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SAVIASの重要な柱は「動物の健康管理をサポートするシステム」ですが、 実はもうひとつの柱があります。 それは「物品販売システム」です。 それを書く前に、開発の経緯を簡単に述べた方が合点が行きやすいかと思います。 今回ご一緒させていただいている企業は、もともと、 「動物病院の待合室で、iPadを用いて物品販売をするシステム」 を作れないかと考えていました。 ただ、それだけでは物足りないので、 飼い主さんと動物病院にとって、利益となるような形を作れないかということで、 たまたま日本でほぼ唯一のiPhoneアプリデベロッパーであった僕のところへ、 「一緒にシステムを開発しないか」 ということで声をかけていただきました(僕にとっては本当に幸運でした)。 僕はそのときちょうど、ネット問題と絡んで、 「動物病院の価値を引き上げるような仕組みをなんとか作れないか」 ということを考えていましたので、 僕にとっては「渡りに船」ということで、 システムの開発に協力させていただくことになりました。 そこから、状態を入力するとグラフになって行って、 グラフと連動させてアプリを動かすという、 SAVIASのシステムを作って行きました。 ということで、順番的には僕がソフト会社に声をかけたのではなく、その逆です。 ソフトを作ってひと財産作るために企画を持ち込んだ、というものではありません。 作るのであれば、動物病院に利益をもたらすようなものにさせてくれ、 ということを条件に、開発に携わらせていただくことになりました。 販売システムを考えていた企業側と、業界の問題を考えていた僕の思惑が一致した、 というのが開発のスタート地点です。 本題に戻って、物品販売と言うのは、動物の飼育において飼い主さんが必要とするものを、 動物病院で買えるようにするというものです。 ざっと言うと、動物病院でiPadを見ながら買い物をしたら、 宅急便で直接家に商品を届けてもらうことができる、というものです。 飼い主さんからすれば、動物病院に来たときに、 ついでに注文しておけば、そこで買い物をすることができますし、 動物の専門家である獣医師のアドバイスのもと、買い物をすることができます。 動物病院からすれば、今まで相談に乗って、 「あとはどこかで買ってください」 と言っていた部分を、相談後に動物病院で買い物をしていただくという形につなげて行くことができるようになります。 診察して、相談して、そのまま買ってもらえるというワンストップ・ショッピングが可能になるということです。 また在庫を置くことが問題となって来るようなものも、 例えば服などで、ある程度のサンプルを置いておいて、 服のサイズだけ測ってiPadで選んでもらえば、 在庫を置くことなく販売を行うことが可能となります。 そして、iPadを置いてもらって、買い物をしてもらった場合、 その売り上げの20%は動物病院に支払われます (これは正当な店代です)。 SAVIASは「健康管理サポートシステム」ですが、 もうひとつの翼とも言うべきものが、 「動物病院での販売を行えるようになるシステム」 です。 月に5000円がシステムの利用料となっていますが、 実際には、販売システムを込みの5000円ですので、 順調に稼働してくれれば、おそらく大半の動物病院においては、 余裕で元が取れる金額であると思ってはいます (この部分のアナウンスがあるとないとでは、印象がまるで違うと思います)。 僕にとってやや想定外だったのは、販売システム(僕の管轄外)の方がまだで、 健康管理システム(僕の管轄内)の方が先に仕上がったために、 「健康管理システム 月5000円」 と発表が先にされてしまったということです (日経新聞の取材でも言っていたのですが、そこは記事では削られていました)。 となると困るのは、 「動物病院業界の状況を利用して、僕が金儲けをしようとしている」(してません!) とか、 「5000円が僕に入る」(入りません!) とかいった誤解がなされる可能性があるということです。 販売システムも秋までには開発が終わり、登場するということですが、 そちらがしっかりと出来上がれば、 僕の開発参加の目的である、 「真面目にがんばっている動物病院に利益をもたらす」 というシステムが出来上がることになると思います。 僕は今回のシステムにおいては、 「プロデューサー」ではなく、「共同開発者」という立ち位置です。 僕自身は、あくまで、 「プラスのイノベーションによって獣医療を楽しくする」 と言う僕自身の行動原則によって行動しているだけですので、 誤解なさらないよう、お願いしたいと思います。 |

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