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ただいま公開中の映画「ROOKIES−卒業−」。 原作は大好きだし、昨年放送のTVドラマも全話観ていた身としては、今回の映画観に行こうとは思いつつも、何となくタイミングを逃して今まで観てなかったんだけど、ようやく観てきた。 ストーリーは原作をベースにしつつも映画用にシーンやエピソードを再構成し、ラストは完全にオリジナルという内容。タイトル通り、これ以上描くものはないといわんばかりの完結編にふさわしいものとなっていた。 まぁTV版同様、原作からの改変で色々と粗が生じてしまうところはあったけど、それを補って余りある魅力は感じられた。 まずは単純に気になったところ。 ・前年の予選でニコガクは活躍していたのに、未だにイメージが悪いとか言われて新入部員が最終的に2人しかいない。 ・・・その結果、安仁屋たちが卒業したら廃部の危機に・・・まぁさすがに翌年はもっと部員入るだろうけど。 ・若菜が予選の決勝戦で骨折したため、甲子園でスタメン外れ。 ・・・最後の夏だったのに正捕手が補欠だなんて・・・。 ・あまりに先輩思いな赤星にすっごい違和感。 ・・・左投左打が右投右打に変わったのは仕方ないとして、絶対先輩を尊敬としてなさそうで、たとえ尊敬していたとしても、あんなに素直にそれを表現するようなキャラじゃないと思ってたのに。まぁそれは原作読者としての意見で、実写版としてはあれでいいのかもとは思った。 ・笹崎の扱いがあまりに酷い。 ・・・強豪校らしい描写が少ない上に、原作にはあった川上関連の人間ドラマは全てカット。まぁ時間の関係上は仕方ないとはいえ、相手には相手の事情があるからこそ、試合を通して描かれるドラマにも深みが出てくるものだと思うけど。 以上、愚痴終わり。 良かった部分としては、やはりTV版以上に役に入り込んだキャスト陣の熱演。 まさに古き良き熱血青春ドラマという感じの作りで、素面じゃとても言えないような青臭い台詞がこれでもかと出て来るところは、一歩間違うと観客を思いっきり白けさせてしまうんだけど、そこを有無を言わせぬ勢いで見事に押し切ったと思う。これを'09年に成立させてみせたことが本当に凄い。 安仁屋が9回裏のあと1球というところで号泣するシーンは、'87年の日本シリーズで西武の清原が泣いたシーンを思い出したりしつつ、それこそ「原作の安仁屋ならありえない」と突っ込みたくもなったけど、市原隼人のあまりにカッコ悪くてみっともなく、でもあまりに真っ直ぐで、だからこそ胸を打つ演技を見せられたらそんな無粋なことは言えなくなった。 最後の卒業式で全員が川藤に感謝の言葉を言うシーンとかもそうなんだけど、良い意味で完全に原作から手を放れ、実写版として独立した作品になったと思う。TV版を観た人なら一度観ておいて損はないはず。 あと、上映前に「ごくせん」の映画の予告編があって映画化をそこで初めて知った。 予告編を観る限りでは、TV版よりスケールの大きいストーリーとか、かつてのキャストが再び出演するらしいという点で正しく「TVドラマの映画化」という印象を受けたけど、商業的にどこまで成功するのかは分からない。 TV版は「ROOKIES」と同時期に放送され、視聴率では「ごくせん」が勝ってたけど、「ROOKIES」の映画は公開2週連続でランキング1位、興行収入は早くも30億を超える大ヒットになっているようで、これを上回るのは難しいんじゃないかと思うけど、果たして結果は如何に。
ちなみに「ごくせん」は7月11日から公開とのこと。こっちは多分観に行かないだろうなぁ。あまりお金払って観たいって感じじゃないし、金曜ロードショーでやるまで待てばいいや、ってところ。 |

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