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動物によって数え方はいろいろです。 基本としては、ほ乳類は一頭、二頭と数え、 鳥は一羽、二羽と数えて行きます。 ところで、ウサギだけは、ほ乳類のはずなのに、 一羽、二羽と数えるのが通例になっています。 知っている人も多いかとは思いますが、これは仏教との関係です。 というのも、仏教伝来後、日本では、 動物はご先祖さまの生まれ変わりかもしれない (人間から動物になったという事は、 業が大きかったために、人界から畜生界に落ちたという事なのですが) ということで、動物を食べる事は避けられたからです。 ただ、魚や鳥の類いは、輪廻転生の範疇からはずされたからなのか、 なぜか食べても良いとされました。 動物性蛋白は、人間の栄養としてとても貴重なものであり、 かつとてもおいしいものです。 中でも身近にある肉で美味しいものと言うと、 ウサギだったのですが、殺生を禁じられていたために、 殺して食べるという事が出来ませんでした。 したがって、肉の味が鳥と似ているということもあり、 「これは、実は鳥なんです。 だって鳥みたいに飛び回るし、 羽根みたいなのもついてるし(これは知りませんが)。 実はこれは、鵜と鷺の肉なんです。」 ということで、鳥であればバチも当たらないしという事で、 一羽二羽と数えて、取り扱いにするようにしたという事です。 鳥だったらokで、ほ乳類だったらダメというのもよく分からない話ではありますが、 おじいちゃんが死んだ後、ハエを見つけた時に、 "あ、おじいちゃんがいるよ"と言うなどという話がありますが、 ハエにも生まれ変わる事があるのなら、 鳥にだってなったっておかしくはないだろう、 という気もしないでもありません。 そこらへんは、 都合の良いように解釈しているのかもしれないですね。 ※動物と飼い主さんの設定と描写には、修正を加えています。
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動物雑学
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動物の雑学です
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先日、病院の中の掃除をしていたら、 海外のおみやげとしていつぞや誰かにもらった、 木でできたヘビのおもちゃが出て来ました。 ペイントもかなり精巧にできていて、 うちの娘に見せたら、見たとたんぎゃーぎゃーと泣き始めてしまい、 けっこうリアルなものであることがうかがえました。 おもちゃである事を説明し、 触らせてあげると安心したようで、 自分で触ったり、看護婦さんに、 「それそれ〜」 などと見せて遊んでいたりしたのですが、 ふと、「犬ってヘビのおもちゃは怖がるんだろうか」 と思いつきました。 そこで、家で飼っている犬にそのおもちゃを見せて、 「それそれ〜」 と顔の前でフリフリしてみたのですが、 驚いた事に、ヘビのおもちゃを見ても、 顔の前でヘビのおもちゃがフリフリしていても、 おもちゃで遊んでもらっていると思っているのか、 はふはふと楽しそうな表情をしています。 ヘビのおもちゃを見せられるとちょっとは驚くかなと思っていただけに、 全く驚く仕草がない様子には、逆に驚かされました。 考えてみると、犬というものは、 ヘビを見つけてちょっかいをかけて鼻先を噛まれた、 という事でときどきやって来る事があるくらいですから、 案外ヘビを見ても、何かよく分からないのかもしれません。 「これは怖いものだ」 と分かるのであれば、ちょっとは警戒しても良さそうなものです。 その後、何頭かで試してみましたが、 怖がる様子の子はいませんでした。 できるなら、病院に来た犬に次々見せて反応を見てみたいところですが、 来る犬来る犬にヘビのおもちゃを見せて驚かそうとしていたら、 「院長先生、気でも触れたのかしら」 と思われてしまうかもしれません。 なぜ犬がときどき鼻先をヘビに噛まれて来院して来るのか、 その謎がちょっと解けた様な気もしたのですが、 他の犬は一体どうなんでしょうね。 もし試した人がいらっしゃいましたら、結果をお教えください。 ※動物と飼い主さんの設定と描写には、修正を加えています。
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風邪を引いた時、真っ先に飲まなきゃと思うのが、 「ビタミンC」です。 ビタミンというのは、広辞苑によれば、 動物体の主栄養素(蛋白・脂質・糖質・無機塩類・水)の他に、動物の栄養を保ち成長を遂げさせるに不可欠の微量の有機物の総称。動物が自分の体の中で生合成できないため、植物や細菌が合成したものを直接または間接に摂取しなければならない。と定義されています。 自分で合成できないので、外から摂取しなければいけないというのがポイントです。 人間はビタミンCを合成できませんので、 野菜や果物、もしくはサプリメントを通じて摂取しなければいけません。 飼い主さんにペットフードの話をしていても、 しばしば、 「ビタミンCを取らせるために野菜もあげないといけないでしょうか。」 と聞かれる事があります。 よく聞かれる事ではありますが、 答えはと言えば、 「犬もネコも、自分の体の中でビタミンCを合成する事ができるので、 特にあげる必要はない」 ということになります(あげても害にはなりませんが)。 要するに、ビタミンCは人間にとっては"ビタミン"ではあっても、 動物にとっては"ビタミン"ではない、ということです。 そう言う話をすると、 「へー、犬ネコってすごいんですね」 と感心されるのですが、実はそれは逆だったりします。 実は、ほ乳類のほとんどは、自分の体の中でビタミンCを合成する事ができます。 合成できないのは、ヒト、サル、モルモットなど、少数の種だけです。 どういうことかといえば、僕が思うに、 もともとはビタミンCを合成していた遠いご先祖の仲間が、 果実など、ビタミンCを豊富に含んだ食物を食べるようになり、 「ビタミンCを作らなくても生きて行く事ができる」 個体が増え、やがて種全体が「ビタミンCを作れない種」になってしまった、 という事だと思います。 他の種のほとんどはビタミンCを作る事ができ、 それらのご先祖とヒトのご先祖も共通であるという事は、 おそらく人間の遺伝子の中にも、残骸として、 「ビタミンCをつくる遺伝子」は残っています。 ただ、それが異常になっているか、 はたまたオフになり作用していないために、 ヒトは遺伝子を働かせる事ができず、 ビタミンCを作れないようになっているのだと思います。 となると、将来、遺伝子工学が発達し、 遺伝子改良人間が作れるようになったとしたら、 ビタミンC合成遺伝子を復活させる事ができるようになると思います。 それにしても、ネズミやウサギはビタミンCを作る事ができるのに、 モルモットだけはビタミンCを作れないというのも不思議な話です。 おかげで、壊血病や皮膚疾患など、 モルモットも独特の病気が起こってしまうようになってしまっています。 ビタミンCは免疫力や皮膚の代謝、血管の維持などに、 とても大切な役目を果たしている栄養素です。 自分で作る事ができるのであれば、 人類はもう少し風邪を引きにくくなり、 年をとっても、今よりある程度、 より若々しくいられるのかもしれません。 今のところは自分では作れませんので、 サプリメントを飲んで補給するしかないですけれども。 ※動物と飼い主さんの設定と描写には、修正を加えています。
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動物病院では、しばしばウサギに麻酔をかけないといけないことがあります。 そんな時、ウサギに麻酔をかける上で困るのが、ウサギにはアトロピンという薬が効かないということです。 アトロピンは、心拍数の低下を防ぐために、麻酔の前投与薬としてよく用いられます。 また、麻酔中に心拍数が低下してきたりすると、その対処としてアトロピンを注射します。 アトロピンを注射することにより心拍数は上昇し、徐脈を防ぐことが出来ます。 ところが、ウサギには徐脈の特効薬であるアトロピンが効きません。 正確に言うと、静脈注射でうてば、ごく短時間だけ作用はするのですが、すぐに効かなくなってしまいます。 その原因は、ウサギという動物が、体の中に「アトロピナーゼ」というアトロピンを分解するための酵素を持っているからです。 このアトロピナーゼのせいで、ウサギにはアトロピンを注射しても、あっという間にアトロピンが分解されてしまい、効果がなくなってしまうのです。 では、なぜウサギはわざわざそんな酵素を体の中に持っているのでしょうか? もしかして、獣医さんに麻酔をかけられたときに、獣医さんがアトロピンを使えなくて困るように、嫌がらせとして持っているのでしょうか? そうではありません。 別に、ウサギは獣医さんへの嫌がらせのためにアトロピンが効かない体質になっているわけではありません。 アトロピンを分解するということは、ウサギにとっては、環境中で役に立っている性質であり、それはながい進化の歴史の中で獲得してきた、れっきとした生存のための能力です。 アトロピンを分解するための酵素を持つということは、それだけ種にとってコストのかかることです。 それを作り出すためには、そのしくみを維持し、エネルギーを割り振らなければいけません。 ということは、ウサギにとって、それだけのコストをかけたとしても、生存のためにはその酵素を持っていた方が有利であるということの証明でもあります。 ウサギがアトロピンを分解する体質である理由は、ひと言で説明することが出来ます。 それは、アトロピンが命に関わる劇物であるからです。 そう聞くと、 「医療に幅広く用いられているアトロピンが劇物?」 と驚く人もいるかもしれません。 でも、アトロピンは実際に、立派な劇物です。 副交感神経の働きを抑制する効果を持っていて、中毒時には頻脈・心悸亢進、幻覚や昏睡を起こします。 過量摂取時には死ぬこともあり、致死量は成人で約100mgです(ちなみに、一般に注射に用いられる液は0.54mg/mlの濃度の極めて薄い濃度です)。 アトロピンは、ナス科の植物の植物に多く含まれるアルカロイドの一種であり、アルカロイドというのは、動物の神経や内臓などに働いて様々な作用を及ぼす植物毒のことです。 つまり、アトロピンというのは、植物が作り出している“毒”そのものなのです。 植物の作るアルカロイドには様々なものがあり、アコニチン、アトロピン、エフェドリン、カフェイン、キニーネ、クラーレ、コカイン、コルヒチン、スコポラミン、ストリキニーネ、ドーパミン、ニコチン、ベルベリン、モルヒネ、etc・・、と数多く存在します。 その中には、医療に携わる人ならしょっちゅう目にする薬剤から、一般にもよく知られているものまであります。 逆に言えば、人は、植物の中に、そういう人間の体に働きかける成分があるのを知った上で、その成分を、自分達の役に立つ目的のために、役に立つ容量に薄めて用いているということです。 用いているのがもともと植物毒である以上、いずれも過量投与は命取りになります。 アルカロイドはまさに、毒にも薬にもなる物質なのです。 それはさておき、植物がアルカロイドを作る目的は、それが動物にとって“毒”となるというところにはっきりと現れています。 つまり、植物は、動物に自分達を食べさせないようにするために、アルカロイドを作り、体にため込んでいるのです。 植物はよく太陽の光を有機物に変える“生産者”などと称されています。 実際、動物が得るエネルギーはすべて、植物がつくりだしたものです。 動物の側からすれば、植物というのは、栄養分をもたらしてくれるありがたい存在です。 でも、植物からすると、動物というのは、利用できる面はあるにしても、そんなこととは比べものにならないくらいの“敵”でもあります。 肥料になる糞を落としたり、種子を遠くまで運んでくれるといっても、自分自身が食べられてしまえば、元も子もありません。 食べられるということは、種の生存にとってはなるべく避けたい、大きなリスクです。 しかも、弱肉強食の食物連鎖の中では、動物にとって食べやすい植物から食べられてしまいます。 そのために、植物は、体を硬くしたり、葉を高いところに付けたり、毒物を体に持ったりと、それぞれの防衛策を取ることになります。 植物がアルカロイドを体に持つのも、そのひとつです。 毒を体に持っているのは植物の意志によるものなどではなく、動物からの補食圧による「適者生存」の法則によるものです。 毒を持ちたいと思って持ったのではなく、持っていないと食べられてしまい、絶滅してしまうからこそ、持たざるを得なかったのです。 ただ、話はそれで終わりません。 アルカロイドを持てば、動物に食べられなくなって安泰のような気もしますが、それにより、今度は動物の側に「それを食べられなくなれば死んでしまう」という圧力が働くようになるのです。 植物の持つアルカロイドのせいで、食べるのに支障があるのならば、動物の取り得る選択肢は2つしかありません。 1.その植物をあきらめて別の植物を食べる 2.アルカロイドを持っていても食べられるようになる ウサギがアトロピンを分解できるのは、2番の選択肢によるものです。 1番の選択肢を取ろうとしても、食べやすい植物はいなくなり、やがて防衛策を持っている植物だけが残ります。 すると、植物の防衛策に対抗できない動物は、食べるものが無くなり、絶滅してしまいます。 結局、対抗できる動物だけが残り、また植物はそれに防衛策を発達させ・・、とその繰り返しで、植物と動物のいたちごっこが永遠に(どちらかが絶滅するまで)繰り返されます。 一方で、肉食動物にはアルカロイドを分解する酵素などはいりません。 彼らの獲物が植物でない以上、そういう毒物が体に入ってくる可能性はなく、分解酵素を手に入れさせる圧力は働かないからです。 だから、猫はアルカロイドを分解する能力を持っておらず、観葉植物などを食べると、しばしば中毒になってしまいます。 食べ物に関して、肉食動物に働く圧力は、獲物をうまく捕まえる圧力です。 食べられる側の動物は、肉食動物に食べられないよう、速く走ったり、防御力を高めたりと、食べられないための防衛策を講じていきます。 肉食動物は、その防衛策を乗り越えて捕食できるように、捕食能力を磨き上げていきます。 ウサギなどの草食動物は、植物からの防衛策への対抗と、肉食動物からの補食圧への対抗を同時に取らなければいけません。 草食動物も、のほほんとしているようで、なかなか大変です。 実際には、進化は長い歴史の積み重ねの上で起こるものなので目には見えないものですが、命というものはそれだけの、自己が変化していく能力を備えているということであり、考えれば考えるほど驚かされてしまいます。
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1.恐竜の時代からほ乳類の時代へ 中生代(2億4800年前〜6500万年前)は恐竜が地上で大きな勢力を振るっていました。ほ乳類は中生代にはすでに誕生していましたが、未だ繁栄するには至らず、恐竜の陰に隠れるように細々と暮らしていました。 6500万年前に突然恐竜が絶滅すると、それまで恐竜が占めていた生活空間に大きな空きが生じます。 生物には生活空間に空きがあると、自らの形と仕組みを変えながらそこに適応していくという能力があります。 それまで、現在のネズミのような姿をしていたほ乳類は、環境に適応していく過程で様々な形態を持つ様々な種に分かれ、それまで恐竜が占めていた地位を瞬く間に埋めていきました。 新生代はほ乳類が支配する時代となりました。それは現在まで続いています。 2.イヌ科の出現
現在のイヌ科、ネコ科、イタチ科、クマ科などの食肉目の共通の祖先とされているのは、新生代に入ってまもなく誕生したミアキスという動物です。
ミアキスは現在のヨーロッパから北米にかけて生息し、主に樹上生活を行っていたと考えられています。 第三紀に入ってしばらくは温暖な気候が続いていましたが、漸新世に入るとしだいに気候が寒冷化してきます。寒冷化により、それまで森林に覆われていた北米大陸に草原地帯が拡がります。 ウマやラクダの仲間が草原地帯での生活に適応して進出すると、新しい獲物を追い求めて、草原で集団で狩りを行うタイプのイヌ科の動物が出現しました。 森林が後退し草原が出現する中で、森にとどまるネコ科と草原に進出するイヌ科に分かれたとされています。 第三紀の終わり頃には今のオオカミやキツネ、タヌキなどの直接の先祖であると考えられているトマークタスが現れました。 北アメリカで生まれたイヌ科の動物は、様々な種類に分かれながら世界に拡がっていきます。現在アフリカに生息しているジャッカルも、元をたどればルーツを北アメリカに持っていると考えられています。 トマークタスの子孫からはやがて、現在のイヌの直接の祖先であるオオカミが生まれます。オオカミは勢力を伸ばしながら、当時陸続きであったベーリング海峡を歩いて渡り、アジアにまで進出してきました。 3.ヒトとオオカミの出会い 現在のヒト以前にも、何種類かの人類が現れています。今の人類以外のヒトは、誕生した後何らかの原因で全て絶滅してしまいました。現在地球上に存在するヒトは、そのうちの今から約15万年前に東アフリカに出現した新人=ホモ・サピエンス(クロマニヨン人)と考えられています。 ヒトはアフリカで生まれた後、世界に拡がっていきます。 陸づたいに歩いて移動し、東アジアまでやってきたところで、ついにヒトの祖先はオオカミと出会いました。 その頃の文献は残されていないので、オオカミが飼い慣らされた経緯などは推察でしか分からないのですが、最初は、ヒトの食べ残しを求めて近くに寄ってきたのだと考えられています。ヒトにとっては、オオカミはそれ自体が脅威でもありますが、一方で外敵が近寄ってくるとオオカミが吠えてその存在を知らせてくれるので役に立つ部分もあります。 恐らくオオカミの子供を人間が飼い慣らし始め、人間に慣れる性質を持っている個体を選んで繁殖させていく過程で「イヌ」がつくられたのだろうと考えられています。 やがて、イヌは人間社会の中に入り込んで生活するようになり、共に狩りを行ったり、外敵に立ち向かうようになりました。イヌの存在は、ヒトが世界に拡がっていく過程で大きな力となったと考えられます。 イヌという最良の友を得ることがなければ、現在の人間社会の姿も違うものになっていたかもしれません。 ミトコンドリアDNAの分析から、イヌの起源は東アジアで、約1万5千年前頃にオオカミから分かれたであろうと考えられています。 人間が「イヌ」を創り出すまでは、イヌは世界には存在しなかったのです。東アジアで生まれたイヌは、その後人間の移動に伴って世界中に分布を拡げていきます。 イヌの誕生からまもなく、ヒトがベーリング海峡を渡り北アメリカに渡ったときには、すでにイヌを連れていたと言われています。 アメリカ大陸のイヌには、旧大陸のイヌの遺伝子以外の部分も持っている個体が存在しています。アメリカ大陸に連れて行かれたイヌと現地のオオカミとの交配があったようです。 ヒトに連れて行かれた先で野生化すると、土着の野犬となります。 東南アジアからオーストラリアに島づたいに渡った原住民が連れていたイヌは、そこで野生化しディンゴと呼ばれる種になりました。 有袋類(カンガルーやコアラ)と単孔類(カモノハシ、ハリモグラ)のユートピアであるオーストラリアに真獣類(“一般的”なほ乳類)が存在する理由です。 言うなれば、イヌはヒトによる世界最初の移入種とも言えます。 その後、各地でヒトはイヌの品種改良を行い、その用途に応じて様々なイヌの種類をつくりだしていきました。 もとはオオカミであった種から、現在のように多様な形態のイヌが作り出せた要因は、様々な形態を取り得る遺伝子の多様性を持っていたからだとも言えます。 逆から言えば、ウシがオーロックスと言われる種から創り出され、ブタがイノシシから創り出されたことから分かるように、生命とはその中に変化する可能性を持っている存在であると言うこともできます。
イヌがオオカミと大きく異なる形態を持ち、多様であるのは、人間とのつきあいが長く、その用途のために最も適した性質を持つ個体を繁殖をさせた結果、人為的に変化を加速させたのだと言えます。 |


