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			<title>どうぶつ病院診療日記</title>
			<description>こんにちは。開業獣医師のぽこです。
動物病院のどたばたの日常と、悲喜こもごもの心情を、等身大でお伝えするブログです。
面白くて、ためになる、そういう記事をてんこもりでお届けいたします。
オリジナルの「いのちの心得」「猫の十戒」、かわいい動物の動画もどうぞ。
頑張って更新していきますので、ぜひ毎日遊びに来てください。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>どうぶつ病院診療日記</title>
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			<description>こんにちは。開業獣医師のぽこです。
動物病院のどたばたの日常と、悲喜こもごもの心情を、等身大でお伝えするブログです。
面白くて、ためになる、そういう記事をてんこもりでお届けいたします。
オリジナルの「いのちの心得」「猫の十戒」、かわいい動物の動画もどうぞ。
頑張って更新していきますので、ぜひ毎日遊びに来てください。</description>
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		<item>
			<title>SFTSの対応、どうするか</title>
			<description>先日記事にしたSFTSですが、現在獣医師の中でもどう対応したものか悩みの種です。&lt;br /&gt;
というのは、レプトスピラなど一部の病気を除けば、それほど危険な人畜共通感染症というのはこれまでなかったからです。&lt;br /&gt;
そのため、獣医師はマスクや手袋などもなしに診察したり、採血した場所の止血を（アル綿で消毒した）指で押さえたりという行為を平気でしたりしていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
SFTSはマダニの刺傷もしくは動物を通じて人間に感染する新興感染症ですが、人間に感染した時の死亡率は約20％（中国では約30％）と報告されています。&lt;br /&gt;
犬に感染した時は不顕性感染&amp;#12316;軽度の症状が多く、ウイルス量も少ないのですが、より危険なのは猫に感染した場合です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
猫に感染すると重症化し、野良猫でも動けなくなります。&lt;br /&gt;
感染した猫の死亡率は50％以上と言われ、排出するウイルスが桁違いに多いのが特徴です。&lt;br /&gt;
室内飼いの猫は外に行かなければ感染するリスクはないのですが、外に行く猫、もしくは野良猫は、ウイルスに感染しているマダニに刺されると感染します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
飼育猫は外に出さない、もしくはマダニの駆除薬を使う（完全なウイルス感染予防ではないですがリスクは減らせます）ということで対処ができるのですが、一番の問題は野良猫です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
普段は人間に触られるのを許容しない野良猫でも、SFTSウイルスに感染するとぐったりして動けなくなるため、触れるようになります。&lt;br /&gt;
そうすると人間に保護されたり、動物病院に連れてこられる可能性が出てきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ウイルスは唾液、尿、便、血液などの体液全てに含まれており、体液に触れると人間にも容易に感染します。&lt;br /&gt;
感染した場合はほぼ発症するとされており、発症した場合の死亡率は約20％です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
保護した人は素手で触れば濃厚接触者となりますので、感染する可能性がかなり高くなり、実際に保護の際に噛まれ死亡した人や、保護した小学生が感染し発症した事例が報告されています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まだSFTSに対しての知識、認識が低いため、見つけた人が何の疑いもなく素手で触って普通に保護したり、動物病院に連れて行くというのが大きな問題です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
動物病院でも、治療にあたる獣医師、動物看護士に容易に感染します。&lt;br /&gt;
うちでも、入院の必要が出た時にどう預かろうかとシミュレーションしてみたのですが、一般犬舎・猫舎と通路に置いたICUしかないため、どう考えても入院は不可能そうです。&lt;br /&gt;
一般犬舎・猫舎で健康な動物と隣り合わせに入れるなんてありえませんし、通路に置いてあるICUも、とても院内感染のリスクなしに預かれるものではありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
他の入院患者に感染を移すことは絶対に許されませんし、スタッフや獣医師自身が感染するわけにもいきません。&lt;br /&gt;
実際、SFTSの発生が知られるようになってから、動物を通じて獣医師、動物看護士が感染したという事例が何件も報告されています。&lt;br /&gt;
相手が感染力の高いウイルスだと分かっていて、防御に努めていたのに、それでも感染しています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
動物を感染させない、ということが最重要なのですが、一番難しいのは「倒れている野良猫を見つけたらどうするか」ということです。&lt;br /&gt;
これまでの経緯の分からない猫がいきなり倒れていたと動物病院に連れて来られるシチュエーションというのは、時折あることだからです。&lt;br /&gt;
ただ、これはもうすでに公衆衛生的な問題であり、個々の動物病院でどうにかできるレベルの問題ではないと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
倒れている野良猫を見つけた時、考えられる選択肢としては、&lt;br /&gt;
「保護して動物病院に連れて行く」&lt;br /&gt;
「触らず、行政に連絡をする」&lt;br /&gt;
ということのどちらかしかないですが、保護して動物病院に連れて行った場合は、保護した人と獣医療関係者のリスクが大きすぎるというのが問題です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もうすでに死者も出ている以上、今後は、ぐったりしている野生の猫には「触ってはいけない」ということが常識となるよう、国レベルで周知して行く必要があると思います。&lt;br /&gt;
すでに「（特に冬場の）倒れている鳥は、鳥インフルエンザウイルスを持っている可能性があるため触らない」というのは常識となっていると思いますが、野良猫のSFTSウイルスも、それと同じ扱いになって行くものと考えます。&lt;br /&gt;
行政も、鳥インフルエンザの連絡に準じた形で、倒れている野良猫の連絡があった時に対応できるよう、準備を整えておかないといけないと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「倒れている野良猫」の治療は、町の個々の動物病院の手に負える問題ではないですし、感染、死亡のリスクを個人が負うべきものでもないと思います。&lt;br /&gt;
「その猫をどう助けるか」よりも、「そこから感染して死ぬ人を防ぐ」という公衆衛生の問題だと思うからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
※転載、リンクはご自由にどうぞ</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/38177283.html</link>
			<pubDate>Fri, 28 Jun 2019 12:01:45 +0900</pubDate>
			<category>猫</category>
		</item>
		<item>
			<title>SFTSの発生について</title>
			<description>先日、当院にてSFTSの症例が出ました。&lt;br /&gt;
ぐったりしている野良猫を保護したということで来院されたのですが、症状と血液検査の結果からSFTSを疑いました。&lt;br /&gt;
発熱、白血球減少、血小板減少、高ビリルビン血症など、典型的な初見でした。&lt;br /&gt;
国立感染研究所に検体を送ったところ、SFTSと判明しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
SFTSは野生動物が保菌しており、マダニによって媒介される病気で、近年野外でマダニに噛まれて発症する人が多い他、感染した犬猫を通じて人が感染する事例も報告されています。&lt;br /&gt;
九州・四国・中国地方を中心とした西日本全体に感染が見られています。&lt;br /&gt;
2013年に国内初の感染者が出て以来、人で400名以上が感染し、60名以上が死亡しています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
感染するとほぼ発症するとされており、人での死亡率は約20％と高い病気です。&lt;br /&gt;
様々な野生動物に感染しますが、犬猫にも感染し、特に猫では重篤な症状を起こすと言われています。&lt;br /&gt;
感染動物の唾液、尿、便、血液にウイルスが排出されるため、感染動物との接触は危険を伴います。&lt;br /&gt;
動物病院の獣医師・看護師も感染した例が複数出ている他、野良猫を保護した人が猫に噛まれて死亡した事例も報告されています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・マダニからの刺傷を避ける（猫は極力外に出さない）&lt;br /&gt;
・定期的なマダニ駆除を行う（完全な感染予防はできませんが、リスクは下げられます）&lt;br /&gt;
・野生動物、野良猫との安易な接触を避ける（ぐったりしている動物は特に要注意）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ということに気をつける必要があると思います。&lt;br /&gt;
特に5-8月の、ダニが増える時期は要注意です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
診察する獣医療者側にとっても、診療行為自体が命の危険を伴うものとなりますので、疑わしい症例ではガウン・フェイスマスク・手袋等の防備をしないといけないものとなります（完全な防備をしていても感染する可能性はあります）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これまでは、動物を診療した時に獣医師にとって危険な病気というのは、レプトスピラやオウム病など限られたものくらいしかありませんでした。&lt;br /&gt;
人間の死亡率20％というのは突出した危険性ですので、今後は野外に行っている犬猫、ぐったりしている野良猫の診察などの際は特に細心の注意を払わないといけないものになりそうです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
※記事の転載、リンクはご自由にどうぞ</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/38174751.html</link>
			<pubDate>Wed, 19 Jun 2019 11:45:11 +0900</pubDate>
			<category>犬</category>
		</item>
		<item>
			<title>「動物病院とバリアフリー」</title>
			<description>I.総論　&amp;#12316;社会とバリア&amp;#12316;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　社会には、健常者には気づかれないものの、ハンデキャップを持つ人にとっては壁となって現れる、バリアというものがあります。&lt;br /&gt;
　バリアには、「物理的バリア」「制度的バリア」「文化・情報的バリア」「精神的バリア」の4つがあります。&lt;br /&gt;
　これらのバリアは、時に見える壁として、時に見えない壁として、ハンデキャップを持っている人の前に立ちふさがります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　1.物理的バリア&lt;br /&gt;
　建物の入り口に階段の段差があって入りにくい、廊下が狭い、部屋と部屋の間に段差がある、路上に放置自転車があり通行の妨げになっている、などの物理的な障壁です。&lt;br /&gt;
　このバリアは、目で見て見えるもので、分かりやすいため、バリアフリー化という話の時にまず指摘され、考えられるものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
2.制度的バリア&lt;br /&gt;
　希望の学校・大学に入れなかったり、それに伴い資格を得られなくなったり、就労の機会が得られない、犬を伴ってレストランやデパートへの入店を断られたりなど、機会均等への障壁です。&lt;br /&gt;
　健常者はその仕組みを当然だと思っていたり、自分は制限されることがなかったりすることによって、バリアの存在に気づかないことが多々あります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
3.文化・情報的バリア&lt;br /&gt;
　テレビやラジオなど、健常者を対象にしている媒体からの情報（視覚的・聴覚的）を得ることが困難だったり、信号やタッチパネル、避難警報や車内アナウンスなどの健常者の使用を想定した仕組みがハンデキャップのために使うことができず、情報取得への障壁となるものです。&lt;br /&gt;
　与えられている情報を当然受け取れるという前提があるために、無意識にバリアが作り出されます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
4.精神的バリア&lt;br /&gt;
　偏見・好奇心・嫌悪感といった視線で相手を見たり、逆に哀れみや同情という視線で見ることも、精神的バリアの一つです。&lt;br /&gt;
　誰の心の中にも、知らず知らずのうちに持っている、「自分と異なるもの」への心の壁から作られるもので、人間がもともと持っている感情を基礎にしているため、最も根が深いものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　4つのバリアに共通するのは、同じ人間だと意識の欠如、自分とは違う人間だという意識、異なる境遇の人への無知・無理解・無関心です。&lt;br /&gt;
　突き詰めて言えば、「意識と想像力の欠如」です。&lt;br /&gt;
　自分と同じ存在だという意識、相手がどう感じるかということを想像力、それが抜け落ちてしまうということから起こります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　「障害」というのは、社会自体が知らない間にハンデキャップを持っている人の前に作り上げてしまっている壁のことであって、障害を作っているのは社会自身です。&lt;br /&gt;
　障害者を障害者にしているのは、壁を作り出している社会自身です。&lt;br /&gt;
　「障害」という言葉を、「障がい」という言葉に言い換えようという動きがありますが、「害」というのは、本人の問題ではなく、壁を作っている社会の側の問題です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　世の中の仕組みや設備、製品は、多数の人間に使われることを想定してできています。&lt;br /&gt;
　例えば、テレビは多くの人が視覚・聴覚があるということを前提に作られていますし、階段は多くの人が自力で歩いて登れるということを前提にしています。またハサミなども多くの人は右利きであり右手で使用するということを前提とされています。&lt;br /&gt;
　Mr. Averageというのは、平均的な身長・体重・能力・身体的特徴を持っていると仮定されている仮定の人のことですが、実際には、全ての点において平均的な範囲内に収まり、仮定に当てはまる人というのは、ごく少数だと言われています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　世の中で想定されている「多数の人」に当てはまっている場合は、その仕組み・設備・製品は使い勝手がそれなりのものとなりますが、一旦「多数の人」の想定から外れてしまった場合、それは途端に使いづらくなったり、もしくは使えなくなってしまったりします。&lt;br /&gt;
　「多数でない人」の使用は想定されていないからです。&lt;br /&gt;
　テレビは視覚・聴覚がないと情報が視聴できませんし、階段は足に不具合があると使用が困難となります。ハサミも左利きの人が右利き用のハサミを使おうとすると、とても使いづらいものとなってしまいます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　多数の人が使えるということの裏返しは、少数の人は使えないということです。&lt;br /&gt;
　そのため、最近は、誰もが使える施設・設備・製品にして行こう、ということで、バリアフリーやユニバーサルデザインといった概念が、大切なものだと考えられるようになってきています。&lt;br /&gt;
　ユニバーサルデザインというのは、誰が使っても使いやすいように配慮された製品のことです。&lt;br /&gt;
　配慮がされているものは、ハンデキャップを持っている人だけでなく、誰にとってもみんなに使いやすいものとなります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　バリアフリーという概念は最近では大切なものだと考えられるようになってきていますが、裏返して言えば、それまで社会が知らず知らずのうちに、健常者以外に対して作り上げてきた障壁に、ようやく気づき始め、それを無くして行こうと考え始めたということです。&lt;br /&gt;
　ただ、「障壁を壊すこと」自体が究極の目標なのではありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　ハンデキャップを持っている人たちに、特別扱いをするということは、それも差別の一つです。同情や哀れみといった視線も、それ自体が精神的バリアそのものです。&lt;br /&gt;
　大切なことは、その人たちを特別に扱うことではなくて、普通の存在として受け止めて、普通に接することです。&lt;br /&gt;
　その人が、いて当たり前の存在になって、普通に、当たり前に、共に過ごせる社会になる、それこそがバリアフリーの先にある目標であり、かつ当たり前の状態です。&lt;br /&gt;
　すべての背景を持った人が、それぞれ普通に過ごせる、それこそが「ノーマライゼーション（ノーマル＝普通）」です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　障害のせいで社会に参加できなくなっている場合、社会がその人に対して参加への障壁を作っていると言えます。すなわち社会がその人を障害者にしているのです。&lt;br /&gt;
　障壁をなくし、すべての人が当たり前に参加できる社会になれば、その障害は障害ではなくなります。&lt;br /&gt;
　それがただの特徴となり、ハンデではなくなるというのが、社会の目指すべき地点だと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
II.動物病院とバリア&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　動物病院というのは、言わずもがな、飼い主が動物を連れて来て、動物に診察・治療を受けさせる施設です。&lt;br /&gt;
　飼い主自身が直接のサービスを受けるわけではない、というのが人間の病院との大きな違いです。&lt;br /&gt;
　病院であれば、診察を受ける患者自身の来院に対してのバリアがないかということになりますが、動物病院では、動物の飼い主の来院に対してのバリアがないか、というのがバリアフリー化において考える点になります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　患者自身が身体障害者である病院と違って、動物病院は身体障害者の方は自身で来る機会が少ないと思われるかもしれませんが、忘れてならないことに「補助犬」という存在があります。&lt;br /&gt;
　補助犬を通じて、動物病院というのは、実は身体障害者と接点のある施設です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　補助犬には、&lt;br /&gt;
1.「盲導犬」：視覚障害者のサポートを行う。全国で950頭。&lt;br /&gt;
2.「聴導犬」：聴覚障害者のサポートを行う。全国で68頭。&lt;br /&gt;
3.「介助犬」：車いすなど肢体不自由な人のサポートを行う。全国で71頭。&lt;br /&gt;
の3種類があります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　補助犬はそれぞれ犬であり生き物です。普段から健康チェックをしたり、病気になった場合は治療も必要です。地域の動物病院が受け入れの対応をしてくれるかどうかというのは、おそらく導入を検討している人にとって、切実な問題になると考えられます。&lt;br /&gt;
　「うちにはそういう人は来ない」と言っていると、知らない間に動物病院自体が、補助犬の導入・普及に対して、バリアとなって、妨げになってしまっている可能性があります。&lt;br /&gt;
　そのことにも留意しておく必要があると思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　具体的にバリアフリーのポイントを考えるときには、物理的なポイントと、コミュニケーション的なポイントを考える必要があります。&lt;br /&gt;
　物理的なポイントとして考えられるのは、病院入口の段差、部屋間の段差、トイレ、駐車スペース、点字ブロック、などです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　中でも、病院入口の段差は、大きな物理的バリアとなります。&lt;br /&gt;
　車いすの通行の障害となるのはもちろん、お年寄りやカートで来院された方にとっても、段差があることによって、そもそも建物に入ること自体が困難なことになってしまいます。&lt;br /&gt;
　段差を解消するためには、スロープや昇降機などが用いられます。&lt;br /&gt;
　スロープは傾斜の角度によって1/（数字）と表記されます。&lt;br /&gt;
　1/8の傾斜では、車いすの自力通行は不可能ですが、介助下なら上り下りは可能です（下りで車いすを前向きに下ろすのは危険）。&lt;br /&gt;
　1/12の傾斜では、車いすの自力通行はなんとか可能（ややきつめ）。介助下で下りの前向きも可能です。&lt;br /&gt;
　屋外などで、楽な移動のための勾配には1/15以下が望ましいとされています。&lt;br /&gt;
　病院前にスロープがあれば、車いすの方以外にも、お年寄りやカート利用者、医療機器の搬入やガスボンベの搬入にも重宝しますので、あると便利です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　入口や部屋間の段差も、車いす、視覚障害者にとっては物理的バリアとなります。&lt;br /&gt;
　部屋と部屋の間を段差のないフルフラットの状態にしておけば、医療機器やガスボンベの搬入にも便利です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　バリアフリーにおいては、トイレも配慮の大きなポイントになります。&lt;br /&gt;
　特に配慮が必要なのは車いすの方の利用ですが、手すりなどがあればお年寄りなどの使用にも支えとなります。&lt;br /&gt;
　トイレの部屋の大きさは、理想は2×2mです。これは公共施設やデパートの多目的トイレはこの大きさになっています。&lt;br /&gt;
　多目的トイレでは、車いすの利用者の他多様な方の使用を想定しているため、オストメイトやオムツ替え台、ベビーチェアなどが備わっていることが多いです。&lt;br /&gt;
　部屋の幅が1.6mあれば、車いすと介助者が入って使用してもらうことが可能です。&lt;br /&gt;
　幅が1mの場合は、側方に開口部を設けており、開口幅が90cm以上あれば、車いすから便座に乗り移って使用することが可能です。自宅ではこれでいいのですが、車いすがドアからはみ出ている形になるため、便座から乗り移ったあと、外から車いすを出してドアを閉めて、使用後にドアを開けて車いすを中に移動させる、という補助が必要になります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　駐車場で考慮することは、車いす専用の駐車スペースです。&lt;br /&gt;
　県によっては車いす専用の駐車スペースが必須とされています。車いすの昇降場所には枠内に斜線の白線を描いたスペースを設け、駐車スペースと昇降場所を合わせて幅3.5mが必要です。&lt;br /&gt;
　あと、全国の31都道府県で実施されているのが、「パーキングパミット制度」というものです。&lt;br /&gt;
　これは、歩行困難な身体障害者、疾病による歩行困難者、妊産婦、高齢者、難病患者、を対象に利用証を発行し、利用証の保有者専用の駐車スペースを設けるものです。&lt;br /&gt;
　車いす専用スペースでは、対象が車いすのみのため、利用率が減る可能性がありますが、パーキングパーミットでは対象者がより広くなるため、利用率がより高くなります。&lt;br /&gt;
　逆に、車いす以外の人も停めるため、車いすの人が利用しようとしたときに使用されているという可能性があります。&lt;br /&gt;
　パーキングパーミットも、斜線スペースを合わせて、幅3.5mが必要です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　点字ブロックは、今では全国に普及していますが、元は岡山県の民間人の三宅精一氏が、自費で開発・普及に取り組んだものです（開発話は必読）。&lt;br /&gt;
　誘導ブロック：4本線の形で「進行」の意味&lt;br /&gt;
　警告ブロック：たくさんの点が配置されたもので、「止まれ」の意味&lt;br /&gt;
という2種類となっています。&lt;br /&gt;
　視覚障害者が、白杖で確認しながら歩行時に使用するものですので、ブロックの上に物を置いてはいけません。&lt;br /&gt;
　一方、点字ブロックも、一般通行者・歩行困難者にとっては歩行の妨げになり、バリアとなる可能性がありますので、設置する際は、その点も留意して置く必要があります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　動物病院において、バリアフリーを考える際にもう一つ注意しておかなければいけないのは、身体障害者とのコミュニケーションという問題です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　通常、視覚障害者と肢体不自由者においては、会話が可能ですので（聴覚に問題がない限り）、言葉によるコミュニケーションが可能です。&lt;br /&gt;
　一方、聴覚障害者は聴覚に問題があるため、「聞く」と「話す」ということができないため言葉によるコミュニケーションができません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　視覚障害者への配慮において考えなければいけないことは、視覚に問題があるということです。&lt;br /&gt;
　視覚に問題があるため、読み書きは不可であり、プリントは読めません。介助者がいれば、介助者にプリントを渡しておいてあとでもう一度説明しておいてもらうということも可能です。&lt;br /&gt;
　聴覚に問題がなければ、言葉によるコミュニケーションは可能ですので、言葉で説明を行うことができます。&lt;br /&gt;
　また、移動にも配慮が必要であり、特に建物の出入りの際は、補助を行うなど、配慮が必要です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　聴覚障害者は、見た目から分かる障害ではないため、外見からは身体障害者と判断がつきません。&lt;br /&gt;
　視覚には問題はありませんので、プリントを渡して読んでもらうことが可能です。&lt;br /&gt;
　一方、聴覚の問題から、「聞く」と「話す」ができないため、会話によるコミュニケーションが困難です。そのため、獣医師もしくはスタッフが、基本的な手話を知っていることが理想と考えられます。&lt;br /&gt;
　建物の移動には、特に問題はないと思われます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　肢体不自由者への配慮として一番大きな点は、車椅子での来院があるということです。&lt;br /&gt;
　視覚・聴覚に問題がなければ、プリントを読んでもらったり、会話でコミュニケーションを行うことが可能ですので、コミュニケーション上の問題はあまりないと思われます。&lt;br /&gt;
　車いすの場合は、特に建物の出入り、部屋間の移動、トイレの使用といったところに配慮が必要です。&lt;br /&gt;
　スロープを用いて建物の出入りをしやすくしたり、ドアの開口幅に余裕を持たせる（車いすの幅は70cm以下ですので、ドア幅はできれば90-95cm以上）ことが必要です。&lt;br /&gt;
　肢体不自由の箇所・度合いは、人によりそれぞれですので、それぞれの人に応じた配慮が必要です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　最後にまとめですが、バリアフリーにするということは、身体障害者に対してだけでなく、健常者の高齢者や妊婦さん、その他の方に対しても、来院しやすい施設になるということです。&lt;br /&gt;
　バリアがない施設は、誰にとっても来院しやすい施設となります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　動物病院は、身体障害者と関わりが少ないというわけではなく、補助犬を通じて身体障害者と接点のある施設です。&lt;br /&gt;
　「来る人は少ないから配慮をしない」では、補助犬を連れた人が来ようと思っても来れない場所となってしまっている可能性もあります。&lt;br /&gt;
　それでは、補助犬の導入を検討している方に対して、動物病院自身がバリアとなり、導入に対しての妨げとなってしまっている可能性があります。&lt;br /&gt;
　「来ようと思ったら来られる」ようにしておき、少なくとも補助犬導入に対してのバリアとならないということがとても重要です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　社会の中のバリアとしては、施設や設備といったハード的なもの以外に、制度的なものや精神的なものなど、目に見えないものがあります。&lt;br /&gt;
　中でも、精神的なバリアは、身体障害者と接する前から誰でも心の中に持っています。それ自体は「自分と異なるもの」に対する防衛本能として、持っていること自体はおかしいことではありません。&lt;br /&gt;
　社会で一緒に暮らす同じ人、として、「誰にでも普通に接する」ことがまず大切です。&lt;br /&gt;
　「守るべき対象」ではなく、同じ社会に暮らす人です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　私たちは、心の中に、しばしば「普通」の線引きをしてしまっています。&lt;br /&gt;
　心の中に、「普通の人」と「普通でない人」という線引きを作り、かつ自分は普通の人の側だ、と思っています。&lt;br /&gt;
　でも、「普通の人」などいません。&lt;br /&gt;
　同じ人などどこにもおらず、誰もが違っていて、それぞれの異なった部分を持っています。&lt;br /&gt;
　身長も、体重も、考え方も、趣味・嗜好もそれぞれです。&lt;br /&gt;
　すべての事柄において平均の中に入るMr. Averageの人など、この世には一人もいはしません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　みんな違っていて当たり前で、違うものを持った人同士が集まっていて、それで同じ社会で暮らしています。&lt;br /&gt;
　お互い、同じ社会に暮らす人として、みんなが普通に、当たり前に暮らせる社会になることが大切です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　動物病院として補助犬の健康をサポートすることは、動物病院ならではの、動物病院として社会に貢献できる領域です。&lt;br /&gt;
　動物病院として、補助犬の普及への協力も可能です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　繰り返しになりますが、最後に大切なことを3つ。&lt;br /&gt;
1.バリアフリーを心がけることは、誰もが来院しやすい施設となります&lt;br /&gt;
2.補助犬の普及に貢献は大切ですが、少なくとも導入を思いとどまらせる要因になってはいけません&lt;br /&gt;
3.動物病院に手話をできる人がいることが望ましい&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　僕自身、お恥ずかしいことに、しばらく前までは、バリアフリーということには深く考えたことはありませんでした。&lt;br /&gt;
　今回病院を移転するにあたり、新しく設計を考えることになって、改めて深く考えることになりました。&lt;br /&gt;
　手話を勉強し始めたのも、こういう経緯があってのことです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　個人の力ではできることは限られているのですが、みんなで配慮をしあって、より良い社会にしていけたらと、切に願います。&lt;br /&gt;
　補助犬の普及にも、何かできることがあればと考えます。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/37674062.html</link>
			<pubDate>Sun, 22 Oct 2017 20:40:48 +0900</pubDate>
			<category>犬</category>
		</item>
		<item>
			<title>「&amp;quot;努力&amp;quot;はするな」</title>
			<description>僕が中学生の実習生とか、若い子がやって来るとよくしてあげる話があります。&lt;br /&gt;
それが、「”努力”はするな」、という話です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
僕のこれまでを振り返っても、僕はおおよそ、”努力”と言われるものをした覚えはありません。&lt;br /&gt;
大学に入ることができ、国家試験にも受かって獣医師になりました。&lt;br /&gt;
動物病院を開業しながら、一からプログラミングの勉強をして、20個以上の獣医療アプリを作ったりもしました。&lt;br /&gt;
今はマラソンの練習に、月200km以上走っています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、それが”努力”をした結果かと言われれば、僕は「どれも努力などしていない」、と答えます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
例え話をしてみます。&lt;br /&gt;
テレビゲームが大好きで毎日何時間もゲームをしている人がいたとして、それに対して「努力をしているね」、と言う人はいません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それはなぜでしょうか？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは、本人が楽しくてやっていることだからです。&lt;br /&gt;
やりたくて、ただやっているだけのことを趣味とも言いますが、ゲームを楽しんでやっている人が、「すごいね、偉いね、努力をしているね」と言われても、「すごくもないし、偉くもないよ、これは楽しくてしているだけなんだ」と答えると思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
僕の定義においては、”努力”と言うのは、「辛くても苦しくても、歯を食いしばって、それをやり続ける」という行為のことです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
世の中では、努力というのは、やりたいことを我慢し、自分の心に打ち勝つ強さを持った、偉い行為なのだと見なされています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも、本当に本人にとって身につくことというのは、楽しくってしょうがなくて、やりたくて仕方がないから、自分から喜んでやっているということなのだと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
努力をしなければいけないものというのは、義務として、やらなければいけないから、歯を食いしばってやるものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうではなく、楽しくて、やりたくてしているということであれば、それは努力ですらありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
勉強は楽しいものです。&lt;br /&gt;
スポーツも楽しいものです。&lt;br /&gt;
新しいものを知り、触れ、体験することは、自分の視野を広め、自分の可能性を広げてくれる、とても楽しいことです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
勉強でもスポーツでもそうですが、「やりたくてやっている」人間と、「やらないといけないからやっている」人間では、その学習効果には大きな差が生まれます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
天才というのは、「楽しいから自分からやっているうちに、勝手にどんどん上達してしまう」人間のことだと思います。&lt;br /&gt;
“努力”をしている人間が、天才と言われる人間に敵わないのは、「トレーニングを努力とも思わずに、楽しんでどんどんやっている」からなのだと思います。&lt;br /&gt;
彼らに「そんなに努力をして偉いですね！」と言ったとしたら、「いや、楽しいからやっているだけなんで、別に偉くはないです」という答えが返ってくると思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「努力をして偉い」と思っている人が、「やりたいことを我慢して、辛いことをし続けている人だ」と思い込んでいるだけで、当の本人は、楽しく、やりたいことをしているだけなのです。&lt;br /&gt;
やりたいことをしている人にとっては、「ストイック」という言葉は無縁のものなのだと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
“努力”をしないと何かをやり遂げられないというのは、結局、その楽しさに気がつかずに、「やりたくてやる」状態ではなく、「やらないといけないからやる」という状態にしかなっていないからだと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「“努力”をするな」という言葉は、言い換えると、「やりたくないことを、歯を食いしばってやり続けるなんて面白くもなんともない。自分が心からやりたいと思えることを見つけて、「楽しくて仕方ないから、やりたくて仕方ないことだからそれをする」、そう言える人間になれ。」&lt;br /&gt;
ということです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
親の役目というのは、本人が楽しくないことを「歯を食いしばってやり続けろ」と言うことではなく、本人が心から楽しくて、自分から取り組めるようなものを見つけられるように（あるいは取り組むことの楽しさを分かるようにしてあげられるように）、協力してあげることだと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
努力をしないとできないようなことというのは、結局それなりの結果にしかなりません。&lt;br /&gt;
本当にものになり、人生を豊かにするのは、自分がやりたいと思い、取り組んでいけるものです。&lt;br /&gt;
そして、自分が心からやりたいと思えるものに出会えることは、本当に幸運で幸せなことなのだと思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本当に自分がやりたいことを見つけて、自分から取り組んでいける、そんな人間になって行って欲しい、と若い子供たちには願っています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
※転載、リンクはご自由にどうぞ</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/37603856.html</link>
			<pubDate>Sun, 13 Aug 2017 14:20:20 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>「もうちょっと早ければねぇ」という言葉</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「もう少し早く連れて来てもらっていれば」&lt;br /&gt;
という言葉を言うか言わないかは、獣医師によって違うでしょうし、シチュエーションによっても違うと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;僕は基本的にはなるべく使わないですが、&lt;br /&gt;
「病態がこんがらがって悪くなって、ややこしくなって来た場合」&lt;br /&gt;
に限っては、もうちょっと早ければ早く治ったんだろうけど、時間が経っているので状態が悪くなって病態が複雑になっている、と正直に伝えています。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「言わない」理由としては、「飼い主さんが自分を責めてしまう」ということがあります。&lt;br /&gt;
もうちょっと早く連れて来てもらえれば何とかできたのに、早く連れてこなかったのが悪い、というニュアンスになると、飼い主さんは「自分のせいで動物が死んでしまった」と考えてしまう可能性があるからです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;そういう理由から、「もうちょっと早ければねぇ」と言わない、という獣医師もいます。&lt;br /&gt;
飼い主さんを気遣っての行為ではありますが、一方でその時のリスクとして一番心配なのは、飼い主さんが「獣医師のせいで動物が死んだ」と獣医師に恨みの気持ちを持つようになってしまう可能性がある、ということです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;分かりやすいところで言うと、子宮蓄膿症で時間が経って、腎不全や肝不全まで起こした状態になってから連れて来てもらっても、その時の死亡率は、子宮蓄膿症になったばかりの初期の状態に比べて、はるかに高いものになってしまいます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;そういう時は、きちんと「時間が早い状態で治療をすれば予後が概ね良い病気なのだけれども、時間が経って状態が悪化してからだと、死亡率が高くなってしまう」と言うことを伝える必要があります。&lt;br /&gt;
実際、初期だと救命率が高いけれども、病気が進んで重篤になると途端に死亡率が高くなってしまう病気というのはゴロゴロあります。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;極力、「もう少し早ければねぇ」という言葉は使わないようにしていますが、恨まれたり、訴訟になったりすることのある職業ですので、時には使わざるを得ない（きちんと言っておかないとまずい）状況はあるのだと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;きちんと状況を説明しつつ、必要以上に相手を責めない、ということは大切だと思いますが、一方でそう言いたくなってしまう状況というのは、実は結構あったりします。&lt;br /&gt;
「1か月前から調子が悪かったけど、様子を見てました」&lt;br /&gt;
ということのないよう、早め早めに診せてほしいものだと、獣医師としては願います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;※転載、リンクはご自由にどうぞ&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/37420464.html</link>
			<pubDate>Thu, 23 Feb 2017 18:45:49 +0900</pubDate>
			<category>犬</category>
		</item>
		<item>
			<title>「動物病院とバリアフリー」</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;開業して13年たち、今年の6月に移転の予定で、現在新病院を新築中です。&lt;br /&gt;
今度の病院で気をつけようと思っていることの一つは、「バリアフリー」です。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;具体的には、&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;・病院の玄関前に1/14のスロープをつける
・入り口～診察室～処置室～手術室～入院室～トイレをフルフラットにする
・トイレの入り口を2連引き戸にして開口100cmに
・駐車場のスロープに一番近いところを1台分パーキングパーミットにして、車椅子の人、身障者、妊婦、高齢者の方が来やすいようにする
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;などです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;13年前に開業した時には、中古物件の改装だったこともあり、お恥ずかしい話ですがバリアフリーという概念は全く頭にありませんでした。&lt;br /&gt;
今回病院を設計し始めた頃も、当初は「13年間で車椅子の人が来たのも2回くらいだけだしなぁ」と考えていました。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;ただ考えてみると、それはもしかしたらうちの病院の構造的に車椅子の人が来づらい要因があって、来るに来れないという状況を作り出してしまっていたということなのかもしれません。&lt;br /&gt;
バリアフリーということは、「誰もが来やすい」状況を作るということですので、車椅子の人だけでなく、妊婦さんや高齢者の方や、その他の皆さんにとって、優しい環境になります。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;動物病院というのは、補助犬を通じて、身体的ハンディキャップを持っている人と接点のある施設です。&lt;br /&gt;
盲導犬、聴導犬、介助犬のオーナーの方がいらっしゃる可能性もあるわけですので、そういう方が来院しても、問題なく診察をできるようにしておきたいと思っています。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;補助犬を考えている人が、「動物病院がバリアフリーでないから」という理由で導入を諦めることがあったとしたら、それはとても残念で申し訳ないことだと思います。&lt;br /&gt;
動物病院自身が補助犬への障壁となってしまってはいけないと、そう思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「障害者」という言葉がありますが、僕は「障害」というのは社会が壁を作っていることによって（それが無意識であったとしてもです）、ハンディキャップを持っている人を「障害者」にしてしまっているのだと思います。&lt;br /&gt;
足に不自由ない人だけが利用できるようになっていて、それ以外の人に配慮をしていない施設では、足の機能に問題がある人にとってはそのことが壁になってしまいます。&lt;br /&gt;
身体に問題がある人もない人も、同じように使える施設であるのなら、足の機能の問題は壁とはなりません。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「ハゲ」とか「水虫」とかが「障害」とならないのは（例えに出してすみません）、その問題を抱えていたとしても、社会で生きて行く上でそれが壁とはならないからです。&lt;br /&gt;
もしも、身体機能、視覚や聴覚に問題があったとしても、それが社会で生きて行く上での壁とならないのであれば、それはただの「車イスの人」「視覚/聴覚機能の低下している人」に過ぎなくなり、障害者という言葉自体がなくなるのだと思います。&lt;br /&gt;
彼らを「障害者」にしているのはバリアを作っている社会であり、それに気づいていない僕たちみんなの問題です。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;そのためには、町の施設側が、構造上のバリア、意識上のバリアをなくし、「どんな人でも快適に過ごしてもらえる」ように配慮をして行くことが必要だと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;どれくらい該当する方が来るのかは分かりませんが、&lt;br /&gt;
「行きたくても行けない」というのと、「行こうと思ったら行ける」とでは全然違いますので、どんな方でも来てもらえるという環境は作っておきたいと願っています。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;※転載、リンクはご自由にどうぞ&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/37404791.html</link>
			<pubDate>Fri, 10 Feb 2017 11:19:09 +0900</pubDate>
			<category>犬</category>
		</item>
		<item>
			<title>「スコティッシュを捨てないで！」</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;可愛らしい仕草で人気のある猫の一つとなっているのが、&lt;br /&gt;
「スコティッシュ・フォールド」です。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;ずいぶん前に、記事にしたことがありますが、&lt;br /&gt;
僕個人の考えとしては、この猫は「品種」ではなく、&lt;br /&gt;
「遺伝子疾患」である、と思っています。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;a href=&quot;http://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/33431506.html&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/33431506.html&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;耳が折れている原因は、軟骨の形成不全を引き起こす遺伝子を持っているからです。&lt;br /&gt;
耳折れ遺伝子F（耳折れでない正常遺伝子はf）を持っている猫は、&lt;br /&gt;
もう片方の親の品種が何であれ、「スコティッシュ・フォールド」となってしまいます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;Fが二つ揃ったFF遺伝子を持っている猫は、重度の骨や関節の異常を起こし、&lt;br /&gt;
心臓病や腎臓病となって長生きできない可能性が高くなります。&lt;br /&gt;
そのため、Fが一つだけのFf遺伝子の持ち主が、&lt;br /&gt;
通常販売されている「スコティッシュ・フォールド」です（FFを売っていたら極悪です）。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;F遺伝子は優性遺伝子なので、Fが一つでも入っていれば、症状として発現します&lt;br /&gt;
（&amp;quot;耳の立っていないスコティッシュ&amp;quot;は、おそらくF遺伝子を持っていないffの個体です）。&lt;br /&gt;
F遺伝子を持っていれば、軟骨の形成異常という症状が起こりますので、&lt;br /&gt;
耳が垂れ、関節や骨の異常が、程度の差こそあれ、必ず生じます。&lt;br /&gt;
「可愛い」と言われる外貌というのは、病気によって軟骨形成異常となったことによるものです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「スコティッシュ・フォールド」というのは、結局のところ遺伝子疾患の一つです。&lt;br /&gt;
実際、イギリスでは品種とは認められていません（1970年代にリストから削除されました）。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「スコティッシュ・フォールド」は、F遺伝子が入れば起こる遺伝病なので、&lt;br /&gt;
もう片親が何であれ、F遺伝子を持っている個体が交配を行えば、&lt;br /&gt;
その子はスコティッシュとなる可能性があります&lt;br /&gt;
（Ff×ffの交配で、Ff50％、ff50％です）。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;獣医師としてとても心配なことの一つは、スコティッシュの個体が捨てられたり、&lt;br /&gt;
未去勢の個体が外に自由に行って交尾したりすると、&lt;br /&gt;
野外にF遺伝子が広まる可能性がある、ということです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;劣性遺伝子であれば、持っていても特に症状を起こさないということになるかもしれないですが、&lt;br /&gt;
F遺伝子は優性ですので、持っていれば発症してしまいます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;一旦遺伝子が野外に出て行ってしまうと、取り返しがつかないものとなります&lt;br /&gt;
（耳が折れているのでわかりやすいかもしれないですが）。&lt;br /&gt;
Ffの個体が野外で交尾を行えば、半分の可能性でその子はFfとなり、&lt;br /&gt;
その子も交尾を行えば、また半数がFfとなり、と繰り返されていきますので、&lt;br /&gt;
環境中に、F遺伝子が拡散していくことになります。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;半年ごとにメスが4頭出産するとして、その半分がF遺伝子を受け取るとすれば、&lt;br /&gt;
半年ごとに個体数が倍々になっていく計算になります。&lt;br /&gt;
一旦広まってしまったF遺伝子をクリアにしようと思ったら、&lt;br /&gt;
耳の折れている個体を全て捕まえて排除（もしくは避妊・去勢）するしかありません。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;最初は交尾相手もff遺伝子の持ち主ばかりなので、子供はFfかffだけだと思いますが、&lt;br /&gt;
そのうちFf個体が増えれば、いずれ必ずFFの遺伝子を持った個体も生まれます。&lt;br /&gt;
その個体は、重度の発育異常を起こして、まともには生きていくことはできません&lt;br /&gt;
（Ff×Ffの交配で、25％がFFとなります）。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;スコティッシュがみんな避妊・去勢をしているか、室内だけで飼育をしているのであれば、&lt;br /&gt;
野外にF遺伝子が出ていくことはありませんが、&lt;br /&gt;
未去勢・未避妊のスコティッシュが捨てられたり、外に自由に出て行って交尾をするようなことが起これば、&lt;br /&gt;
野外の猫にF遺伝子が入り込んで行きます。&lt;br /&gt;
特にオスの場合は、あちこちで交尾をしてきたりすると、&lt;br /&gt;
あちこちにF遺伝子を広めてしまうということになります。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;相手の猫が雑種であろうと何の猫であろうと、F遺伝子を持って生まれてくる子は、&lt;br /&gt;
「スコティッシュ」となります。&lt;br /&gt;
それが、この猫を品種と考えることが決定的にできないところです。&lt;br /&gt;
品種であれば、相手が違う品種であれば、その子は「雑種」となるのですが、&lt;br /&gt;
スコティッシュにおいてはそうではありません。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;しかも、雑種になれば通常は不利な遺伝子というのは雑種強勢によって見えなくなることがほとんどですが、F遺伝子は優性遺伝子なので、&lt;br /&gt;
F遺伝子を持っていれば、それは症状として現れます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;F遺伝子が野外に広まってしまうと、あちこちにスコティッシュの猫がいる状態となっていきます。&lt;br /&gt;
しかもFFの持ち主が一定の確率で現れますので、重度の発育異常となったかわいそうな猫が出てくることとなります。&lt;br /&gt;
これを「遺伝子汚染」と言わずして何なのか、というのが、&lt;br /&gt;
いち獣医師としての危惧です。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;今は個体数が少ないので、まだ報告もされておらず、トピックスにもなっていませんが、&lt;br /&gt;
スコティッシュが捨てられたり、外で交尾を行ったりすることによって、&lt;br /&gt;
F遺伝子が野外に広まっていけば、&lt;br /&gt;
将来的には十分起こり得る事態であると思います。&lt;br /&gt;
もしかしたら、もう現時点でも、野良猫で耳の折れている猫をよく見かける、&lt;br /&gt;
という地域はもうあるかもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;スコティッシュ・フォールドを飼っている人は、未去勢・未避妊の個体を絶対に&lt;br /&gt;
・外に捨てない&lt;br /&gt;
・外に出さない&lt;br /&gt;
として欲しいと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;販売する側も、そのことを伝えておかないといけないと思います。&lt;br /&gt;
できれば、避妊・去勢を行ってから販売される方がベターだと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;そして、飼っている飼い主さん自体が、この猫はそういう遺伝子を持っている猫なのだ、&lt;br /&gt;
ということを知っておかないといけないと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;ただの、「耳が折れている可愛い猫」ではないのですから。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;※転載、リンクはご自由にどうぞ&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/37218594.html</link>
			<pubDate>Mon, 29 Aug 2016 12:50:27 +0900</pubDate>
			<category>猫</category>
		</item>
		<item>
			<title>「ルス地区とイナシ地区の話」</title>
			<description>あるところに、二つの地区がありました。&lt;br /&gt;
ルス地区とイナシ地区です。&lt;br /&gt;
二つの地区は同じくらいの暮らしをしており、同じくらいの街並みで同じくらいの暮らしをしていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこに、「選挙というものを行って、代表者を決めて、その人に政治をしてもらうことにしよう」と話が持ち上がりました。&lt;br /&gt;
早速立候補者が何人か出てきて、その人たちは、二つの地区を回り、それぞれ&lt;br /&gt;
「この地区を良くします。生活を良くして、収入を良くします。」&lt;br /&gt;
と訴えました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
選挙が終わり、政治家となる人が決まりました。&lt;br /&gt;
蓋を開けてみると、ルス地区の人たちはほぼすべての人たちが投票を行っており、それと対照的に、イナシ地区の人たちはほぼすべての人たちがさっぱり投票には行っておりませんでした。&lt;br /&gt;
「そんな選挙なんて、行っても何も意味なんてないよ」&lt;br /&gt;
イナシ地区の人たちは、皆口々に言ってケラケラと笑っていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
政治家となった人たちは、それぞれの地区を良くしようと、町を整備し、不便なところを改善しようと奮闘しました。&lt;br /&gt;
どこの地域を良くするか、どう良くするかは、政治家によってそれぞれでした。&lt;br /&gt;
そして月日が経ち、任期が終わったため、また選挙をし直して代表を決め直そうという話になりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また立候補者たちがそれぞれの地区を回り、「この地区をどんどん良くします。」と口々に訴えました。&lt;br /&gt;
投票率は、以前と同じでした。&lt;br /&gt;
ルス地区の人たちはほぼみんなが投票に行っていましたが、イナシ地区の人たちはさっぱり投票には行っていませんでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただ、前と違うことが一つありました。&lt;br /&gt;
ルス地区を良くしようとしていた前回の政治家は、ほぼ皆当選していたのですが、イナシ地区を良くしようと頑張っていた前回の政治家は、ほぼ皆が落選していたのです。&lt;br /&gt;
なぜなら、イナシ地区を良くしようとした人たちには、ルス地区の人はあまり票を入れなかったのですが、イナシ地区の人たちはそもそも投票に行っておらず、票がさっぱり入らなかったからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルス地区を良くした人たちは、ルス地区の人たちからの得票によって再選されていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうして次の政治家たちは、ルス地区を優先的に良くしようと活動するようになり、イナシ地区を良くしようとは誰も思わないようになりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また次の選挙の時期になった時、立候補者の中には、イナシ地区を良くすると訴える人は誰もいませんでした。&lt;br /&gt;
立候補者は誰もが「ルス地区をいかに良くするか」を訴えるようになり、ルス地区の人たちも、「ルス地区をいかに良くしてくれるか」を考えて投票を行うようになりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
数十年経った頃、ルス地区には立派な建物が立ち並び、暮らしも住み良くなっており、収入も高くなっていました。&lt;br /&gt;
それと比べて、イナシ地区の暮らしは昔と変わらず、収入も低いままでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
イナシ地区の人たちの中には、選挙へ投票に行った人たちもいましたが、なぜ誰もイナシ地区を良くしてくれず、しようともしないのか、全く理解できませんでした。&lt;br /&gt;
「なぜ政治家はこの地区のことを考えてくれないのか！」&lt;br /&gt;
二つの地区の扱いに憤る声だけが、むなしく響くのでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
※言うまでもないと思いますが、架空の話です。&lt;br /&gt;
　投票しないと、こうなる可能性もあるのですよという話の一つです。&lt;br /&gt;
　転載とリンクはご自由にどうぞ</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/37160419.html</link>
			<pubDate>Mon, 11 Jul 2016 19:09:39 +0900</pubDate>
			<category>選挙</category>
		</item>
		<item>
			<title>フィラリア薬、スタート後の感触</title>
			<description>前回の記事でフィラリア薬の記事を書いて、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
1番=フィラリアと回虫のジャーキータイプ&lt;br /&gt;
2番=フィラリアとノミと回虫・鉤虫のスポットタイプ&lt;br /&gt;
3番=フィラリアとノミ・マダニ、回虫・鉤虫・鞭虫にも効くソフトチュアブルタイプ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と予想していたのですが、&lt;br /&gt;
今のところ、見事に予想が外れています。&lt;br /&gt;
3番目の薬は、今年から出てきている「ネクスガードスペクトラ」なのですが、&lt;br /&gt;
これが目下、ダントツで一番となっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
去年までは、1番目のカルドメックチュアブルという、&lt;br /&gt;
フィラリア・回虫のジャーキータイプが、&lt;br /&gt;
うちの病院では全体の70％くらいを占めているのですが、&lt;br /&gt;
今のところ、説明をした飼い主さんの70％くらいが、&lt;br /&gt;
スペクトラをお選びになっている模様です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スペクトラは、フィラリアに加えて、ノミ・マダニが駆虫可能なものですが、&lt;br /&gt;
うちではチュアブルとフロントラインを足した価格と大体同じか、&lt;br /&gt;
むしろちょっと安い（体重によります）くらいにしています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
フィラリア予防薬としては、スペクトラはかなり高いのですが&lt;br /&gt;
（チュアブルの2-3倍）、&lt;br /&gt;
フィラリア予防薬の価格一覧に参考価格としてフロントラインの値段も併記しておいて、&lt;br /&gt;
「フィラリアとノミ・マダニの薬を同時に使うのと値段的には同じくらい」ということと、&lt;br /&gt;
「テレビで「おいしすぎる予防薬」とCMでしている薬です」、&lt;br /&gt;
ということを伝えると、「じゃそれで」となることが多いです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
チュアブルとフロントラインを同時にしている人も多かったので、&lt;br /&gt;
そこからスペクトラに流れるだろうなとは思っていたのですが、&lt;br /&gt;
意外だったのは、去年までフィラリアとノミのスポットタイプ（マダニには効能なし）を使っていた飼い主さんまで、&lt;br /&gt;
スペクトラを選ぶことが多いことです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その一方、安い方がいいという人や、食べ慣れているのがいいという人、&lt;br /&gt;
ノミだけでいいという人は、スペクトラ以外の薬を選択される方もいらっしゃいます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一通り説明した後で、どれを選ぶかは飼い主さん次第、ということにしているのですが、&lt;br /&gt;
今のところの流れには正直意外です。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/37022851.html</link>
			<pubDate>Wed, 06 Apr 2016 19:39:10 +0900</pubDate>
			<category>犬</category>
		</item>
		<item>
			<title>フィラリア薬、百花繚乱</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;今年は、かつてなくどの動物病院も頭を悩ませている春になっていると思います。&lt;br /&gt;
というのは、フィラリアの予防薬が、今年の春から一気にレパートリーが増えるからです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;特徴としては、今まではフィラリアの予防薬はフィラリアの効果（プラス回虫もあったけど）のみだったものが多かったのが、&lt;br /&gt;
ノミやマダニの効果もあるものが増えてきたということです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;フィラリア単味の薬ももちろんありますが（値段は安め）、&lt;br /&gt;
ノミの効果もあってスポットタイプだったり（でもマダニには効かない）、&lt;br /&gt;
ノミやマダニにも効果があってものすごく美味しい（でも価格が結構高い・・）&lt;br /&gt;
ものなどが出てきて、どれをオススメするか悩みどころとなっています&lt;br /&gt;
（去年まであった薬と効果がかぶっているようなものもあります）。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;全種類を病院に揃えておくというわけにもいかないので、その中から5-6種類を選んで、&lt;br /&gt;
飼い主さんに説明して選んでもらうという形になりますが、&lt;br /&gt;
どれが選ばれるか全くわからないので、&lt;br /&gt;
今年の仕入れは様子を見ながらという形になりそうです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;目下の予想では・・、&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;1.フィラリアと回虫のジャーキータイプ&lt;br /&gt;
　値段が一番安いですから&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;2.フィラリアとノミと回虫・鉤虫のスポットタイプ&lt;br /&gt;
　値段もそれなりで、ノミとフィラリアを別個でするよりお得。&lt;br /&gt;
　駆虫範囲が広く、ノミにもおなかの虫にもアカラスにも効く&lt;br /&gt;
　でもマダニには効能がない&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;3.フィラリアとノミ・マダニ、回虫・鉤虫・鞭虫にも効くソフトチュアブルタイプ&lt;br /&gt;
　ソフトチュアブルタイプですごく美味しい。&lt;br /&gt;
　駆虫範囲も広く、マダニにも効く&lt;br /&gt;
　ただ、値段が高めなのがネック&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;4.注射タイプ（6か月と12か月タイプ）&lt;br /&gt;
　年間に1-2回で済む&lt;br /&gt;
　半年タイプは血液検査も免除で、採血の難しい子に使いやすい&lt;br /&gt;
　フィラリアにしか効かない&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;というあたりになるでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;去年だったらこの時期にはもうまとめ買いをしていたのですが、&lt;br /&gt;
今年は飼い主さんの選択がどうなるかさっぱり分かりません。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;飼い主さんがどれを選ぶかですが、&lt;br /&gt;
何を持って飼い主さんが選択するかもそれぞれなのでしょうね。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;※リンクと転載はご自由にどうぞ&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535/36981698.html</link>
			<pubDate>Tue, 08 Mar 2016 10:36:34 +0900</pubDate>
			<category>犬</category>
		</item>
		</channel>
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