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『イエスのバプテスマの場所が立入禁止に』 『エルサレムポスト(2010/7/21)』より よどんだ汚水に浸かる巡礼者たち 『イエスがバプテスマを受けたとされている場所が、ヨルダン川の汚染のため、巡礼者立入禁止になる恐れが出てきている。 聖書に記載された川が死海に流れ込む地点から数マイル離れたカサール・アル・ヤフード(Qasar al-Yahud)という場所は、毎年10万人以上の訪問者を惹きつけている。その大半が自分たちの救い主が2千年前にバプテスマを受けたように、ちょうどその同じ場所でバプテスマを受けることを望む者たちだ。 しかし、干ばつと灌漑(かんがい)によって、力強かったヨルダン川下流は、ガラリヤ湖から流れてくるよどんだ流れに変わってしまった。その流れはエリコ近郊を通る際、汚水によって増水する。イスラエル衛生局員たちは「汚水、立入禁止」という看板を立てることを検討している。 この場所はキリスト教にとって最も神聖な場所のひとつである。バプテスマのヨハネがイエスにバプテスマと授け、彼をメシアだと宣言した可能性の最も高い場所としてあがめられている(マタイ3章13節−17節)。聖書によると、この場所で、天が開け、天からの声が「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ」と言ったとされる。今日、このバプテスマの場所はイスラエルとヨルダン国境のちょうど中間に位置している。 イスラエル軍はこの場所を「軍事閉鎖地域」と指定しており、イスラエルからの訪問者は軍隊と自身の入場を調整することが求められている。「旅行者はそこでバプテスマを受けることはできるが、当局はその水域を改善することを検討している」とイスラエル観光局報道官がメディアラインに語った。 「現在、当局は保健省、環境局・公園管理局と共に、旅行者がこの場所を訪問し続けられるよう尽力している」「ここはとても重要な場所」と彼女は続ける。「私たちは、訪問者たちが望んでいるように水に入れるようにするため、水質が改善されるよう最大限のことをする」 何十年も忘れられていたが、この場所のアラビア語名は“ユダヤ人の城”というもので、それはまた紀元5世紀の男子修道院の名前でもある。しかし2007年より、イスラエルはキリスト教徒の旅行者たちをその川岸に呼び込むため、200万ドル(約2億円)を投資し、車椅子でも通行できるようにし、日陰、バプテスマのためのデッキ、その他の設備を増設してきた。入場料は無料。ヨルダン側にも似たような場所は存在するが、西岸地区側をイエスが利用されたということでより聖なる場所と考えられている。 メディアラインからの質問に応えて、イスラエル保健省は環境・公園管理局に検査のためのバプテスマを受ける水のサンプルを要求したが、未だそのサンプルの結果は受け取っていない。 「これは複雑な問題なので、政府関連省庁からの長官たちによるハイレベルでの議論を必要とする」と保健省は声明を出した。「最終的な決定が出るまで、保健省からの指示に変化はない」とする。 健康上のリスクをよそに環境・公園管理局は、軍隊との調整無しに旅行者へ場所を開放する復旧努力を続けている。』 (訳:だいすけ) |
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2010年07月24日
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