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5月23日
はあ はあ はあ・・・
ポーは苦しそうだった
そして 手足を突っ張り 目を大きく見開いて ピクピクしていた。
しばらくすると それが治まる
よかった・・・
しかしまた はあ はあ はあ・・・
発作と苦しそうなポー
何回 何時間続いただろうか
私には何も出来なかった ポーを抱く事しか
思わず
もう良いよポー・・・
そう言ってしまった。
子守唄を唄った
泣きながら ポーに唄った
まだ はあ はあ はあ・・・と
ずっとポーを触っていた
朝 5時過ぎ
私には何故かわかった 最後の時だと
今までの発作が治まって
二回目の発作
苦しそうに 今まで見たことのない顔したポー
体液を全部出していた それもいとおしい・・・
目を見開いたまま 口をあけたまま ポーの息は止まった。
静かに 眠るように
そう私は願っていた
でもポーは違った。
もしかしたら眠るように死んだら・・・私が死んだって思わないかもな?
と思ったのかい?ポー
チャーリーとポーの体を濡れタオルで拭いた
綺麗にしてあげないと
見開いた目をずっと手で押えていた。
まだ 温かい
綺麗にしたら いつもの寝ているポーになった。
ただ違うのは かけた毛布は動いていない
段々となでる度に ポーは固くなって行った
ポーだけど・・・
寝てるみたいなポーだけど
やはりそこに寝てるのは 心臓の止まったポーだ
口から血がまだ出ているので 起こしてタオルを変えようとした時
くぅ〜
ポーが鳴いた
え???
なんで???
空気が抜けて声になったんだろう
本当に ポーが鳴いた。
6時になって 妹にメールをした
返信が来た
ポーちゃんへ
遊びに行けなくてごめんね
ポーちゃんみんなに元気をくれてありがとう
たくさん たくさんありがとう
お姉ちゃんの所に来てくれて ありがとう。
あ・・・
ポーの存在が思い出になった気がした
ポー
お前を見る人 触れる人 すれ違う人さえ
みんな笑顔にしてくれたよね
法事はもちろんキャンセルした
妹が父に電話をしてくれたみたいだった。
あの 父も泣いてた。
だから 直ぐに来て帰った。
病院に連絡
ポーを預からせてもらえないか? ご協力していただけませんか?と
もちろん もっと丁寧な言葉だった
解剖
東京の獣医大学に持って行きたいそうだ
ポーの病気 クッシング病
もしかしたら 数年後 十数年後 他の動物が治る病気になってるかもしれない。
そう 直ぐに思った
自分にも病がある
そして常に病院に介護などで通ってる私
症例があるからこそ治療ができるのは充分わかっていた。
大学病院から帰って来た時は
きちんと縫合し 綺麗に返してくれるそうだ。
チャーリーに話をした。
「マムがする事 やる事はポーも喜んでたじゃん」
決心がついた。
エミリー 妹が来た
店もあるのに・・・
旦那さんジョニーも来るのを許しをくれ
日曜の一番忙しい時に
ありがたかった。
妹にポーを解剖すると話した。
顰めた顔で
「お姉ちゃんが決めた事だから・・・」
妹だったら絶対苦しんで死んだのにこれ以上痛い思いをさせたくない!と言うだろう。
そう・・・私が決めた
病院に連絡して
午後一番にポーを渡しに行く事にした。
ただ・・・
やはりいくら綺麗に縫合したとは言え
その傷を見たら きっと後悔してしまう。
だから
ポーとお別れは病院に預けた時と そう決めた。
旅立つ
色んな考え方で 人間は自分を良いように慰める勝手な生き物だ。
私は
旅・・・
そう 考えて ポーに 一番似合う青いワンピースと お出かけに使ってたリュック 麦わら帽子を添えた。
ポー
ありがとう・・。
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