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正直、あまり驚きがないんですよね、WBCで日本が負けたことについては。
「打撃が上向き」とか「中継ぎ投手陣が不安」など、入り交じる期待や不安。
打線はみずもの、と言われていますから「打線が上向き」というのは、あまり当てにしませんでした。
むしろ、投手陣が大丈夫なのか、という不安をずっと抱いていました。
第二ラウンドの順位決定戦でオランダに6点も取られて、大丈夫なんかいな?
投げ終わって不安ばかり残る投手陣って・・・・ほんとうに大丈夫なんかいな?
後ろで盤石なのが牧田だけ・・・大丈夫なんかいな?
誰か、その前を任せる投手がいないのか?アメリカでの調整中に、誰か出てこないと厳しいかな。
打線が当たり始めていたとはいえ、投手陣がもり立ててきたチームですので、投手陣の出来が気になっていました。
「負けに不思議の負けなし」で、負けるときは、相手にリードされて、チャンスにタイムリーが出ないでそのまま試合が終わる、そんな展開になるだろうと見ていました。
第二ラウンドの台湾戦と同じような展開ですね。
ただ、あの台湾戦は、「鳥谷の盗塁」という大ばくちが当たって同点に追いついて、勝ったようなもの。実質、負けゲームといえるはずです。
負けゲームだった台湾戦を経験して、一度は死んだものと思って開き直ったから、オランダ戦で打線が爆発したと見ています。
そのチーム状態を保っていれば、なんとかなるのかな、と思っていました。
そして、今回のプエルトリコ戦・・・アメリカに行って、チーム状態が「振り出しに戻る」って感じに見えました。
日本は、先頭バッターが出たのは4回だけ。
ゴロアウトが・・いくつあるんだ?13?
チャンスを作れず、バントも出来ず、おまけにミスが出てしまっては、流れは相手に行くはずです。
加えて、大ばくちは、二度も三度もあたりません。
相手のいやがる野球をしていないし、相手のミスにもつけ込めない。
げんに、プエルトリコの先制点は、四球からの1点です。四球をバッテリーのミスと考えれば。
苦戦したブラジル戦や台湾戦と同じじゃないか、これじゃあ。
原因がどこにあるのか、監督の采配とか選手起用とかいろいろあるでしょうが、ここでは触れません。
そもそも、この国の野球は、なぜWBCで世界一に2度もなれたのか。
パワーやテクニックだけでなく、細かいプレイを大事にして、組織で勝ってきたからではないか。
勝つための組織作りが、ほんとうに出来ていたでしょうか。
勝つためのプレイがきちんとできていたでしょうか。
野球も戦略スポーツです。戦略を立てて、それぞれが役割を果たすことで点を取っていく。
ヒットだアウトだ、ホームランだ、という結果より大事なのは、得点に至るまでのプロセスです。
そのための組織、組織内の意思統一がなされていたか。
さらに、組織だけでなく、戦う上でのしたたかさ。
第1回のWBCの「デービッドソンの世紀の誤審」は別にしておいて、審判のクセを見極めて、試合を進めていくのも、国際試合ならどのスポーツもあたりまえ。
オリンピックや、前回、前々回の経験でわかっているはずなのですが・・・。
大リーガーは続々と生まれていますが、野球の日本代表でいうと、まだまだ国際経験が浅い。
WBCの大会のあり方、位置づけが微妙ですが、それはそれとして、「野球世界一」の国でありつづけるために(いや、世界一を取り返すために)、世界とどう戦うのかということも、考え直す必要があります。
この国は、どういう野球をして世界に勝っていくのか。
そのためにこの負けをどう生かして、4年後に向けて何に活路を見いだすのでしょうか。
今回は、監督の人選からドタバタしていました。検証の第一歩はここからでしょう。
後任の監督は誰かって話になるのだと思います。
またドタバタしたら・・・今回と同じ結果になるんでしょう。きっと。
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