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白鳥の湖(DVD)−パリオペラ座バレエ ヌレエフ版ー

わ〜い、やっと届きましたよ。パリオペ、ヌレエフ版、’白鳥の湖’DVD。昨年、4月来日公演でみて、
DVDになってほしいな〜と思っていたら、イギリスから発売されるというじゃありませんか。よっぽどイギリスから買おうかと思ったら、HMVが早くも先行予約受け付けて、何ヶ月かまった末昨日届きました。

ヌレエフ版は、ルグリ先生の’スーパーバレエレッスン’でみる限り、どの作品も技術的にとても難しいらしく、そういえば、前に’エトワール’で、’白鳥の湖’の1幕を終えて舞台の袖にかけてきて倒れこむ群舞の男の子達が印象的でした。4月に上野でみたとき、パリオペの1幕は、群舞がヴィジュアル的にも充実していて、みごたえがあり、どのバージョンより好きかもと思いました。そうして見返すと、確かに、群舞といえども、プリンシパルなみの激しい振り付けの連続です。人数いっぱいいるし、衣装もカラフルで豪華です。そして、群舞の男の子たち、粒ぞろいなんですね。パリオペは、だから好きなのよ。

年末にマリンスキーバレエのロパートキナの’白鳥の湖’を録ってもらってDVDにしたのですけど、こうしてあらためてヌレエフ版をみてみると、あれ、ここはどうだったっけ?と思い起こすことが多く、同じだと思っていたところも、ずいぶん違った振りつけになっているのです。お話だけではなかったみたい。
パドトロワもスペインもナポリも同じ場所で同じ曲であるけど、違うのですね。斬新さでは目をひくヌレエフ版ですが、ところどころは、正当派(?)のマリンスキーのほうがいいなと思うところもあります。
スペインの踊りなどは、マリンスキーのほうがきれがあってよいなと思うのでした。あと、オデット。
これは、ヌレエフ版のせいなのか、ダンサーのせいなのかわかりませんが。マリンスキーの場合、なんといっても、
一番心に残るのは、ロパートキナの儚げですべりぬけてしまいそうで、透けてみえそうな白鳥です。
これは、オデットの物語なんだわと思いました。が、ヌレエフ版、オデットは印象うすいです。王子の物語といわれるだけあって、まあ、王子が主人公なんですけど。それにしても、王子の次に印象的なのは、と、いうより、王子より印象的なのは家庭教師とロットバルトですもんね。これは、同じ白鳥の湖でも、
マリンスキーとパリオペでは、全く全く違う物語なのです。

わたしのお友達がいうには、これはヌレエフ版でなくパケット版なのですって。多分、今回カールパケット君がロットバルトを演じたか演じないで、DVDの売上は大きくかわっていただろうと思います。わたしは、運よく4月の来日公演で、パケット君のロットバルトの日にあたったのです。もともとは、パリオペのジョゼの白鳥の湖がみたいわくらいでチケット買ったのに、二幕が終わった幕間ではもりあがりましたね。いっしょにいった友人達は、口々に、’家庭教師がかっこよかった。家庭教師と王子のパドドゥみて、今日きてよかったと思った’というのです。カールパケット君は、金髪を後ろになでつけ、暗い衣装で妖しげに王子にささやきかける家庭教師と、大きなマントをひるがえして舞台を駆け回るロットバルトを演じていたのです。元がハンサムな上、この役柄。これは、もしかして、オデットより、王子よりおいしい役ではないかと思います。三幕などは、王子が踊ってオディールが32回転する前に、ロットバルトのソロがはいるのですけど、個人的にはロットバルトのソロの方が燃えました。もともと、これは、王子とオデットの物語なのですから、まあ、三幕のこのソロでお楽しみもおしまいかしらと思ったら、ヌレエフ、ここまでわたしのツボを知っているの?と聞きたくなるようなタイミングで、四幕にも王子とロットバルトのパドドゥがはいります。こうして、最初から最後まで、王子と家庭教師またはロットバルトのからみで盛り上がってしまったからには、どうしてもオデットの印象はうすくなってしまうのでした。

他をたくさんみているわけではないのですけど、パリオペの白鳥は、群舞の白鳥がものすごくいっぱいいるような気がします。最初にみたときも、これで終わりとおもった端から端から、四羽八羽と倍々くらいで増えていきました。5階からみたみごとなフォーメーション、今回DVDでもカメラをひいてきれいにとれています。考えてみれば、パリオペのチケット高いわと思ったけど、この群舞の人たちみんな飛行機にのってパリから来たのだわと思うと、そりゃあしょうがないかなとか妙に納得もしたりして。本公演は、たしかにいいお値段でしたが、(5階でみたわたしがいうのもなんですが)、見逃した方、DVDは是非お勧めですよ。お手ごろな値段で、斬新なヌレエフの解釈、お楽しみください。

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    こんばんは!2晩連続で見てしまいました(^^ゞマリインスキーの正統派白鳥とは全然違う物語ですが、なんだか妙に惹かれます・・・これでもか!っていうステップの連続、恐るべしヌレエフです。俯瞰からカメラワークで観るフォーメーションの美しさは日本公演では気づかなかったです。又生で観たいですね。

    [ emi*ine** ]

    2007/2/4(日) 午前 1:05

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    コメントありがとうございます。わたしも、パリオペみて、マリンスキーみて、またパリオペ観てと交互に繰り返してみました。マリンスキーはオデットの出てくるところや、パドトロワなどの代表的なところが魅力的ですが、ヌレエフ版はむしろ新しい解釈の部分が魅力です。本当に、また生でみたいです。今後は、マチュー王子でお願いしたいです。

    pourpasseletemps

    2007/2/4(日) 午後 8:37

    返信する
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    トラックバックいただいた北村さん、情報ありがとうございます。ブログも拝見させていただきました。こんなことなら、もっとまじめに感想かけばよかったです。

    pourpasseletemps

    2007/2/6(火) 午後 11:07

    返信する

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