴く、というのが望ましいと思います
(犬種にこだわりが無く、成犬でも構わないという方は、
 愛護センターで犬を保護する、という選択もあると思います)。

そして、ブリーダーのところに行き、
繁殖場を見せてもらい、面接を受けて、
それから購入、となるのがベストだと思います。

今のように、動物を欲しくなったらペットショップに訪れ、
ウインドウショッピングのように買って来る、
というのは、犬に対して、倫理的にも問題があると思います。

シリアスブリーダーの協会ができた事は、
日本のブリーダー業界にとっては、
新しい流れの始まりとなる出来事ではないかと思います。

ブリードの状況や購入の仕方などについて、
今の日本は、イギリスなどのペット文化先進国から、
かなり白い目で見られているそうです。

これを機に、世界に見られても恥ずかしくない動物飼育のあり方になって行ってくれるよう、
今後の協会の発展に期待して行きたいところです。

きちんとしているところは認められ、経営的にも安定し、
いいかげんにしているところは業界に参入する事ができなくなる、
というのが理想だと思います。
まじめにしている人が報われる、そういう社会になって行って欲しいものです。

ところで、会員を募集中とのことですので、
もし、この記事をご覧の方で、
私はシリアスブリーダーだ
もしくは、
シリアスブリーダーを知っている
という方がいらっしゃいましたら、入会をしていただくようご検討下さい。

シリアスブリーダーの見極め方にはいくつかのポイントがあると思いますが、
だれに見せても恥ずかしくない繁殖の仕方をしている(繁殖方法と設備)
自分の扱っている犬について、熱く語ることができる(犬への愛情)
ということがまず一番だと思います。

シリアスブリーダーの方同士でも、横のつながりはあまり少ないと聞きました。
まじめな方同士が連携し合い、協力し合って、ペット文化を良くして行く礎となって行ってほしいと願っています。

※この文章は、多くの人に読んでいただきたいですので、ぜひご転載下さい。

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