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「我々はこの世界に存在するものの真のパワーをまったくと言っていいほど理解していない。我々が知
っているつもりのことでも、本当は1%の1000分の1も分かっていないのである」
これはエジソンの生前の言葉だ。エジソンは1300もの発明をしたとされるが、アイディアや構想段
階の技術や機器はその何百倍もあり、大学ノートサイズで500万ページ分が残されている。その中に
は、今ようやく実用化が始まった自動翻訳機や、「どこでもドア」のように物質を移動させるテレポーテ
ーション技術なども含まれている。エジソンの言うように、人類はこの世界の力の1%の1000分の1
も解明していないし、利用できていないのかもしれない。とするならば温暖化問題についても、「現代の
科学術は非常に未熟で、まだまだ発展する余地がある」と考えなければならないだろう。
◆次世代カーに登場している空気で走る「エア・カー」
ふくらませた風船が手を離すと勢いよく飛んでいくように、圧縮した空気が元に戻る力でピストンを動
かして走るという、まるでおもちゃのような車だが、アメリカで2010年からの発売が決まっている。
自動車は1900年前後にはガソリン車と電気自動車の‘覇権争い‘が繰り広げられたが、走行距離で
ガソリン車に軍配が上がった。その後はガソリン車全盛だが、ここにきて燃料電池車、水素自動車など
が、‘後継争い‘に名乗りを上げている。その中でエア・カーは異彩を放っている。
◆「排ガス・ゼロの車」
圧縮空気を入れるタンクやピストンの動きに改良を加え、走行距離を伸ばしていき、一回の空気の注入
で300キロを走るようになった。数年以内にインドで販売する事に決定。アメリカでもMDIの代理店
が予約受付を始めている。最低価格で50万という大衆車だ。
エア・カーの燃料として使われた後で排出される空気は、フィルターを通るため、注入前よりもきれい
になるという。CO2を出さないばかりか空気まできれいにする「走る空気清浄機」だ。
◆海藻燃料
トウモロコシやサトウキビを原料にした穀物由来のバイオ燃料が石油代替エネルギーとして普及しつつ
あるが、食糧危機の一因でもあり、このまま世界に広がると大変なことになる。
そこでにわかに注目を集めているのだ、海藻から取り出した油分の新エネルギー。今年中にオランダな
どの航空会社がこの「海藻燃料」を使ってジャンボジェット機をテスト飛行するまでに実用化が進んでい
る。
◆「マグネシウム・エネルギー・サイクル」
レーザーに変換した太陽光をマグネシウムに当ててエネルギーを蓄積し、しかもそこから熱や水素も取
り出すことができる。何度でも大量のエネルギーの蓄積と取出しが可能になるという、ほぼ永久に劣化し
ない夢の充電池のようなもの。夢のクリーンエネルギーでもある。矢部教授はモンゴルの政府や大学と連
携して雨の少ないゴビ砂漠でこの研究の実証実験を計画している。
いま世界各地で地震・ハリケーン、津波などの災害が次々と発生しています。これは自然界の「もっと
我々の持っている力を正しく理解して、正しく使ってほしい」というメッセージ、反発のエネルギーでも
あると思います。もう少し視野を広げれば、これからの世界、地球、未来を考えたときに、人間は人間だ
けの幸福のみを追求していいのかという疑問がわいてきます。人間と同じように地球上の動植物などあら
ゆるものに生命が宿っており、宇宙の一部を構成しているという意識が大事です。そういう視点を持つ事
で、自然界の持っている力への理解が深まり、見過ごしていた代替エネルギーを見つけることができるよ
うになるでしょう。
日本人は、世界の国々に比べると恵まれた環境にいます。しかし、悲惨な事件や事故ばかりに目がいっ
て「お先、真っ暗」という気持ちになり、みんなそれがわからなくなっています。五感も幸福感も劣化し
ている。現代は、地球の歴史が大きく変わる転換点です。だからこそ人間の限りない可能性を解き放つこ
とで、世界がハッピーになると思います。 「リバティ」
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