Homage to JAPAN

はじめまして。オマージュ トゥ ジャパン 訳して「日本讃歌」です。リベラル保守の視点で語ります。

全体表示

[ リスト ]

 自民党総裁選の真っ最中ですが、安倍晋三総理はウラジオストックで開かれる " 東方経済フォーラム " への出席にかこつけて、ロシア訪問中です。そもそも、東方経済フォーラムは2015年から、ロシア プーチン大統領が呼びかけた国際的会合で、その目的はロシア極東地域への外国からの投資を呼び込むことです。この点を押さえた上で、シェアした記事をご一読願います。

<< シェア始め ▼
朝日新聞 DIGITAL (2018年9月12日付)
【 (社説) 日ロ首脳会談 誇張排し冷徹な視座を 】

 安倍首相は政権5年9カ月の実績の一つとして、外交を掲げる。その看板と実態がかけ離れているのがロシアとの関係だ。
 平和条約の交渉が進んでいるかのような発言は、誇張が過ぎる。現実から遊離した説明は国民の理解を妨げるうえ、国際的な疑念も招きかねない。
 安倍首相は今週、プーチン大統領と通算22回目の会談をした。今回も、北方四島での共同経済活動を実現させる明確な道筋は開けなかった。

「我々の新しいアプローチは日ロの協力の姿を確実に変化させている」。首相はそう語ったが、実際は2年前の合意以降、交渉は滞り続けている。
 理由は明白だ。活動をめぐる考え方そのものが異なるからだ。ロシア側は、ロシアの法律が適用されるとしている。人々の往来の仕組みも、四島に限らず、サハリン州と北海道全体が対象だと主張している。
 日本側は四島だけに適用される特別の制度をめざすが、溝は深い。そもそも仮に共同経済活動が実現しても、領土問題の打開につながるわけではない。

 ロシアは、択捉、国後の両島に地対艦ミサイルを配備した。先月は択捉島に新鋭の戦闘機が飛来していることがわかった。四島を戦略上の拠点とし、着々と軍事力強化を進めている。
 ロシア極東ではきのうから、冷戦後で最大規模の軍事演習が始まった。4年ごとに行われてきた演習に今回は初めて中国軍が参加する。中国との戦略的関係を誇示し、米国を牽制(けんせい)する意図があるのは明らかだ。

 ロシアは米欧と緊張した関係を続けている。2014年にウクライナのクリミア半島を一方的に併合し、批判を浴びた。米大統領選への介入疑惑や、英国での元スパイ毒殺未遂疑惑などでも対立を深めている。
 そんななか、日本は主要7カ国の一員としてロシアに制裁を科しつつ、プーチン氏を持ち上げる首脳会談を重ねてきた。法の支配などの原則を毅然(きぜん)と主張しない日本の姿に、疑問の目が注がれても仕方あるまい。

 ロシアとの国境を画定して平和条約を締結する。それが戦後日本に残された大きな課題であることは論をまたない。だが、その根本的な目的は、米国、中国、朝鮮半島を含むアジア太平洋の平和と安定を長期的に確保することにあるはずだ。
 国際関係の大きな構図の中に日ロ関係を位置づけることを忘れ、親密な首脳関係と経済協力だけをてこに領土問題の譲歩を求める。そんな対ロシア交渉では、展望は開けない。
 ▲ シェア終り >>

 一部のメディアでは《 安倍総理は総裁選の選挙運動で、石破茂 氏と政策論争になるのを避けてロシアに逃げた 》などと批判されています。ま、オツムは弱いがコズルサにかけてはピカイチの安倍総理ですから、石破氏と政策論争になれば負けると踏んで、外交ポイントを稼ぐために東方経済フォーラムへと出かけたのでしょう。

 しかし、この東方経済フォーラムの趣旨は、先ほども書きましたが、" ロシア極東地域への外国からの投資呼び込み " です。北方領土を含めてロシア極東地域への外資呼び込みですから --- これは日本が主張する " 北方領土 " にも外資が呼び込まれることを意味します。シェアした朝日新聞の社説では触れられていませんが、この事実は相当重い。

 日本政府の発表やメディアの報道を見ていると、北方領土について日本政府の思惑は " ロシア側と共同開発をしながら、やがては日本の主権統治下にしたい " ということ。一方、ロシア側は " 日本側の協力も得て開発を進め、やがてはロシア主権下で日ロ両国民の自由な往来&交流を認める " というレベル。双方が望むところはまったく異なっています。

 一言で言うと、『ロシアは北方領土を返還するつもりなどまったくない』のです。ただ『北方領土を含めた極東地域の開発は進めたい、それも外資呼び込みという形で、ロシア政府の負担を少なくして進めたい』ということ。そのための国際的な呼び掛けが東方経済フォーラムです。ココまでくれば、もうお分かりですね。

 誰が言ってるのか知りませんが、" 外交の安倍 " などタダのデタラメ。北方領土に関しても、安倍総理はプーチン大統領の手のひらの上で踊らされているおバカちゃんってこと。プーチン大統領と20回以上会談していても、まったく話になりません。安倍総理と日本政府は近い将来、北方領土に中共資本がドカドカ入ってくる光景を目にすることになるでしょう。

 いいですか、皆さん。" 外交の安倍 " などのヨイショは政権与党と政府の国内向けプロパガンダに過ぎません。日本を取り巻く外国はどこも " 安倍外交が素晴らしい " などとは思ってないハズ。外国は安倍総理が外遊の際、日本国民の血税を大盤振る舞いしてくれるので、表立って批判しないだけです --- イスラエルには思いっきりバカにされていましたけど。

 他の報道によれば、安倍総理とプーチン大統領の会談は、プーチン大統領が約2時間も遅れてきたとのこと。自民党総裁選の政策論争から逃げ回る安倍総理、逃げ回った先のロシアでも思いっきり舐められているワケです。プーチン大統領からすれば「東方経済フォーラムは日本向けじゃなく、むしろ日本の影響力をそぐためってことが分からないバカだな」でしょうね。

 そもそも、第2次世界大戦後の国際秩序は国連 --- これも正確に訳せば " 連合国 " --- 主導ですから、当時、敵国だった日本やドイツにとって厳しい状況です。しかも、日本は大戦指導者の責任を問うことすらせず、逆に大戦指導者の子孫らが未だに政権を担っています。それゆえ、ロシアの外相が「日本は第2次大戦の結果を受け入れていない唯一の国」などと批判するのです。

 安倍外交などハナから " 安倍害交 " に過ぎないということがお分かりいただけたと思います。政権与党やその支持者の皆さんも、そろそろしっかりと目を覚まさないとトンでもない失敗を迎えますよ。日本国内で戦前回帰指向をいくら振りかざしても、最早、日本は列強の一角でもなく、少子高齢化を迎えて、国力が落ち始めている --- これが現実です。しかも、アメリカ隷従、恥ずかしい限りの安倍総理と自民党ですよ。(2018/09/12 記述
)
イメージ 1

この記事に


.


みんなの更新記事