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The Houseシーリーズ最終回。
Photoshopの下絵はあったけど、
ちょっと雰囲気が・・・
と、手描き仕上げを躊躇っていたのに・・・
絵本の表紙デザインを想像していたら・・・
絶対、これだ!
描かずにいられない!と
僕の心が動きだして・・・。
手も身体も、なかなか動いてくれなかったけどね! |
楽描きゴッゴ
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詳細
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『Bench』
いつも通り
2Lサイズフォトフレームのパネルに
セラミックタスコとブラックジェッソで下地塗り
その上にアクリルジェッソで手描き。
いつも通り
長い時間がかかった。
いつも通り
技法状の問題ではなく・・・心の迷いから!
いつも通り
愚行三昧!
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割と速やかに、こんな近景の長椅子は描けていた。
この長椅子のモデルは家にある。
JR大阪駅は改装され、今は北側もデパート三昧だけど・・・
まだ、謂わば、ガード下の商店街・・・というような状態だった頃
アンティークな雑貨屋さんで買った、フィリピン製だかインドネシア製だか
覚えてないけど・・・大好きな・・・手作り感たっぷりの長椅子。
これを、これに向かい合って忠実に写生したわけではなく・・・
時々チラチラ眺めながら・・・僕の印象、イメージ優先で。
水平線等の直線を真っすぐ引く為に、溝引きをしたり等もせず・・・
結果、出現する歪みやゆがみも愛でよう、そんなスタイルの描画も
たまには楽しいだろう・・・等々と思いながら・・・
ところが、何のモデルもなく空想で描き始めた背景の草むらや空が
まったく気に入らず・・・
長椅子の隙間に見える草むらと長椅子との距離感も
思い通りの表現が全く見つからず・・・
いつも通り
遅延が始まった。
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でも、何とか、これで好しとしよう・・・次へ進もうと
自分の心との折り合いを一旦つけた時・・・・
長椅子の背もたれ上辺、空と接する辺りに・・・
意図もなく現れた・・・・空虚感
静かさ・・・空しさ・・・長閑さ・・・を感じ、また心が揺れた。
勿論、それらを他者への伝達という意味での『表現』として
描こうとした訳ではないから・・・
只、偶発的結果として、僕の心に出現した・・・というだけだけれど・・・
でも、それ故に、この絵に加筆する・・・『破壊と創造』などという
行動がとれなくなった。
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スキャンしてMacに読み取ったこの背景画像の上に
また、Photoshop楽書きが始まった。
Photoshop楽書きは『破壊と創造』ではない!
⌘-Zとレイヤーという機能のあるPhotoshopによる楽書きは
『破壊』もせずに『創造三昧』!
心を乱したままやった・・・・これが楽書き三昧の残した結果。
そして、この楽書きに辿り着いた時・・・これを元に、手描きしよう!
と、心を決めた。
その結果が・・・これ!
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Flickrで出会った素敵な・・・本当に幻想的な写真に魅せられて・・・。
オリジナルの写真はスペイン・コンキスタドールに征服される前の
メキシコ・ソチミルコに残されたアステカ民族が造った運河の源流。
本当にファンタスティック!とてもそれには及ばなかった。
それに・・・初め、ルソーのオフィーリアの様に、仰向けに川に横たわる姿で
下絵を起こしてみたのだけど・・・
まるで用水路に捨てられたゴミのようにしか見えなかった。
やっと辿り着いた・・・これが・・・結論・・・かな?
ART HOUSEさん企画の絵本展のテーマが変わって
タイトルを『The House』から『The House/鼓動』に変えたけど
もう一度、変えたくなった。
大好きなBach様の『無伴奏チェロ組曲』に因んで・・・
『無伴奏HOUSE組曲 第一番/鼓動』
勿論、まだどの作品をプレリュードとするか・・・アルマンドとするか・・・
クーラントとするか・・・サラバンドとするか・・・メヌエットとするか・・・
ジーグとするか・・・ブーレとするか・・・ガボットとするか・・・等々、
何も決めていないけど。
勿論、音楽理論的意味合いからこのタイトルを選んだ訳ではないから、
カノンやノクターン、シャコンヌ、パッサカリア、フーガ・・・
それにロマンス等々を選ぶかもしれない!
ロマンスは元から恋愛という意味ではなく、
ラテン語と同じローマで使われていた言葉、という意味。
そしてラテン語が文語なのに対して、ロマンスは口語で、形式に囚われない、
より自由な・・・という意味。
お見合い結婚でない場合を恋愛結婚と呼んだのも解る気がする。
そして、僕は最近・・・
Beethovenの『ロマンス第二番』とFauréの『ロマンス』に
とても心惹かれているので、どの作品かをそう名付けてみたい!
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