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2月に入りましたね〜 先週久々に地元図書館へ。 本書はそこで借りてきたものです。 タイトルは去年ヒットした「人は見た目が8割(だったかな)」 のパロディ。(作者自ら冒頭で述べています) 元ネタの本が「見る」側の心理に焦点をあてた本だったのに 対し、本書は「見られる」女子の心理を述べています。 「(年をとっても)若く見られること=善」 という社会の価値観が、化粧品会社や女性雑誌のあおりで 浸透し、エイジレス化粧品市場が拡大したことから逆に 「年をとって(年相応に)老ける=女としてダメ」 「きれいでない事=不幸だ」 という無言のプレッシャーのある社会が、 果たして女性にとって本当に生きやすい社会なのか? という疑問をもったことから書かれたようです。 破格な値段だから高級化粧品を買う女性心理から、 @コスメ(化粧品の口コミ・採点がなされる巨大サイト)に 口コミを書きたい女性心理、はたまた美=善という価値観 を肯定しながら、大きなリスクを背負って整形をした 「整形美女」を「天然美女」より下にみる風潮への批判、 等々非常に多方向に渡って書かれています。 漫画家安野モヨコが「美人画報」で自らが綺麗になって いく過程を描き、「改善後」の顔写真を本に掲載したことで 「ブス」という批判がネット上にあふれたという 問題を取り上げて、女性たちの心理における 「素人美人」と「プロ美人」という区分けを定義し、 「チョットきれい程度の容貌で『美』を語られると反発を覚える」 心理を指摘したのは見事。 この問題については以前からなんとなくモヤモヤしたものを 感じていたので、この指摘でかなりすっきりしました。 ジェンダー論研究する女性の学者さんが化粧品事情を語ると 「化粧品買いに走る女性は愚か」 などと言いそうなイメージがあったんですが、 「化粧は女性にとって楽しみなんである」 という鈴木さんの主張は、明るく前向き。 化粧をめぐる諸事情を見詰める冷静な視点と明解な分析、 著者の持つかたくなでない姿勢と明るさが、 本書をいい本にしてるように思います。 特定の誰かを批判する形態がとられてない (「ナチュラル」というものへの批判はありますが) のもいいですね。 話題がやや広がりすぎてしまって、
女にとっては「見た目が10割」であるというテーゼの 論証が、最後の方では忘れられてるような気もするのですが、 面白い一冊でした。 |
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なるほど〜☆だから某先生の「美女入門」というタイトルにカチンときたのかも(笑)。
2007/2/4(日) 午前 2:21
さとこさん、ワタシも某先生のはカチンときました(笑)本書では某先生も例示されてます。
2007/2/5(月) 午前 10:18
ぽんさん、この本は知りませんでしたが、タイトルだけで笑えますね。え、女性としてはそうではないんですか・・・、異性としては私の場合、同世代の方に惹かれますが・・・
2007/2/12(月) 午前 10:46 [ gak*1*66* ]
ガキさん、タイトルすごいですよね。女性の「見た目」にかける労力のすごさを一言で表しているよーにも思います。同世代の異性は、一番安心しますよね。小さい頃にみたドラマやアニメの話でも盛り上げれるという利点もあるし。
2007/2/13(火) 午前 8:01
おもしろいタイトルの本ですねぇ 私も読んでみよう!!
2007/2/13(火) 午後 9:08
ざくにゃんさん、面白かったですよ〜 オススメです。
2007/2/14(水) 午後 6:46
やっと読んだのでTBさせてください♪
2007/3/5(月) 午後 11:08
さとこさん、ありがと〜 自分のオススメを読んで記事にまでしていただくと・・・スゴイうれしいっす
2007/3/7(水) 午前 7:12