本が大好き!
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車が止めれる場所のある小高い丘、眼下に町が見下ろせる静かな所で僕は
この小説を誰にも邪魔されず4時間かけて読んだ。
全体に流れ出るテーマは、「ひとつの時代の終わり」と「その焦燥感」。
途中から幾度もこのブログが終わっていくことと幾重にも思考が重なって
しかたなかった。
終盤になり使われなくなった養鶏場の倉庫に整然と並んだ、使われなくなった
78台のピンボールマシーンが、このブログの仲間たちに見えてしまう。
やがてひとつの季節は終わりを告げる。
何処に行く?僕は訊ねた。
もとのところよ・・・帰るだけ
君たちがいなくなるととても寂しいよ
またどこかで会おうと僕は言った。
「またどこかで」と一人が言った。
「またどこかでね」ともう一人が言った。
とても哲学的であり文学的な内容です。それよか今の僕にはブログが終わる
そのことの方がより哲学的であります。
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血の掟とは、コーザ・ノストラにおける誓い
コーザ・ノストラとは、従来のマフィアが定めた不文律をことごとく破りのし上がってきた新興勢力マフィァである。
以前同タイトルの映画がありました。
最も簡単に内容を書くと、シチリアコーザ・ノストラのガルシアが日本に来て
非情なヤクザ不破と対決する。それだけの話だ。
読むのに一週間は悠に費やす分厚い本。最初の方はゴッドファーザーばりの
ガルシアかっこええ!と思ったが、単身日本に来て出来ることは己の力だけ
所詮マフィァはファミリーの力があってこそのマフィァなんだ。
読み終えた。あまんましオモチロクなかったぞ!!たしかに終盤になり
そう来たかぁ!って展開もあったが想定内。
エロさもグロさもねー! 俺の中での新堂冬樹はフユキは!
これなんだよ!やはり真骨頂は。
『吐きたいほど愛してる』が読みたい!中々置いてないのよね・・・
お勧め度:
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どれもが心温まる短編5つ 聖夜のファンタジー
5編全部が、クリスマスイブの出来事。そして主人公はいずれも女性。 僕はこの中の「タクシー」が一番好き。
イブの夜、酔っ払いのオンナがタクシーに乗り、愚だを吐きまくるのね
運転手は無視、5年も前にいった沖縄で出会ったオトコの話を延々とする。
その時の相手に本当は鞄縫製工場で働いてるが、自分はスチュワーデスだと
嘘をつく。東京に戻りデートを重ねる。もう嘘は付けないどうしよう
別れるしかない。聞いてないのにひとりでべらべらしゃべる女に・・・・
奇跡のクリスマスイブが訪れるのだぁ〜
あのハゲの百田君、いったいどんな顔してこのようなファンタジーを書いてるの?
頭に極太マジックで“嘘つき!”と書いてやりたいぜ。
ピュアなハートがまだ残歯くらい残っている女性なら泣ける一冊。
おすすめ度:
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村上春樹デビュー作品。芥川賞候補作
ページ数の少ない本なので何度も後戻りしながら一晩かけてじっくり読んで見た。 その後に映画も見てみた。本の中で僕が描いたものと映画とはずいぶんかけ離れた
ものでしかなかった。
村上春樹が過ごした西宮の夙川、同じ町で彼の10年後に僕もそこで暮らしていた。
1970年の神戸を舞台にしているが、別に神戸を感じろなんて本ではなく、取り立てる程のストーリーもない。
そこにあったのは、20歳の頃の、そう学生時代自分も良く遭遇したあの感覚だった。
“沈黙に潜む会話”とでも言うか、当時の学生は男同士でも男女でも今のように
春のひばりのごとくぴーちくぱーちくした会話をしなかった。
ボソッと意味ありげな一言、やたらと長い時間の沈黙。その後に発する意味不明な
一言。色んなことを抱えて尚且つ多くを語らず見たいな時期。
お互いを知りすぎない、それがカッコいいとか思ってたのかもれない。
とても懐かしい気分に浸れた一冊。そこにはいつも音楽があったのも確かです。
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