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前回、「土筆の胞子観察」の書庫に、精子がまだ動かないという記事を書きました。 その記事は、「こちら」です。 前回の記事から12日が経過しましたので、そろそろかなと先ほど見てみたのですが、まだ動きません・・・。 来週また観察してみる予定ですが、ここ最近、気温が高くなって来た事もあり、寒天培地の寒天が日増しに薄くなってきています。
なんとなく、今年も精子が動く様子を観察できないような予感がしてきました。 細胞が、精子に成長する為の何かが欠けているのかもしれません。 今年は、カビにまだ侵されることなく、前葉体はとても綺麗な姿をしています。 |
土筆の胞子観察
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4月12日に作り直した土筆の胞子を入れた培地ですが、カビに侵されることなく、胞子も順調に前葉体になりました。 先ほど、顕微鏡で観察してみました。水を加えると精子の原形のような細胞が沢山出来ていました。しかし、まだ動き出しません。 精子の原形らしい細胞を良く観察していると、その細胞の中で細かな粒子のようなものが動いていましたので、ちゃんと生きているように見えました。 去年は、発芽して60日の段階でもまだ精子の動きが観察できず、その後カビにより観察不能となりました。今年はカビがまだありませんので、60日以降を観察できそうです。さてどうなるでしょう。
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(「 寒天培地作り直し」の続きです) 上の写真は、4月12日に作成した、ハイポネックス溶液を5滴入れたシャーレの様子を撮影したものです。 ご覧の通り、胞子は発芽する事無く、元々は緑色系だった見た目も茶褐色になってしまいました。 ハイポネックス溶液を1滴入れたシャーレと3滴入れたシャーレも作成しましたが、これらも同様の状態です。小型のシャーレを使った場合、ハイポネックス溶液1滴という量はかなり多い量のようです。 ハイポネックス溶液をまったく入れなかったシャーレは、発芽率は悪いですが、すくすく成長しています。しかし、微小なカビっぽいコロリーがいくらかあるように見えます。今年もカビとの戦いになりそうです。カビ対策は難しいですね。 明日、失敗したシャーレの中の寒天を廃棄し、冷凍している土筆を使って、もう一度培地作り直してみようと思います。冷凍しているものがうまく発芽するか分かりませんが、その実験も兼ねてということで・・・。
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日中、外出したついでに土筆を採取し、昨夜、寒天培地を作りました。 採集したのは、前回の記事のコメントで頂いた MASAさんからのアドバイスをもとにした、若い土筆です(上の写真)。「まだあるかなぁ?」と若干心配していたのですが、まだありました。よかった! 前回は、標準寒天培地用粉末を使った上に、滅菌などが十分でなく、見事にカビを育ててしまいました。 今回は、食品用の素寒天粉末を使い、可能な限り殺菌あるいは滅菌処理をしてみることにしました。 殺菌処理については、MASA さんより次のようなアドバイスをもらいました。 70%エタノール(数秒)→20%ブリーチ(30秒〜1分)→殺菌水(数回濯ぐ)→培地に置床
ブリーチ剤の成分は次のようになっています。 過炭酸ナトリウム(酸素系)、界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、アルカリ剤(炭酸塩)、酵素
これを滅菌した水に溶かして利用しました。細かな泡が出ました。 まず、頂いたアドバイスどおり行ってみました。すると、土筆の内部までブリーチ溶液がしみこんでしまって、胞子を乾燥させて取り出すのに苦労しました。湿っていると、ダマになるため乾燥させる必要があるのですが、良いアイデアが浮かびませんでした。うまく出来ない大きな理由は、細菌などが入り込まないようにサランラップを掛けていることです。この状態だとなかなか乾燥しませんし、乾燥させるためにサランラップを取ると細菌などが入りそうだし・・・。結局、良い方法が思いつくことなく断念しました・・・。 次に、ブリーチは止めて、エタノール処理だけをすることにしました。この方法は、表面だけですが乾燥がそこそこうまく行き乾燥した胞子を取り出すことができました。しかし、殺菌が十分でないでしょうから、カビが心配です・・・。 小さいシャーレには、黒い四角のシールが張られているものとそうでないものがありますが、意味は次の通りです。 - シール無し: ハイパネックス溶液を全く入れていない - シール1枚: ハイパネックス溶液を1滴入れている - シール3枚: ハイパネックス溶液を3滴入れている - 細長いシール: ハイパネックス溶液を5滴入れている 前回の実験から、カラシの効果はあまり期待できそうにないので、今回は止めました。 先ほど、観察してみたのですが、まだ発芽していませんでした。悩ましいカビもまだ発生していません。
うまく行けば、明日には発芽が観察できると思いますが、さてどうなるでしょう。しばらくの間心配です。 |
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小型のシャーレは、もう少し観察を続ける為にフタを取らずに撮影したので分かり難いと思いますが、乳白色の練乳のようなコロニーと、よく観る四方八方に菌糸を伸ばすカビっぽいコロニーがありました。 また、今回の関心ごとであった、カラシでカビを防げるかですが、残念ながらコロニーが出来てしまったことになります。結果だけを見れば大きなコロニーができていないので、いくらか効果がある可能性があるかもしれませんが、カラシを入れていない小型のシャーレにも大きなコロニーが存在しないものがありますので、仮説を立てれるような状況にもないように思います。 前回の記事で、MASAさんのコメントが気になっていたのですが、きっとこの様な事態になることを予測されていたのでしょうね!(笑) 去年は、食材の寒天から寒天培地を作りました。つまり、素の寒天だったのです。しかし今回は標準寒天培地用の寒天粉末を利用しました。この粉末の中には、酵母エキス、ブドウ糖、トリプトンといったものが入っていて、きっと細菌を培養しやすくなっているのでしょう。この為、土筆の胞子を落とした時にまじった細菌がものすごい勢いで増殖してしまってこの有様となったのかなぁと想像しています。 という分けで、もう少し様子を観察してから、食材の寒天(素寒天)でやり直しをしようと思います。 それにしても増殖の仕方には驚きました。
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