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「試験」と聞くと、何をイメージするでしょうか?多くの人は、中学や高校時代の中間試験や期末試験をイメージするのではないでしょうか。「そういえば、試験前はよく徹夜したな・・」とか「0点取って、何度も追試を受けたっけ」とか。
中学や高校時代は、学校で行う試験の他に、予備校が行う模試というのも、何度も受験した記憶があります。この定期試験と模擬試験、コンシェルジェの周りには、大きく4つパターンの友人がいました。
パターン1→定期試験も模擬試験もトップの成績を取る友人
パターン2→定期試験の成績はいいが、模擬試験になると全然ダメな友人
パターン3→定期試験の成績は悪いが、模擬試験になると良い成績をとる友人
パターン4→定期試験も模擬試験もボトムの成績を取る友人
パターン1とパターン4は、あまりコメントすることがないので、とりあえず置いといて、ここで取り上げたいのがパターン2とパターン3です。
定期試験と模擬試験では何が違うのか。簡単に言えば、定期試験は範囲が決まっていて、その範囲の知識を暗記すれば、良い成績が取れる試験であるのに対して、模擬試験の場合、範囲指定はなく、知識の記憶+応用力が試される試験といえます。
定期試験 → 暗記
模擬試験 → 暗記+応用力
パターン2の友人は、暗記は得意だけど、応用力はあまりなく、パターン3の友人は、暗記は苦手だけど、応用力はある、ということになるのでしょうね。会社で出来ると言われる人間は、圧倒的にパターン3の人間が多いように思いますが・・・・。
さて、これからが本題です。実は、各種国家試験にも、ある程度、試験の特性があるということです。つまり、知識の暗記だけで合格できてしまう試験なのか、それとも暗記プラス応用力が必要な試験なのかです。これは、コンシェルジェ自身が受験勉強をしての実体験と、多くの合格者にあって肌で感じた体験から、大まかに分類したものです。まあ感覚的なものですが、それほど間違っていないような気がします。
1 行政書士試験
ひと昔前までは、明らかに暗記中心の試験、つまり、市販のテキストを買って、過去問と条文を何回かやれば合格することができた試験だったと思います。しかし、ここ数年は、一般知識はもちろんのこと、法令科目でも、暗記中心の学習では、合格することが難しい試験になっています。単なる暗記ではなく、応用的な問題も多く出題されるようになったからです。
今年は、より一層法的思考力を問う、現場思考の応用的な問題が増加しますので、暗記中心の学習では、さらに合格することが厳しい試験になると思います。もはや、過去問を何回もやればいいという時代は終わったといえます。これからは、パターン2の人よりも、パターン3の人の方が合格しやすくなる、そんな試験になるのではないかと思います。
2 中小企業診断士試験
一次試験は、知識の暗記が中心ですが、テキストには掲載されていないような、現場思考型の応用問題も数多く出題されています。もっとも、知識レベルにおいては、法律のように要件・効果等をきっちりと暗記する必要はなく、大まかに筋を記憶しておけば、方向性で解けてしまう問題が多いといえます。
二次試験は、2〜3ページの与件文を読んだ後で、100字程度で問題に答える記述式(1科目あたり5問程度)となっています。これは、まさに、現場思考の応用力が試される試験といえます。したがって、パターン2の人よりも、パターン3の人の方が合格しやすい試験ではないかと思います。
コンシェルジェもどちらかというと、暗記が苦手な方なので、受験勉強のなかで、この中小企業診断士の学習が一番面白かったような気がします。暗記もほとんどせず、二次試験なんか、大枠をはずさなければ、かなり自由に発想できるので、本当に楽しかったですね。この時の経験は、今でもかなり役に立っています。
国家試験にも、定期試験や模擬試験のように試験の特性があります。まずは、自分が受験する試験の特性(暗記中心なのか、それともプラス応用力が必要なのか)をしっかりと把握したうえで、その特性に合った学習法をとっていくのが、合格への近道のような気がします。
次回は、社会保険労務士、宅建、FP。
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