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田んぼでシダが大量に発生していました。体の大きなものから小さなものまでたくさんいます。こんなにたくさんのシダを観たのは、はじめてです。 過去の記事を掘り起こすと、2007/11/15(木) 午後 6:25の記事で、シダについて書いていて、そこで「シダには、複眼が二つのものがいるのかな?」といったことを書いたのですが、大量のシダを観察していると、どうやら小さいサイズのシダは複眼が二つのようです。 下の写真は、過去のものと比べ、解像度がもうひとつですが、小さなシダ2個体がぐうぜん一緒に写っています。そして、それらはどちらも二つ目です。 ミジンコはもともと複眼が二つあったのだけど、脳が小さいため、複眼がひとつの方が、生きていくのに都合がいい何かがあったから、ミジンコは複眼ひとつの形態に進化していったのかな?シダにはその名残があるのかな(*1)? ちなみに、大きなシダは次の写真のように複眼がひとつです(今回、ちいさなシダと一緒に採集したもの)。 |
ミジンコ
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写真と動画は共に油滴(写真の中で茶褐色系の丸い物質)を蓄えたケンミジンコを側面から撮影したものです。といっても本当に油滴であるかは自信がありません。 ミジンコの油滴について、ブログ:「O.H.S生物部潜水班2&昆虫班&天文班」の記事 で取り上げられていますので、ご覧くださいませ。 どのように、油滴が溜まるのか調べられていないというか、O.H.Sさんに頼っていて待ち状態です。(笑) どうも栄養として蓄積しているようなので、人間で言えば脂肪のようなものと言えるかもしれません。 何を材料にどのようにして、油滴を作るのかというのが、まず知りたいところです。
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専門家の方にご意見を頂きました「白いマユ状のもの」の正体について、琵琶湖博物館の楠岡さんに伺いましたら、お返事を頂きました!楠岡さん、ありがとうございました! お返事を引用することの許可を頂きましたのでご紹介させていただきます。 まず、最初の記事である「白いマユ状のものはなんだ! - トガリオカメミジンコ」について次のようにお返事を頂きました。 寄生虫の可能性はあると思います。残念ながら、写真の解像度 が悪く、何の仲間かわかりませんが、原生動物の可能性があるとと思います。
ということで、お返事を受けて、先ほど写真を取り直しました。しかし、悲しい状況になっていました。後ほど。次に、二つ目の記事である「白いマユ状のものはなんだ!(その2) - トガリオカメミジンコ」ですが、「さらに観察してみましたら、色素のようにも見えました。」ということに対して、次のようにお返事を頂きました。 こちらの写真と前のブログの写真が同じ物とは思われません。こちらはミジンコの模様のように思われます。最初の正面から撮影した写真から見ても、左右対称なので、模様ではないかと思います。
ということでした。二つの引用から、次のようになるでしょうか。 ・ 最初の記事で掲載したトガリオカメミジンコに写っている「白いマユ状のもの」は、何であるか判断が出来ないが、原生動物の可能性は十分に考えられる。 判断できない理由は、写真の解像度が悪いからである。 ・ 二つ目の記事で掲載したトガリオカメミジンコに写っている「白いマユ状のもの」は、ミジンコの模様の可能性が高い。 (注意:色素であるかどうかは、触れられていないので素人判断できませんが、色素ではないと否定されていないので、可能性はありそうです) ミジンコと外部寄生虫(殻表面に寄生するという意味かな)について、次のように添えていただきました。 ミジンコには外部寄生虫(ectoparasite) がよく付いています。多くは原生動物で、ツリガネムシや鞭毛虫、ミドリムシの仲間が付いていることもあります。また、ワムシが付いていることもあります。
再度撮影しなおすということで、撮影をしなおしました。しかし、シャーレを肉眼で覗き込んでみたのですが、居ません! 居ないというか、シャーレをいくら揺すっても分離しておいたミジンコの動きを認識することができません。 実体顕微鏡で、隈なく探してみると、残念ながら星になっていました。卵もなくなっています。(次の写真) 残念ですが、生物顕微鏡で観察してみることにしました。 というのも、これまでは、カバーグラスとスライドグラスで挟み付けてミジンコを潰さないようにかなり隙間を空けて撮影していたのですが、星になられましたので、思い切って体の厚さよりも隙間を狭くして撮影してみることができるからです。 |
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「白いマユ状のものはなんだ!(その2) - トガリオカメミジンコ」の続きです。 黒いミジンコ「ミジンコはすごい(花里,岩波ジュニア新書)」に、次のような記述がありました。 北欧や北米の極地域にいるダフニア・ピュレックスには、黒い色をしたものが多く観察されています。私はまだこの黒いミジンコを見たことがないのですが、この色は殻の表面につくられるメラニン色素の色であることがわかっています。この色素は紫外線の透過を妨げる効果があるので、この色素をたくさん持つと紫外線の悪影響を避けることができるのです。実際、黒いミジンコのほうが透明なミジンコよりも紫外線に対して高い耐性を持っていることが実験的に確かめられています。
上で引用したことから分かることは、次のことです。 ・ 殻の表面にメラニン色素が作られる。 ・ メラニン色素は、紫外線の悪影響を避けることができる。 ・ 黒い色をしたミジンコがいる。 これらから、 ・ 今回撮影したマユ状に見えたものは、「色素」の可能性がある。 ということが言えそうです。 もし、今回撮影したミジンコのマユ状に見えたものが色素であるなら、迷彩色である可能性が高いのではと想像します。 つまり、今回撮影したミジンコについて言えば、 ・ 「紫外線の悪影響を避ける」という目的ではないのでは? ということです。 理由は、 ・ 紫外線悪影響を避けるためであれば、色素を模様のような配置で生成する必要はない。 ・ 北欧や北米の極地域のような紫外線が気になるような地域でもない。 からです。 そもそも、北欧や北米の極地域にいるミジンコが、殻をメラニン色素で黒くし、紫外線への耐性を高める目的は、何でしょう? メラニン色素が、紫外線への耐性を高めるというのが事実としても、ミジンコはそんなに長生きするわけではないので、黒くなることで反って魚に食べられやすくなり長生きできなくなるような選択をしているように思えます。紫外線によるどんな悪影響を嫌って、苦渋の選択をしたのでしょうか? なぞです。 それから、もし今回撮影したミジンコのマユ状に見えたものが色素だった場合、 ・ いつ、どうやって色素が作られるのか? というのがとても不思議です。 脱皮後作られるのであれば、 ・ 体液のようなものが殻にも流れているのかな?(殻に血管がある??) ・ ミジンコが出すなんらかの物質との化学反応により作られるのかな? といった疑問も出てきます。 恐らく、脱皮した時には、既に色素が存在しているのかなと想像しますが、どうでしょう。 |


