不登校のルーツ

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 次のページ ]

可哀想なんかじゃない

最近、こちらの書庫を更新してなかったので久々に思う事を。

今はこんなこと考えてる場合じゃないかもしれないけど、
これが僕のルーツなので。。。

子供が不登校になって、親御さんが思うことのひとつに、
「楽しいはずの学生生活を、こんなふうに過ごしてしまって可哀想」
という意見をよく目にします。
皆が思い浮かべるような思い出を作れないことに
哀れんでいる親心かもしれません。

けれど、

それは子供にとってとても辛い事です。
「学校にも行けなくなって惨めで情けない」のは、
子供自身が一番わかっている事です。
僕だって「高校の頃がいちばん楽しかったよナ」という
周りの何気ない会話を聞くと、今だってせつない気持ちになります。

皆と同じような思い出が得られなかったことが、
長い事淋しいものになってたのも事実です。


でも、


今はその気持ちに少し変化が現れています。


僕の10代は他の人とは違う、誰とも共有できない極めて個人的な思い出しかない。

それなのに、このブログでの告白に、

こんなにもたくさんの人達が共感してくれている。

僕が思い悩んでいた事、苦しんでいた事は

決してつまらない無価値なことではなかったのかもしれない。



消えたいくらい惨めで辛くて、苦しんでいたあの頃の僕は、


今思うと、僕の人生の中で、最も純粋で美しかった瞬間だったような気がする。

最も人生に真剣に向き合っていた時期だったような気がする。



僕は今まで生きてきて、一度も言った事がない台詞があります。

「あの頃は楽しかったな」という台詞です。


僕は今までの人生を振り帰っても、どう贔屓目に見たって圧倒的に今の方が幸せです。
どこを切り取っても今の方が楽しい。
奥さんとだって付き合いはじめた頃より今の方が仲良しです(笑)

そして何よりも、人とは違う葛藤と辛い経験をしたことが
今の僕の人生に深みを与えてくれている。
不登校だけの問題ではないと思います。
何も困難のない、順風な人生がいいという人もいるけれど、
そんな人生でどんな深みを得られるのか僕は知りません。

僕の子供も、生きていれば必ず困難に突き当たり、挫けるときもあるでしょう。
可哀想などとは思いません。
何もない人生など、歩んで欲しくはありません。

そこでつまずいた事、そして立ち上がることに価値がある事を、必ず教えたいです。

不登校100万人

数日前ですが、以下のyahooニュース

<学校基本調査>中学不登校35人に1人…5年ぶり増加
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000057-mai-soci


この記事を見て、僕は思わず、



「も っ と 増 え れ ば い い の に」



と思ってしまいました。


僕はたまに考えます。

今の日本の学校の制度を、根本から変える方法があるとすれば、それは




不登校の人数が100万人になることです。





100万人が学校へ行かなければ、学校はあり方を根本から変えるでしょう。

そして、100万人が学校へ行かない世界とは、



学校が「何が何でも行く所」ではない世界であり、

学校以外に子供の「居場所」が存在する世界だと思います。




今の日本では、子供は「学校」でしか「存在」しちゃいけないんです。

平日の昼間に学校以外にいることが、どれ程不安で心もとないことか、僕も知っています。

そして、当の本人も、クラスの周囲の人間も、

「学校に来れなくなるような奴は負け犬」「将来社会で通用しない落ちこぼれ」

だと思っているのです。




ある掲示板を見ていて、

「高卒までの学歴は、社会で通用する最低限まともかどうかの証明」だという意見がありました。

それに照らせば、僕など全く社会人失格の人間でしょう。

既存の学校制度を通過しなければ最低限普通の評価もされない世界より、

どんな道を歩もうと、正当に評価してくれる世の中の方が、いいとは思いませんか。


不登校100万人の世界は、教育が崩壊した世界ではなく、

今のがんじがらめの学校制度をぶっこわした世界だと思います。


そんな夢みたいな事、今ときどき考えています。

前回のいじめについての記事は、僕のブログ史上最多の訪問者数を記録しました。
ニュースリンクしたせいか、それとも今はやはり関心が高いのか。。
多くの方が関心を寄せてくださること、とても大切なことだと思います。

未だにいじめ・不登校に対する偏見は消えてはいないと感じています。
ニュースの報道の仕方や、討論番組での意見を耳にしても、
僕が当事者だった時代から、内容も出てくる意見も
何ら目新しいものはないように感じます。

この期に及んで「いじめられる方も悪い、原因がある」という理屈が
まかり通っているのが事実です。

それを後押ししている大人達の理屈で、僕が最も忌み嫌うものは


「大人になれば、社会に出ればもっとひどいことはある。」

「その程度の事で弱音を吐くのは甘えているだけ。」

「学校でつまづいてるようでは、将来やっていけない。」


厳しい社会を渡って行くのに、弱いままでいるほうが間違っているという理屈です。



一見、最もらしい意見でしょう。人生に強さは必要です。
けれど僕は自分の経験から、この意見を真っ向から否定します。

僕は前回の記事にも書いたとおり、悲惨ないじめを小学生の頃に目撃しました。
大勢の前で晒しものにされる屈辱と恐怖を目の当たりにしたのです。
これだけは断言します。
僕が30数年生きてきて、社会に出て10数年たった今でも、

あんな悲惨な場面は、社会へ出てから一度も見た事はありません!


あの経験に比べたら、職場での人間関係のいざこざなど、あまりにも些末な事です。
しかも、大人は嫌ならば転職やその他の方法でいくらでも逃げ延びることができますが
子供は転校はおろか、クラスすら変わるのは困難でしょう。

「逃げられない」という点では、学校は刑務所と同じです。
刑務所が、一般社会よりも過酷な環境なのは誰でもお分かりでしょう。

学校での理不尽な出来事に耐えることが、
社会へ出る為に絶対に必要などというのは、錯覚であり欺瞞です。
はね除ける強さも確かに必要でしょう。
けれど、僕が見たようないじめを乗り越えるには、どれだけ心を殺さなければいけないでしょうか?

まるで、戦場で生き延びるためにどんな残酷なことも厭わない兵隊になれとでも言っているかのようです。



そして、僕が何度もくり返し言っているのが、


「学校とは、世界で一番価値観の狭い場所」だということです。


子供の良さを計るものさしが、あまりにも少なすぎる。
「勉強」と「スポーツ」この2つぐらいしか無いのではないですか?
どっちも目立たない、できない生徒は、完全に「その他大勢」です。
いてもいなくてもいい存在にしかなりません。

そんな価値観のあまりにも狭い小さな世界で認められなくったって、
何のさしつかえもないのではないですか?

学校が一切顧みなかった才能や長所を、社会へ出て存分に発揮している人達を
僕はたくさん見てきました。
かくいう僕だって、それで生き延びてきたのです。


狭い価値観の中では、人は自分が周りから見てどのレベルかを非常に意識するようになります。
些細な事で、「こいつは自分よりも上か、下か。。」を決めつけるようになります。
そうして、上のグループは下のグループの人間をいじめるようになる。自分のレベルを維持する為に。。
僕が教室で感じていた嫌な緊張感の正体は、これが近いものかも知れない。
今の世の中よりもずっと昔から、教室の中は『格差社会』だったのです。

大人になった今、僕はそういう緊張感からは解放されています。
様々な価値観にふれる事で、自分の能力に自信と手応えを感じられたからです。

学校はあまりにも狭い。世界は確実に広い。学校だけが、見い出す場所などでは決してないのです。

「いじめ」は「戦争」

※注意※ショッキングな内容が含まれています


今日yahooのニュースで、以下のような記事を見かけました。

生徒飛び降り「いじめ一因」=部活先輩が短パン下ろす−佐賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070801-00000096-jij-soci


皆さんは、1人の人間が大勢から屈辱の仕打ちを受けるのを見た事はありますか?

僕はあります。それも、小学生のときに。

僕は小学生の時に、クラスの1人が複数の連中からパンツを脱がされ、
晒し者にされるのを目の前で見た事があります。


僕が小学生だった20数年前にもかかわらず、僕のクラスは今で言う「学級崩壊」を起こしていた。
クラスの何人かが授業中でも平気でウロウロ歩き回り、
担任は若い女の先生だったが、ヒステリックに怒鳴るだけで何もできない先生だった。
問題のある生徒が、授業中に備品のテープレコーダーをたたき壊したときも、
机に突っ伏して泣きじゃくっているような教室だった。

そしてクラスの中で1人、問題のグループからいつも目をつけられて、
ことあるごとにいじめられている子がいた。

事件はある日、授業中にもかかわらず起こった。
問題のグループがいつものように先生の言う事も聞かず、そのいじめられている子を追い回した。
その子は逃げようと教室の中を走り回ったが、教室の隅で数人から押さえ付けられ、
ズボンをパンツごと引きずりおろされ、下半身裸にされた。

狂ったように泣き叫ぶその子は、教室のベランダまで逃げ、
あろうことか手すりを乗り越えて校舎3階のベランダの外へ逃げようとした!

しがみつくその子と、さらに足をつかんで引きずりおろそうとする連中、
そして両方を引き止めようと必死になって叫ぶ先生を、
クラスの皆は席から離れ野次馬になって、輪になって息を殺して見つめていた。

その中には、もちろん僕もいた。
凍り付いた顔でその光景を見ていた。止める事など到底無理だった。誰1人止めようとはしなかった。


僕は、自分を取り巻く世界がどんなに恐ろしいかを、その時に心底感じました。
「学校とは恐ろしい場所」「絶対にいじめられてはいけない」
その頃からずっと、教室の中でザワザワした不快な緊張感に苛まれ、四六時中気を張るようになった。
友達と明るくふるまっていたときでも、その緊張からは逃れられなかった。


もし、自分があんな目にあったならと思うと、恐ろしくてたまらなかった。

もし、あっていたら、僕は今ここにはいないでしょう。


今、あのひどい目にあった子がどうなっているか、僕は知りません。
でも、あの事件はそばで見ていただけの僕にすら、拭いがたいトラウマを残しました。
僕は今でも、いじめのニュースを見聞きする度に、動悸が激しくなります。
どんなに壮絶だったか、見た人でなければ絶対にわからないでしょう。


以前、イラクの戦争で、米軍が捕虜を虐待していたというニュースを憶えているでしょうか?
捕虜を刑務所で裸にして、屈辱と恐怖を与えていたという映像がテレビで流れました。
世界中が驚いていると伝えていましたが、
僕はその映像を見ても、さほどショックなど感じませんでした。

「これと似たような事は、日本の学校の中でも起こっている」そう思っただけでした。

イラクの戦場の刑務所と、日本の学校で、同じようなことが起こっている。


僕がどうしても言っておきたいのは、
『いじめとは戦争体験にも匹敵するほどのトラウマを残す』、ということです。

大袈裟な話では無いのです。

いじめを受けている子の屈辱と、イラクの捕虜の屈辱は、全く同じものです。


いじめは、戦争と同じです!


人の心を、こなごなに、バラバラに破壊します!


「やられたら、やり返せばいい」「いじめられる方が悪い」のは正しいですか?


そんなものは、ケダモノの理屈です!


やり返したアメリカは、未だに戦争を続けています。テロは未だに続いています。


僕のいうことを大袈裟な妄言だと、皆さんは思いますか?

父との和解の記事をアップしてから、何となく新しい記事が書きづらくなってました。

今までの記事を読み返してみると、まるで全てのわだかまりがなくなって
悟り切ったような内容になっていますが、、、

現実の僕は今でも葛藤している最中です。

不登校についても、現在悩んでおられる方のブログを訪問して、


「不登校でもこんなに立派になりましたよ!大丈夫ですよ!」


なんてえらそうなアドバイスをしている癖に、本当は、未だにどこか囚われてる自分がいます。


今でもときどき、あの頃を思い出して寂しい気持ちになる時がある。

他の人みたいな、楽しい思い出が得られなかったことに、やるせなさを覚える時もある。

そして、「甘えてる」とか「全部お前が弱い」と誰もわかってくれなかったことに
未だに昨日の事のように苛立ちにかられるときも。。。



僕は、立派になどなってはいません。

心はあの頃の、学校へ行けなかった頃のままのようです。



でも、こうして何かを綴っていられるのは
やはり訪問して下さる方々が、あたたかい思いを寄せてくださったからです。

僕などよりも、辛い経験をされた方々が
僕の記事に思いをかけてくださること、本当に嬉しい事です。

読み返していると、苛立ちに囚われた心が落ち着いて行くのを感じます。
僕の記事が、ただの過去を振り返る後ろ向きな愚痴に堕していないとすれば、
すべてはそれが理由だと思います。

僕はこのブログを「どうしても書かなければならない」と自分で勝手に決めて運営しています。
どうしても訴えたいこと、伝えたいことがまだまだあります。

このブログを綴る原動力を与えて下さる皆さんに、本当に感謝しています。

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 次のページ ]


.
pori313
pori313
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

Yahoo!からのお知らせ

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事