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月も隠れる曇り空の深夜 風も無く音も無く ただ有るのは延々と続く果てしない暗闇 あの人のことを考える 遠くにぼんやりとぼやけているあの辺りに 月は在るのだろう 欠けて尖鋭な光をきっと あのぶ厚い雲の向こうで放っているだろう 真夏の月は 風に乗る雲を追いかけて行きたいの 少しだけ追いかけて行きたかったの
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空色の時
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この季節になると、私、 つくしが食べたいなって思う。 土手に沢山つくしんぼが生えて来ると こころうきうきすよるね でも、私は、それを食べたいなって思うのだ。 早く取らないとあっという間にスギナの季節になっちゃうんだよ。 母と二人で、春の午後 つくしをとりに出掛けた事があった。 野焼きした後の堤防に一面のつくしん坊 日が暮れるまで取リ続けた。 お米袋一杯になる程取った。 うちに帰ってつくしん坊の袴を取って、 それをゆがいて油で炒める。 お砂糖とお醤油で味付けをする、 頭の部分に苦味があるけれど、 茎の部分はみずみずしくて甘味があり、 歯ごたえがあってとっても美味しい。 早春の味がするんだよ。 この季節、故郷へ帰れない時もやっぱり つくしが食べたいなって思ってしまう。 何年か前、西新のリヤカー部隊で 1パック200円位で売っているのを見つけた。 僅か20本程の量だった。 「随分高いな。」って思ったんだけど どうしても食べたくて買ってみた。 料理したつくしはほんの少しの量になった。 それでもそれを食卓に並べる時、 思わず顔がほころぶのだ。 せり、のびる、ゆきのした、ヨモギ、フキ等々・・・。 他にも色んな春の食材があるよ。 土の匂いのする食材たちだよ。 でもやっぱり、
つくしが一番好きだなぁ。 三月になると、いつも私、 つくしが食べたいなって思うのだ。 |




