繊毛虫

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 次のディディニウムの写真を観てみてください♪
イメージ 1
 クロレラが共生しているディディニウムですが、細胞の中に≪茶色系の楕円状のもの≫が7個程度あります。本日採集した個体です。照明を明るくすると細胞が崩壊しやすいので、少し暗めで撮影したものを画像処理しています。

 次の写真は、同じ場所で採集したディディニウムです。こちらもクロレラが共生していますが、細胞の中に≪茶色系の楕円状のもの≫はありません。(本日採集したものではありません)
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/0d/86/pphotoex/folder/751073/img_751073_18554542_53

 次の写真は、小型のディディニウムです。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/0d/86/pphotoex/folder/751073/img_751073_4114061_20
 こちらは、クロレラが共生していないのですが、細胞の中に≪茶色系の楕円状のもの≫が4個程度あります。

 これを観察していたら、細胞が崩壊してしまいました。次の写真です。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/0d/86/pphotoex/folder/751073/img_751073_4114061_21
 崩壊と同時に、細胞の中から≪茶色系の楕円状のもの≫が出てきました。ラグビーボールのような形をしています。
 この後、ディディニウムは崩壊しながら泳ぎ離れていきました。

 細胞の中から出てきた茶色系の楕円状のものを40倍対物レンズで撮影したのが次の写真です。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/0d/86/pphotoex/folder/751073/img_751073_4114061_22
 渦鞭毛虫に似ています。

 採集して来た水の中を実体顕微鏡で隈なく探してみると、居ました!
 見つけたものを生物顕微鏡で撮影したのが次の写真です。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/0d/86/pphotoex/folder/751073/img_751073_4114061_23
 恐らくこいつに間違いないのではないでしょうか?

 さて、もし間違いでないとすると、ディディニウムはこれを捕食したという事になります。
 つまり、ディディニウムは、ゾウリムシ(パラメシウム)を捕食することで有名ですが、ゾウリムシだけを選択的に食べているという訳ではないようです。また、クロレラが共生しているディディニウムも捕食をしているといえそうです。

 余談ですが、この記事の一番上のディディニウムを潰して、細胞の中のものを観察すれば決定的になりそうですが、そこまでするのは止め、シャーレの中に開放しました。
 以前ご紹介した、カバーグラスの周囲にワセリンを塗って簡易プレパラートを作成する方法は、多くの微生物をシャーレ(或いは微生物を入れている容器)の中に再び戻すことができます。たまに失敗することもあるのですが、高確率で戻せますので、お勧めです。こつは、カバーグラスを掛けるとき、スライドグラスの長辺の一方の縁とカーバグラス縁が重なるようにすることです。こうすると、カバーグラスをずらすことなく外すことができます。カバーグラスを外したら、シャーレの上で、カバーグラスとスライドグラスのそれぞれにスポイトで水を噴射して流し落とします。

▼ 本ブログ内の関連記事:
- 本ブログ内:ディディニウム − Didinium sp.(2007/12/9(日) 午後 5:06)
- 本ブログ内:分裂直前の様子: ディディニウム − Didinium sp.(2008/1/13(日) 午後 8:14)

ノート:クロレラ

クロレラ
[Chlorella]
クロロコックム目に属する単細胞緑藻.淡水・海水中に生育するもの,また原生動物や海綿などと共生するものもある.球形あるいは楕円体で直径3〜10μm.細胞壁は平滑でとげをもたず,壁にそって帯状あるいは椀状の葉緑体1個をもつ.成熟すると内部に自生胞子を形成し,無性的に増殖する.淡水に自生するクロレラはO.H.ワールブルグ(1919)が用いて以来,ホウレンソウと並んで光合成研究によく利用された.光合成のほか蛋白質合成その他の生化学的研究の材料にもよく用いられる.蛋白質の含量が乾量の50%に達し,不可欠アミノ酸であるリジンなどを多く含むこと,また成長速度が早く,年間を通じて培養できることから,クロレラを食糧源とするための研究も行われ,一部実用化されている.
【岩波書店 岩波生物学辞典第4版】

ノート:共生藻

共生藻
[英symbiotic algae, endozoic algae 仏algues symbiotiques 独symbiotische Algen 露симбиотические водоросли]
他生物と共生する藻類の総称.次の2類に大別される.(1)細胞内に共生するもの:光合成産物・窒素固定物を宿主に供給.代表例はサンゴの細胞内に共生する褐虫藻.これらの存在は葉緑体やミトコンドリアの起原に関する共生進化説の根拠の一つとされる.(2)細胞外に共生するもの:窒素固定により宿主に窒素源を供給.代表例はアカウキクサの細胞外共生ラン藻.共生藻にはラン藻・原始緑藻・緑藻・渦鞭毛藻・プラシノ藻・珪藻・クリプト藻などがあり,その宿主は広く,菌類(地衣類),植物(維管束植物・渦鞭毛藻・珪藻類など),および無脊椎動物(原生動物・海綿動物・腔腸動物・扁形動物・軟体動物・原索動物など)が知られている.
【岩波書店 岩波生物学辞典第4版】

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