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僕も時折集合注射の会場ではひやっとする場面などに遭遇することもあるのですが、犬が他の犬をかみ殺してしまう事故が起きていたようです。 愛知県春日井市が実施した狂犬病の予防注射の会場で、愛犬を中型犬にかみ殺されたのは、市職員らが適切な措置を怠ったためとして、飼い主の男性が市などを相手取り、計約140万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こしたことがわかった。 厚生労働省結核感染症課は、「予防注射会場で犬がかみ殺されるトラブルは聞いたことがない」としている。 訴状によると、男性の妻が今年4月、同市総合福祉センターで行われた予防注射に、雄のヨークシャーテリア(当時2歳)を連れて行った。料金を支払う際、後ろに並んでいた、5倍の体重差がある雑種の中型犬が首にかみついて振り回し、死なせたという。 咬まれた方の男性は市と男性を訴え、 市は飼い主と犬の問題と言い、 咬んだ方の飼い主は、咬まれた犬が近づいて来たせい、 と話しているようです。 真相は不明ですが、会場では受付のところに、 飼い主さんが押し掛けて来る状況も多々あるのですが、 並んでいる飼い主さん同士で何かあっても、 市の職員に対処は難しい状況もあるかもしれません。 会場では、犬が広がると、道にはみ出たりして車に対して危険ですので、 そんなに間を空けて広がってもらう訳にもいきません (あまり近づける訳にもいきませんが)。 中には恐ろしい犬というのも実際にいる訳で、これで集合注射はやめにして、 みんな動物病院に行ってください、ということになったら、 それはそれで大変なことが想像されるかもしれません。 ニュースを聞いた感想では、 ・犬をコントロールできるようにしておく ・動物病院に行ける人は動物病院に行ってもらう あたりを気をつけてもらうくらいしか思いつきません。 集合注射では、診察もなしでのある程度雑な注射となりますので、 動物病院にいける人は、健康診断やフィラリアの予防などもかねて、 動物病院に行ってもらう方が良いかもしれません。 集合注射の会場も、ある程度頭数の密度が低くなった方が、 混乱もトラブルも少なくなるかと思います。 それにしても、狂暴犬のところは、往診に行ったとしても、 誰も触れず、テリトリー内ではよけい手が付けられなくなる訳で、 対処法がないというのが実際かもしれません。 どうすればいいのか、難しいですね。
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狂犬病について
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狂犬病に関係した事です
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今年の4月は雨の日が多いですが、狂犬病集合注射に参加した日も雨が多く、 天候面でちょっと大変であった年でした。 朝から大雨だったりすれば、その日は集合注射も中止となり、 延期になる事が多いのですが、 ぱらぱらと小雨だったり、開始時刻の前でそれほどの雨でもなかったりすると、 そのまま決行という事になるようです。 注射と言うと、注射部位をアルコールで清潔に拭いて (暴れるときは不可能な事も多いですが)、 衛生面にも気をつけなければいけないものなのですが、 どしゃぶりの時に雨の中歩いてやって来た犬だったりすると、 びしょびしょの背中をアルコール綿で拭いても、 どこまで効果と言うか意味があるものなのかもよく分からなくなってしまいます。 会場に大きな屋根があるところであれば、 雨をしのぎながらすることもできるのですが、 玄関の軒先程度の屋根しかないような会場(ともいいがたいような場所) だったりすると、市役所の人たちが、 書類を濡らさないようにするのが精一杯で、 獣医師は雨の振る中をせっせと注射に回る、 ということにもなったりすることもあります。 あまり雨が強かったりすると、 行く予定にしていた人も、出かける気力がなくなるのか、 ないだろうと思ってしまうのか、 やって来る人の数が少なくなって、 予定頭数よりもずいぶん少ない結果になってしまう事もあります。 市役所も、雨だからと中止・延期にすると、 スケジュールが足りなくなってしまったり (予備日は数日しか組んでありません)、 せっかく行ったのになんで中止なんだと住民から苦情があったりと、 中止にするのも、それなりの気苦労があったりするようです。 獣医師としては、雨の日に野外で注射なんてうちたくはないのですが、 行政の仕事に参加している立場ですので、 市役所が決行を決定すれば、分かりましたとやるしかありません。 出かけてざあざあ降りだったりすると、 どうにも気合いが入らなかったりするのですが、 次の会場に雨宿りが出来るだけの、大きな屋根があることを祈りつつ、 会場へと向かうしかありませんね。 ※動物と飼い主さんの設定と描写には、修正を加えています。
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狂犬病の集合注射もいよいよ後半戦です。 今のところは大きなトラブルもなく、なんとか無事に進行しています。 ところで、狂犬病の集合注射に関しての心配事には、 移動の最中のことがあります。 というのも、集合注射に参加しているうちに、 「迷子」になるとまずいことになるからです。 僕の参加している地域では、 市役所の人が車を一台出し、 獣医師も車を出し、計二台が連なって会場を回って行く、 ということになることが多いです。 獣医師の側は、会場の位置をあまり把握しておらず (僕が、ということではありますが)、 先導、道案内は専ら役所の人任せだったりします。 一応、会場の場所を書いたプリントも貰っているのですが、 会場となる場所は、どこどこの公民館とか、 農協の集配センターとか、地域の憩いの家だとか、 およそ普通に暮らしている上では、 なじみもなく、まず行かないような場所だったりします。 地元の町での開催でも、普段行かないような場所だったりするのですが、 隣町だったりとか、さらに離れた場所だったりすると、 まさに自分が今どこにいるのやらさっぱり分からないような 場所だったりすることが多いです。 一応、カーナビで自分の走っている場所は分かるのですが、 次にどこどこの公民館、とか行っても、 カーナビでは地図上にも出てきませんし、 検索しても出て来た試しがありません (電話番号が分かれば出て来るかもしれませんが)。 結局、一生懸命地図をにらめっこしながら探すよりも、 車の前を走る役所の人の車の後をしっかりついて行った方が、 一番確実で、楽ちんだったりします。 役所の人は、獣医師を先導するという役目もあるようですので、 その日の会場場所と、ルートなどは、しっかり把握してくれているようです。 噂では、獣医師が道に迷ってしまい、 途中でてんやわんやになってしまったことがある、 という話も聞いたりしたこともありますが、 市役所の人だけが会場に到着していても、 肝心の狂犬病ワクチンを持った獣医師が会場に来ていなければ、 注射は実施できません。 天気のいい日に、ドライブ気分であちこちを回る、
というのも気持ちのいいものではありますが、 きれいな風景を見ていて、知らないうちに前の車を見失ってしまうと、 背筋も凍り付く状況になってしまいますので、 迷子にならないよう、しっかりとついて行かなければと思っている次第です。 |
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今日は朝から、隣りの隣り町まで狂犬病の集合注射に行っていました。 |
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4月になり、狂犬病のワクチンの時期になりました。
年に一度、狂犬病ワクチンの接種を受けておく事が義務となっていますので、 犬を飼っている以上は、きちんとしておかなくてはいけません。 ところで、毎年狂犬病の注射を吸う時にいつも気になるのは、 狂犬病のワクチンが、 「あまりにも透明すぎること」 です。 他の混合ワクチンであれば、ピンクだったりオレンジだったり、 けっこう色がついているので、 吸ってある注射器を見ても、 「これは何ワクチン」というのが分かるのですが、 狂犬病のワクチンだけはなぜか、 見事に混じりっけない、透き通った色をしています。 (バイアルの中が白く見えるのは、 ラベルの色が透けて見えているからです) 吸い終わった状態で台において忘れていると、 狂犬病の注射なのかなんなのか分からなくなってしまうほどです。 あまりにも透明すぎるので、 獣医師なら誰しも思ってしまう事が、 「生理食塩水も狂犬病ワクチンも、見分けがつかんよね」 と言う事ではあります。 たしかに、この外観であれば、 狂犬病のワクチンと称して生理食塩水を持って行っても、 見た目では、おそらく誰にも見分けは付かないかもしれません。 とはいっても、まともな獣医師で、 狂犬病ワクチンの接種の意味を理解しているものであれば、 狂犬病ワクチンをごまかして打つ事などあり得ませんし、 考えもしないとは思います。 もちろん、世の中の獣医師のおおむねはまじめで正義感を持っているとは思うのですが、 中には悪い人がいないかと言われると、 それは何とも分からないところではあります。 ごまかしてうっている病院があるとか、 仕入れの数とうった頭数の数が合わないので、 周りから怪しまれている病院などもある、 という話は、嘘かまことか、以前から耳にすることではあります。 「見た目分かんないんだから、生理食塩水と半分ずつ混ぜれば、 原価半分でうはうはだね。」 なんてことを考える悪い人間がいないかどうか、 気になるところではありますが、 そういう行為は獣医師法違反の違法行為ですし、 ましてや、ワクチンと称して生食だけうつ、 なんてことをすると、それはただの詐欺に他なりません。 通常の病院では、ロットの数をノートに書いておいて、 証明書の控えも病院に保管してありますので、 仕入れの数と接種数は、きっちり合うようになっています (当然僕の病院でも、仕入れの数と注射数はきっちり合います)。 どこの病院がどうしているかどうか、というのは、 外からは分かりませんし、うっている本人にしか分からないのですが、 狂犬病ワクチンを薄めるだのごまかすだの、 嘘なのか冗談なのかよく分からないうわさ話は、 業界の間でも時折話が出て来る事ではあります (うわさ話のどこまでが真実なのか、 それとも都市伝説なのかは、誰にも(本人を除いて)分かりません)。 もしかしたら、逆に、 「狂犬病なんて日本にないし、副作用怖いから、 生食でもうっておいて、証明書だけちょうだいよ」 なんてことを考える飼い主さんもいるのかもしれませんが、 それはそれで法律違反でいけないことですので、 法律に則って、受けておくべきものはきっちり受けておかないといけません。 狂犬病などのワクチンは、法律に関わって来るものですので、 信頼できる獣医師の元で(ここが重要です)、 しっかりと健康状態を見てもらってから、 間違いなく接種を受けるよう、お勧めいたします。 それにしても、こんなに透明だと、 悪い人が悪い事をする余地があるよなと、いつも思ってしまいます。 せめて、もう少し、何か色がついていると良いんですけれどもね。 ※動物と飼い主さんの設定と描写には、修正を加えています。 傑作、ランキングをクリックしていただけますと、うれしい限りです。 転載、リンクはフリーとさせていただきます。 |





