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去年iMacを買い替えて、今年iPadを買って、もうすぐiPhone4も買う予定でと、
マックな出費が続いている今日この頃ですが、
次はいよいよ「自炊」とやらに挑戦してみようかと思っています。
スキャナが4万円で裁断機が3万くらい(垂直式のです)で、
それなりの出費ですので、またしばらくして、
嫁さんの顔色をうかがいながらとなりそうですが、
今までの本がデジタルデータになるというのは使い勝手が良くなりそうですし、
作業も結構面白そうなので今から楽しみではあります。
ただ、今購入を考えているScanSnap1500Mという機械が、
2009年の2月発売なので、次の機種が出てから購入しようかと思っています。
その前の機種はと言えば、2007年の10月発売ということなので、
サイクル的にはもういつ出てもおかしくなさそうです
(今の機種になってからもう1年と5ヶ月経ってます)。
裁断機でバラバラにしてしまった本は、
もうゴミとして捨てるしかありませんので、
どうせなら、より最新型の機種でスキャンしたいところです。
スキャンするのは一度きりのチャンスですので、
捨ててしまってから新しい機種が出て、再スキャンしたいと思っても、
もうその機会はありません(本自体捨てていますので)。
S1500Mも、MacOS10.6には対応していないということで(一応動くそうですが)、
次の機種になれば、OS対応もより確実になっているでしょうし、
対応ソフトもより良いものになっていると期待されます。
自炊をして自分でpdfにすれば、Evernoteに放り込んだあと、
自動検索も出来るようになり、欲しい情報を探しやすくなって、
「本棚の肥やし」から、本当の「知識としての財産」になってくれるのではないかと期待しています。
現状、本棚に置いていても、あの記事どこに載っていたっけなと言って調べて、
すっと見つかった試しがありませんので(探して途中で諦めることも数知れずです)、
それを考えると、自炊してpdfにしてしまった方がよほどメリットがありそうです。
ところで「本を切って、自分でpdfにする」ということで思うのは、
これでますます著作権というものが危うくなって来るな、
ということです(誰もが思うと思います)。
自炊するときにpdfのデータは作れますので、
例えば、「君の本、pdfにしてあげるよ」といって、
他の人の本を自分のところでpdfにしてあげたとすると、
自分のところにはpdfとなったデータが、まるまる残ります。
一冊100円でスキャナをかける代行サービスというものがあるらしいですが、
悪さをしようと思ったら、無料でスキャンしてあげますよと言って本を集めて、
データだけ溜めておいて、あとはそのデータをもとに商売をする、
ということだってやろうと思えば出来てしまう訳です
(思い切り違法ですが、そう知っていてもするような悪い奴も世の中にはいます)。
本を読み込んでpdfにすれば、本の内容はデータだけのものになりますので、
お互いにやり取りし合っても分からなくなってしまいます。
もしも本を読み込んでpdfを作ったとして、
それをEvernoteに放り込んで、それを「共有」okにしてしまったなら、
許可したメンバーなら誰にでも見られるようになってしまいます。
この場合、"小数特定"のメンバーでの貸し借りなのですが、
それはどうなんだということにもなってきます
(買った本を友達に貸して逮捕されるかというと、そんなことはありません)。
本を買って来てすぐ裁断してスキャナかけてpdf化する、
ということは、これからは一部の人間では当たり前になって来るかもしれませんが、
その場合、
「それなら最初からpdfでくれよ」
という話になります。
最初からpdfでもらうのに比べ、途中でアナログな行程が入ると、
画質もOCRの精度も劣ります。
それに買って来たばかりの本を裁断し、
スキャナにかけて、本自体はすぐに捨てる、
ということになると、誰が考えてももったいない、
「資源の無駄遣い」です。
買ってすぐにデータを抜き取って後は捨てるなら、
ゴミを作るために無駄な資源を使っているだけですので、
こんなに無駄なことはありません。
まして、本を読み取ってできたデジタルデータは、
何のコピーガードも入っていない「自由なデータ」です。
もしも一人が本を買って、100個コピーを作ってそれを配布されてしまうと、
出版社はその分損失を被ります。
まともな人間なら、著作権のついているデータを他人に上げるということの意味は分かるでしょうし、
自分で自炊したpdfデータを人にあげるということはしないでしょうが、
今後、間違いなくそういう自炊でできたデータがらみの問題は起こって来ると思います。
データを勝手に作って二次流用するな、と言ったとしても、
その原因を作っている責任のひとつは、
ユーザが自分でデータを作らざるをえない状況を作り出している、
出版社の側にもあります。
出版社にとって、最善かつ唯一の選択肢は、
「コピーガード付き電子データ」(pdfかどうかはさておき)を、
出版社側から提供することです。
電子データを出さずに、本を出してそれをユーザ側がpdfデータに作り替える、
という流れの中では、必ず著作権を無視した行為や、それにまつわる問題が出てきます。
件のスキャニング代行サービスでも、
いずれは、データを流用させてしまった事件が間違いなく出て来ると思います。
全ての著作権問題をクリアにする、唯一の方法が、
出版社による提供です。
時代の流れは、電子化まったなしとなっています。
拒めば、ユーザが勝手にして、そこから問題が発生するだけです。
自炊するような人たちは、電子化書籍を購入する層とマッチしていますので、
最初から電子化データとして発売されれば、
何も自炊などしなくても、最初からそちらを買い求めると思います。
何も無駄なゴミを出し、手間ひまをかけて、
精度のより低いデータを作る必要もありません
(趣味なら別ですが)。
問題は、pdfのデータのように、使い勝手が良いものになるかどうかです。
自炊をして自分で作れば、注釈を自由に入れて、保存場所や閲覧の仕方も自由、
と、使い勝手はまさに自由なのですが、
「電子化しました。
でも見れるのはこのビューワだけです。
これ以外では見ないでください。
使用しないで下さい。」
となるのであれば、結局本を買って自炊する方がいい、
ということになるかもしれません。
この先どうなるかはまだ誰にも分かりませんが、
また数年以内に、出版の世界もがらりとあり方が変わっているかもしれません。
僕としては、その未来が誰もがわくわくできるようなものになっていることを望むのみです。
とりあえずは、棚の本・書類をなんとかしたいので、
ScanSnapを買うということは決定ですが、
それにしても問題は次のモデルがいつ出るかです。
iPadが出てから自炊ブームが広がりつつありますので、
次はもうちょっとマックユーザーも優遇された状況になってくるのでは無いかと期待しているのですが。
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