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幾つかの地鎮祭の後で、『新宅祭』を執り行いました。
建築儀礼としてまず、地鎮祭を行いますが
上棟祭を経て(現在は神主の入った上棟祭は稀です)
建物の完成・引渡し後に行われるのが『新宅祭』です。
これは、新しい家に神棚を祀り(伊勢の神宮大麻「天照皇大神宮」を納め)
神棚の前でその家の安泰と弥栄を祈願して、御祈祷お祓いするものです。
私は家相・九星気学などを見ながら
施主(家族も含めて)にとって、新宅祭=お引越しの始まり に良い日を選び、
その日に御祈祷するように勧めています。
家相上あまり良いとは言えない間取りも、
この『新宅祭』の御祈祷の中で、各部屋を祓い清めることで
少しでも『凶』を『吉』に転じることが出来るよう、
心を込めてお祓いしているのです。(主人が・・・ですが^^;)
最近は『新宅祭』がかなり少なくなってきています。
施主が「神棚がほしい!」とはっきり言わない限り、
大工さん(ハウスメーカー)は作ってくれないとか・・・。
しかし、今、
その家の『魂』ともいえる神棚が、
我々日本人にとって必要ではないでしょうか?
宗教の自由と言い、無宗教な現代の日本人。
人生儀礼(七五三・成人式・厄払い・還暦など)を
イベントとしか捉えることの出来ない、うわべだけの生活を送るよりも、
日々自宅の神棚の前で、感謝を捧げ、希望を願い、
家族の心の拠所を持つほうが
どんなにか穏やかな生活を送れるでしょう。
失われつつある『日本人の美徳』は
家の魂『神棚』から復活できるものと、
私は思っています。
注) 各地に「天照皇大神」を御祭神としてお祀りする神社は数多くありますが、
神棚のお社の中央に納めお祀りする「天照皇大神宮」のお札は「神宮大麻」といい
伊勢神宮からその土地の氏神様を経て頒布されるものです。
先祖から親、そして子へと命が受け継がれるように、
伊勢神宮から氏神様、そして各家庭(神棚)へと
神宮大麻が頒布されているのです。
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