|
「お兄ちゃん、また学校サボったんだって」
「そうなのよ、どこが悪いともはっきり言わないし、担任の先生が心配して電話してきたのに起きてもこないのよ」 「まだ寝てるの ?」 「夕べからずっとよ」 「よくそんなに眠れるなあ、現実逃避なんじゃない」 つけっぱなしのテレビは政情不安を流す リーダーシップの欠如を語る 「チャンネル変えていい ?」 エミは画面を番組表に変えた BSの欄に「宝塚」の文字が見える 「ねえ、この人、ちょっとママに似てない ?」 「消して」 「なんで ?」 「いいから消して」 トントントン、母親は素早くリモコンを獲ると画面を切った 「どうしたの ?」 トントントン 「もう、勝手なんだから、テーブルをトントン叩くのやめてよ」 エミはふてくされた様にシュガーポットに手をのばす 「ちょっと、あんたなにしてるの・・」 エミの持つカップからミルクティーが溢れている エミはかまわずシュガーを入れ続ける 「溢れてるじゃない、なんでそんなに入れるの !」 「だって味がしないんだもん」 ミルクティーはテーブルの伝い、床にこぼれ出す それでもエミは砂糖を入れ続ける 「ちょっとやめなさい !」 母親がエミの手を押さえた エミはその手を激しく振り払うと、カップを壁に投げつけた 壁にクリーム色の波紋が飛び散り、床に向かっていくすじのラインを引いていく テーブルの花瓶は倒れ、赤いカーネーションの花びらは無残にも水浸しになる。 「味がしない ! 味がしないのよ !」 エミは泣きながら叫んだ どこかでエミを呼ぶ声がする どこだろう・・・赤いカーネーションの向こうがわ 「ドクター、往診の時間です」 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用





ひとつだけ。
回診、じゃなかろうか?
2011/12/15(木) 午後 6:41 [ evilcutter ]
エビさん
あ・・・そうか。。
さすがお医者さん
いやあ・・お恥ずかしい・・^^
2011/12/16(金) 午後 10:14