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インターネットでのって難しいですよね。
活字と画像、まあ、近頃ではYoutubeみたいな動画もありますが、
個人が世間に向けてブログと言う形で手軽に発信出来るようになりました。
私も仕事でネット環境に近づかなければ、たとえ事故の被害者となったとしても、
こんな風に発信することはなかったでしょう。
小中学校生活とは全く違う環境に戸惑っていた高校生時代、
私は今で言う”ひきこもり”になってしまいました。
ちゃんと登校していたんですよ。
ちゃんと登校して授業もちゃんと受けていたんですが、
休み時間を一緒に過ごす友達に巡り合えなかった。。。
なぜそこに入り浸っていたのか解らないけど、
私は休み時間ごとに図書室に入り浸っていたのです。
私の入学した高校は私の学年が3期生と設立3年目。
図書室には真新しい本が、本棚には隙間が目立つけど新しい本が並んでいました。
当然借り出しカードも新しく、中には誰にも借りられていない本が少なくない状態でした。
なぜ読書に没頭していたか、今でも解りません。
ただ、活字を目で追うと、目の奥の方で書かれている情景が見えるのです。
そんな見えてきたものが魅力的でたまらなかったのだと思います。
それに伴って、
”何か文章を書きあげる快感”
も覚えました。
部員でもないのに文芸部に投稿して、文集に掲載してもらったこともありました。
それを見つけた現国の先生に、
「これを知っていれば、お前の通知表の点数をもっと高くつけてやったゾ。」
と閑散とした職員室で大きな声で言われました。
そこにいた何人かの先生にも、
「ホントによく書けてるよなぁ。」
「お前にそんな才能があるなんて知らなかったゾ。」
「専門学校じゃなくて、ちゃんとした文系の大学に行けば良かったじゃないか」
などと皮肉とも思える言葉をいただきました。
それはもう進路も決まった、卒業式まであと何日もない日のことでした。
それから私は服飾系の専門学校へ入り、
文章を書く
世界とは全く違う道へ進んだのでした。
専門学校を卒業し、就職もして落ち着いたころ、悪友と海外旅行へ行きました。
私は初めての経験でしたが、悪友は4、5回海外旅行を経験していました。
「チケットは絶対なくさないように!!」
経験豊富な悪友は私に何度も言いました。
行先はタイバンコク経由プーケット。
タイ空港で1泊した時、ツアーコンダクターのおねーさんが、
帰りのチケットを確認しましょうと提案してきました。
はいはーい!
ひらひらとおねーさんにチケットを見せていると、
悪友の動きがおかしいことに気づきました。
もともとポーカーフェイスの悪友の顔色が赤から青へ変わっていくのです。
「ナイ・・・・・」
「なにが〜?」
「チケットがナイのよ!!!」
ポーカーフェイスの悪友がこんな風に声を荒げたのを、私はこの時始めて見ました。
「悪い予感がしたのよね。帰りのチケットを確認しましょうなんて、
思いついたこと今までなかったのよ。」
ツアコンのおねーさんがびっくりしていました。
「予感が当たったのね!!
早く気づいて良かったわ。保険に入っているし、今、解れば時間もあるし大丈夫よ。
今は時間がないから、プーケットに着いたら現地のスタッフに再発行させるように手配しておきます。」
そうおねーさんはテキパキと悪友にこれからの段取りを話し続けていました。
プーケットについた日の午後、悪友がスタッフさんに同行してもらって警察へ行くと言います。
「警察?」
「警察へ紛失届を出さないと再発行してもらえないんだって。一緒に行ってよ。」
フリー行動の午後、悪友がいなければ何もできない私は一緒に警察署へ行きました。
日本語ぺらぺらのスタッフさん。
悪友からチケットが無くなった経緯を警察官へ通訳しています。
「飛行機の中で隣に座ったおっさんが何度も立ったから無くなった。」
悪友がスタッフさんへ言いました。
スタッフさんが警察官へそう通訳したみたいですが、
警察官は首を振っています。
「もっと詳しく言ってくれないと届として認めない。」
と言っているらしい。警察官が用意したB5のレポート用紙を半分を埋める文章を書かなければ、
紛失届が受理されないらしいのです。
「おっさんがなんども私の前を通ったから、無くなったの!!それ以上言う事ない!」
悪友は半泣き状態です。
「日本から乗ったタイ航空の客席は、窓側に体格の良い中年紳士、私(悪友)通路側に友人(私)と3人掛けのシートでした。窓際に座った紳士は、私が帰りの航空券を見ながら入国カードに必要事項を記入しているとき、えくすきゅーずみーと言いながら席を立って洗面所に向かいました。紳士が席を立ったのはこの時だけでなく、飛行機を降りるまで3回は席を立ったと思います。私は入国カードを記入し終わったとき、航空券をバックにしまったと思っていたのですが、エコノミーの狭い席で何度も席を立つ体格の良い紳士に気を取られ、しまったと思い込んだのかもしれません。」
などと悪友の横で私が呟いてみました。
「Yes!OK!」
スタッフさんが私の言った通りに通訳したらしいのですが、
このあと私は悪友にえらく感謝されました。
「なんであんな文章が思い浮かぶの?!」
スタイル画も製図も縫製もどの科目も主席近くを取っていた。
それに比べ、私はどの科目も”再提出”。。。
デザイナー?パタンナー?製作担当?
どこへ向かえば良いか、どこへ向かっても失敗確実。
就職相談をした大阪校帰り先生には、
「あんたはセールスアドバイザーになり!」
と関西弁で決めつけられたんですよね〜
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