どうぶつ病院診療日記

動物病院の診察風景や、獣医師が日頃思っていることなど

食べ物の話

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新聞にも載ったそうですが、アイムスの工場で問題があったらしく、
全世界で療法食の自己回収を行うということになったそうです。

今日営業の人が来たので話を聞いてみたところ、
アメリカの工場で製品にサルモネラ菌が混入したということで、
該当する製品は世界中に輸出しているということで、
世界的な話になっているということでした。

ヨーロッパの工場は問題ないということで、
一般食と缶詰は回収となっていないようですが、
療法食(以下の表のフード)は、回収対象となっているようです。

イメージ 1


日本だけかと思っていたところ、世界中でということで、
アイムスとしては大打撃となる模様です。

特に療法食だと、治療の一環として続けなければいけないものなので、
販売が停止になれば他のメーカーのものに変更しなければいけません。

一度他のメーカーにうつってしまった場合、
販売再開されたからと言って、
また戻って来てくれる確率もそれほど高くはないかもしれないでしょうから
(理由が理由ですし)、
短期、長期的に大きな経営的ダメージとなりそうです。

以前もドッグフードにメラミンが混ざっていて健康被害が出たりと、
問題が起きていたこともありましたが、
食は健康に直結するものであり、
しかも療法食はもともと健康に問題がある病気の動物用のフードですので、
メーカーさんには重々気をつけていただきたいと思います。

それにしても、サルモネラが混入するというのは、
衛生面でどうなっているのか心配ですね。

宮崎産を買おう!

連日宮崎のニュースが飛び込んできますが、
事態解決の糸口は見えず、収束の気配もまだ遠いようです。

徹底的な消毒と殺処分が必要なのですが、
相手がウイルスだけに、見えない敵と戦うというのは、
関係者にとっても先の見えない沼地を歩いて行くような、
つらく苦しい作業の続くことであろうと思います。

僕も獣医師でありながら、何をすることもできないわけで、
はがゆいような、申し訳ないような気持ちでニュースを見るばかりです。

なんとかしてあげたいけれども、
なにもできない、何をしていいか分からない、
という人は、他にもたくさんいるのではないかと思います。

僕たちにせめてもの出来ることと言えば、
募金や義援金もそうですが、
それ以外にももうひとつあると思います。

それは、

「宮崎産の食品を見つけたら、できるだけそれを選んで買う」

ということです。

ささやかではありますが、これはとても大切なことであると思います。
食品に関して、産地でこういうことがあったときには、
必ず風評被害が出て、その地域の食品に対する風評被害が出ます。

前回の口蹄疫の時は、幸い740頭の殺処分で収束したため、
今回発生したときも、最初風評被害を怖れて報道が小さかったという面もあるようです。

もう風評被害という域を超え、流通なども大きなダメージを受けているとは思うのですが、
そこに、宮崎県産への風評被害が加わると、
関係のない農家の方までダメージを受けますし、
街全体の体力を削り、
地域がみんなでお互いを支え合うということも出来なくなり、
今後再起をするための力も落としてしまうことになります。

きちんと情報に接した人は、
今回の病気は人間の健康に問題はないということを理解できていると思うのですが、
怖い病気、というイメージを先行させてしまった人の中には、
同じ産地ということで敬遠してしまう人もいるかもしれません。

今宮崎県産の食品を選んで買うという選択は、
被災(これはもはや災害です)している現地の農家の人たち、
周辺の地域の人たちへ、経済の流れと活力を送り届けることです。

我が家でも、買い物に行ったときに、
「宮崎産」と言うものを見つけ、
それがどちらを買っても差し支えないものであった場合は、
積極的にそちらの方を選んで買おうと思います。

「現地の人たちに元気になってほしい」
と、多くの人が願いを込めて買えば、
その気持ちは必ず届くと思います。

もし、宮崎県産のものを見つけたら、
みんなで願いを込めて買いましょう。

※転載、リンクはご自由にどうぞ。

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我が家は朝はパン食である事が多いのですが、
先日、嫁さんが「パン焼き器を買いたい」と言い出したもので、
パン焼き器を買いました。

自分で作るなんて大変じゃないの、
と思っていたところ、その出来映えたるや、
市販品を凌駕しているんじゃないのと言いたくなるような美味しさで、
毎朝のパンが楽しみになって来ました。

今の機器はケアもかなり楽なようで、
嫁さんもせっせとパンを作ってくれています。

毎日、小麦粉と水を釜に入れて、
酵母を投入口にセットして、タイマーをかけておけば、
朝にはふっくら焼きたてのパンが出来ているようです。

入れてスイッチを入れれば、機械がウイーンと粉をこね始め、
酵母と混ぜ合わせた後でしばらく寝かせ、
自動的に焼き上げるようです。

とここでふと、生地に入れられた酵母の運命を考えてしまいました。

酵母にしてみれば、今まで袋に入れられてひもじい思いをしていたのが、
いきなり栄養たっぷりの山盛りゴハンの中に投げ込まれ、
喜び勇んで増殖していたら、あわれ数時間後には、
そのまま焼かれてしまい、食べられることになるという事で、
けなげというか、はかないというか、
その運命に思いを寄せてしまいました。

寝られた小麦粉の中で、酵母は倍々で増えて行きますので、
重量的にはけっこうなものになっていると思います。

パンは、植物食だと思われていますが、
その実は、増えた酵母も一緒に食べているわけで、
実際には植物+菌類を一緒に食べているわけです。

パン焼き器を買ってからは、朝になると、
キッチンの中は香ばしいパンの香りで満たされていますが、
パンの香りは、酵母の香りでもあるわけです。

酵母を入れずに寝かせておいて焼いたらどうなるかは知りませんが、
酵母が活発に活動してから焼き上げたものとは、
似ても似つかないものになるのであろうとは思います。

パンを食べるときは、そこで働いてくれた酵母のおかげですので、
小麦粉だけではなく、酵母の事も思い出しながら、
味わって食したいものだと思います。

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一般家庭の中で食べて危険なものはいろいろありますが、
その中で危険なもののひとつは「果物の種」です。

リンゴやモモなどバラ科の植物の種は、飲み込んでしまうと、
腸に詰まって腸閉塞になってしまう可能性があります。
万一腸に詰まったら、お腹を開けて手術をしてとるしかありません。

また、青い状態だとシアンを含んでいますので、
潜在的に危険性を含んでいます
(熟していれば危険度は低いとは思いますが)。

そのため、リンゴやモモなどをあげる時には、
種は食べさせない方が無難です。

果物が好きな動物と言うと、犬猫以外にウサギなどもけっこう好きです。
犬などと違って、ウサギはリンゴの種を丸呑みするという可能性は低いと思いますが、
種を食べた時にどうなるかは何とも言えませんので、
種子は食べさせない方が無難ではあると思います
(食べないとは思いますが)。

種は食べさせない方が良い、というのが一般論ですが、
飼い主さんに尋ねられた時に答えに困るものの一つが「イチゴ」です。

以前、ウサギにイチゴをあげる時に、
イチゴの表面についている種子(あのツブツブです)を、
全部とってからあげるようにしている、
という飼い主さんがいました。

診察の途中で、
「あの種も、全部とった方が良いんですよね」
と言われ、答えに窮したのですが、
さて自分がイチゴを食べる時に、
あの種を取るかと考えるとそんなことはしませんし、
あの種が体に悪いとは聞いた事もなく、
腸に詰まるとも考えにくいので、

「食べさせても問題はないと思いますけれども、
 とって悪いという事はないと思いますよ。」

と、分かったような分からないような答えになってしまいました
(実はイチゴもバラ科なのですが)。

あの種を取るだけでも大変な作業ですし、
あれを全部とるバイトがあったとしても、僕はご勘弁願いたいくらいですが、
飼い主さんとすれば、さあイチゴをあげようとした時、
種が周りについていると、はてどうしたものかと考えてしまうのかもしれません。

野うさぎも野いちごくらいかじりそうなものですが、
まさか種を取って食べるなんて事もしないと思いますので、
そのまま食べてもどうという事もないのではないかと思います
(いっぱい食べすぎるとどうなるのか何とも言えませんが)。

「種をとった方がいいのでしょうか」
と聞かれたらどう答えるのが一番良いのだろうか、
と考えもしたのですが、尋ねられた時に、
もしも獣医師が真面目な顔をして
「種はしっかりとってください」
なんて答えたりしたら、
飼い主さんはビックリ仰天してあの種を一生懸命とるのだろうか、
なんてことをちらっと考えたりもしてしまいました
(そんなこと言いませんけれども)。

あれを全部とれと言われたら、
僕ならおとなしくリンゴの方をあげるかもしれませんね。

※動物と飼い主さんの設定と描写には、修正を加えています。
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KYというのは、空気を読まずに状況に合っていない発言をしてしまう人のことを言うそうですが、
KYとしか言いようのないことに、ウォルサムがこの秋(10月?)から、
フードの値上げをするそうです。

去年の春に各メーカーが値上げをしたときは、
「原油高」と「原材料高」から
ペットフードメーカーのみならずすべての製造業種で値上げラッシュとなっており、
消費者の人たちも、「情勢的に仕方ないねぇ」
と納得して下さいました。

それから秋になって、予想外に景気が急激な悪化となり、
原油高も解消されると同時に、景気の悪化によってもの自体が売れなくなり、
いろんな商品が値下げをする中で、獣医師も、
「療法食もいつから値下げをしてくれるんだろう」
と考えていたのですが、その期待を見事に裏切る形で、
逆に値上げと言う決定をして来たようです。

メーカー曰く、「原材料高」が原因だという事だそうですが、
今のこのご時世で、今度の値上げをすると言っても、
今回ばかりは飼い主さんの理解はとても得られそうにない様な予感ではあります。

ウォルサムはうちのメインフードです。
ベッツプランシリーズは値上げをしないそうですが、
療法食はのきなみ1割近く値上げをするという事で、
困った事になりました。

そうでなくても、去年の値上げのせいで、
割高感が出て来てしまい、お勧めしにくくなって来ているのですが、
ここに来て値上げとなると、ますますお勧めしにくくなってしまいます。

先日から僕の病院では、スタンプカードを始めて、
一割近く還元させると言うことを始めたのですが、
せっかく一割還元となっても、元の値段が一割アップとなるのであれば、
何の事やらよく分かりません。

ただでさえ景気が悪いところにまたさらに療法食が値上げとなると、
余裕のある人はともかく、余裕のない人なら、
療法食を食べさせるのを諦めるか、ネットなどで安いところを探すか、
という選択肢を考え始めるかもしれません。

獣医師の中にも、療法食の扱いを諦めるところもぼちぼち出て来るかもしれません。
動物病院の中には、前回の値上げの時に、
仕入れで上がった分を飼い主さんへの販売価格に転嫁せず、
利益度外視で病院の負担にして値段据え置きにしておいたところもあるかもしれませんが、
値下げをいつするのかと考えていた矢先にこの値上げでは、
販売の意欲もなくなってしまう可能性はあります。

いずれにしろ、値上げとなっても、獣医師にとっても飼い主さんにとっても、
まったくメリットはなく、ただデメリットでしかないだけに困ったものです。

原材料高が理由と言われても、
また原材料が下がって値下げとなる日が来るかどうかは不明であるだけに、
先行きが不透明で困ってしまいます。

去年の値上がりのときは、食料となる穀物からアルコールを作っているから、
穀物が足りなくなって原材料高となっていたのもあるそうですが、
今回はどうなんでしょうね。

※動物と飼い主さんの設定と描写には、修正を加えています。
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