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こんにちは、ゲストさん
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「あたし、これから出かけるから、部屋そうじしといてよ。 手抜きしたって分かるんだからね。 そんなことしたら、どうなるかわかってるわよね」 男の妻は、その男に冷ややかな目を向けると、 荒々しくマンションのドアを閉め、出かけていった。 男はしばらく横になっていたが、渋々と立ち上がり、掃除機を持った。 「チッ、俺だって仕事で疲れてんだよ」 その言葉が誰もいない部屋に虚しく響いた。 しかし、それにしても掃除機の吸い込みが悪い。 「ゴミが溜まってるのかなあ・・」 男が掃除機のフタを開けると、案の定、ゴミパックはパンパンであった。 「まったく、ゴミぐらいちゃんと捨てろよ」 男はゴミパックを取り出そうとしたが、よく勝手がわからない。 力まかせに引っ張りだすと、 無残にも、無数のほこりとチリがじゅうたんの上に散らばった。 「はぁ〜」 男は深いため息をつくと、新しいゴミパックをセットし、スイッチを入れた。 ところが、今度は掃除機が動かない。 あれこれ試してみたが、掃除機はウンともスンともいわない。 男の顔はみるみる蒼ざめていった。 というのは、このじゅうたんは妻がバリに行って買ってきた、お気に入りの代物だ。 細かい毛の中に入りこんでしまったチリはとてもホウキなどではとれそうもなかった。 「まずい・・じゅうたんをダメにした上、掃除機まで壊したとなるとタダ事 ではすまない・・」 男は震える手で、本棚に隠したなけなしのヘソクリをポケットに押し込むと、家電量販店に車を飛ばした。 掃除機のコーナーに駆け込むと、 そこには各種様々な掃除機が並んでいた。 「あまり安物を買っても、後で怒られそうだ」 男は店員を呼び止めて言った。 「す、すいません。この値段の違いは、どこが違うんですか ?」 「そうですね、やはり吸引力が違いますね」 店員はおびえたような男の顔を覗きこむと、 「お値段は少々高めですが、これなんか、お客さんにお勧めですね」 「そ、そうなんですか ?」 「ええ、実はこの掃除機、ゴミやほこりはもちろんのこと・・」 店員はここでニヤリと笑った。 「こわいカミさんまで、吸い取ってくれるんですよ」 |
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どこまでも続く白い渚。
キラリと光るものがある。 虹のような模様の貝殻、
蝶のような形をしている。 光にかざすと複雑に色が変化していく。 「何の貝だろう ?」
それとなく辺りを見渡す。
「見たことないなあ・・」
打ち寄せる波に投げてみた。
朝の光に瞬くように光ると、 音もなく、それは消えた。 浪打ち際を目を細め、それを捜す。
光の粒が波間に光り、よく見えない。 その光の中にうっすらと映しださた美しい影、
蝶のような姿、 いや、それは長い髪の女性だった。 うずくまっていた、その体を静かに起こし、 こちらに舞うように近づいてくる。 その美しい指先には、
蝶の貝殻が見える。 彼女が唇が動いた。
「これ投げたのおめえか ? 頭に当たったんだよボケ !」
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