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文脈とは、という質問を考えてみましょう。
もちろん、これは聖書の文脈という意味です。
聖書は色々な文脈(背景)で、色々な出来事が書かれてある本です。
そのために何かを聖書から説明したいと思うとき、適切な文脈で引用する必要が出てきます。
そうすると、逆に文脈を適切に引用しない場合が出てくるということです。
特に語られている文脈が本当に適切なのか、そうでないのかはよく落ち着いて考えると分かることです。
ですが、落ち着いて考えることの出来ないときがキリスト教の集会には存在します。
それはスピーカーが何か情熱に燃えて、語っているように見えるし、そう聞こえる時です。
その時はそれで盛り上がって良いのですが、後から考えると「あれは一体後に何を残したのだろう」となります。
ですが逆に語り方は静かであっても、文脈を外さず、適切に用いているスピーカーもいます。
その人の語った内容は後になって何度聞いてみても、深みが出てきます。
それはその人の語った内容が事実で、事実なら他の事柄にも適用できるからです。
具体的な例を出さずに申し訳ありませんが、
確実に文脈をつかむ方法を提示したいと思います。
それは
「同じ原語が登場する箇所はつながりがある」
というものです。
文脈という問題を考えるに当たって、これが第一の、また最善の方法であることは疑いがありません。
なぜなら、神がその原語においてその単語を選んだからです。
ですが、聖書の「翻訳」は霊感によるものではありません。
そのため、どう日本語に訳すかはその訳者次第であって、同じ原語が使われていても、違った日本語が割り当てられていることが多くあります。(そしてそれは翻訳上、避けられない問題です)
先に翻訳された
『大教会強盗』
http://www.moriel.org/Teaching/Online/Great_Church_Robbery/Great_Church_Robbery-Japanese.pdf
では、その原則が用いられ、ギリシア語の「ハルペーゾー」という単語が登場する箇所がすべて「携挙」について教えていると解説しています。
もちろんすべての単語が、このハルペーゾーのように全箇所で同じことを教えているとは思いませんが、これが標準的な方法であることはみなさんにも分かると思います。
私たちは聖書を説明するときや、メッセージするとき何気なく、「この箇所とこの箇所がつながっている」と言って引用するかもしれません。
しかし、どうしてそう言えるのでしょうか???
何をもって確証を得たら良いのでしょう???
そこで使われている原語の単語が同じならば、誰もが納得できます。
それゆえ、同じ文脈で語るためにこの方法は有効だといえます。
(またこれはラビ・ヒレルの作った7つのミドロットという解釈の原則の中にも登場します)
この方法を実践する上で役に立つのがコンコルダンスです。
お勧めするのは、
●Blue Letter Bible
http://www.blueletterbible.org/
●『聖書語句大辞典』教文館
(アマゾンで中古を購入すれば比較的安価)
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4764240017/ref=sr_1_1_olp?ie=UTF8&qid=1322063373&sr=8-1&condition=used
コンコルダンスを選ぶ場合は「(日本語別ではなく)原語別にまとめられていること」、
また「聖書全体を網羅していること」を条件に選びましょう。
英語の聖書で、英語で学べる方は、
●The Strongest NASB Exhaustive Concordance
http://www.amazon.co.jp/Strongest-NASB-Exhaustive-Concordance-Strongs/dp/0310262844
をお勧めします。
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